２０１５年日誌　６月１６日〜２２日
　ロシアがＩＣＢＭ４０基超を配備へ／国会会期、９月２７日まで延長

●中国、南中国海の埋め立て「近く完成」　中国政府は南中国海での岩礁の埋め立て工事について、「近く完成する」と発表した。埋め立てについて中国政府は主権の範囲内と繰り返し、軍事目的も含むとしていた。（16日）
●文科相が国立大に卒業式などでの「国旗・国歌」を要請　下村博文文科相は、東京都内で行われた国立大学長会議で、全86の国立大学長らに卒業式や入学式で「国旗掲揚・国歌斉唱」をするように要請した。（16日）
●ＩＣＢＭ40基超をロシアが配備へ　ロシアのプーチン大統領は、モスクワで開かれた軍事関係の国際会議で、ロシアに今年中に新型の大陸間弾道ミサイル（ＩＣＢＭ）40基以上を新たに配備する考えを明らかにした。（16日）
●政府方針で、楢葉町避難「盆前に解除」　政府は東京電力福島第一原発事故で町のほぼ全域が避難指示区域に指定されている福島県楢葉町（人口約７４００人）の町議会に、８月の盆前に町の避難指示を解除する考えを伝えた。解除されれば役場とともに避難している７町村では初めて。（17日）
●選挙権18歳に引き下げ　参院本会議で選挙権年齢を現在の「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改定公職選挙法が全会一致で可決、成立した。来年夏の参院選から新たに適用される見通し。（17日）
●米、利上げはなし　米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）の金融政策を決める連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）は、２００８年から続けているゼロ金利政策を維持する方針を決めた。イエレン議長は記者会見で「経済環境の改善が続けば、年内に利上げをするのが適切」との見方を示した。（17日）
●難民・避難民６千万人　国連難民高等弁務官事務所（ＵＮＨＣＲ）は紛争や迫害で住む場所を追われた世界の難民や国内避難民が２０１４年末におよそ６千万人となり、２年連続過去最多を更新したと発表した。（18日）
●派遣法改定案が衆院で可決　労働者派遣法改定案が衆院本会議で自民、公明、次世代の賛成多数で可決。企業は人をかえれば３年を超えて派遣労働者を使い続けられる。（19日）
●ギリシャがロシアとガスライン基本合意　破綻の瀬戸際にあるギリシャのチプラス首相がロシアでプーチン大統領と会談し、新しい天然ガスパイプラインをギリシャに延ばすことで基本合意した。（19日）
●「70年談話」閣議決定せず　安倍首相は戦後70年の今夏に発表する予定の「安倍談話」を、閣議決定しない方針であることがわかった。（22日）
●特定秘密報告書、閣議決定　政府は特定秘密保護法に基づいて２０１４年分の３８２件の「特定秘密」の指定状況について、衆参両院の情報監視審査会などに提出する報告書を閣議決定した。（22日）
●国会会期延長、９月27日まで　衆院は本会議で、今月24日までの今国会会期を９月27日まで過去最長の95日間延長することを議決した。安保関連法案を確実に成立させる狙い。（22日）