民主労総との国際連帯で安倍倒せ ゼネスト指導部となり闘う

週刊『前進』06頁(2687号02面02)(2015/06/29)


民主労総との国際連帯で安倍倒せ
 ゼネスト指導部となり闘う

全島ゼネストに向けて熱気 沖縄で集会

(写真 沖大自治会委員長が決意を表明【那覇市】)

 6月21日、沖縄労組交流センターが主催する「民主労総ゼネスト連帯!沖縄集会」が、新しい青年労働者も参加して那覇市内で開催された。
 沖縄万人(うまんちゅ)の力で星野文昭さんを取り戻す会が連帯あいさつを行い、郵政労働者が基調を提起した。「青年労働者・学生は階級的労働運動を自ら担い、ゼネスト指導部となって闘おう」と訴えた。
 元全駐労マリン支部副委員長の水島満久さんが「全島ゼネストを切り開く沖縄労働者階級の闘い」と題し特別報告に立った。水島さんは、基地労働者への総非正規職化攻撃との本格的な闘いに入ったこと、非正規職とされた基地労働者は改悪派遣法で3年で首を切られることを訴え、これは全駐労の解体攻撃そのものだと弾劾した。また、本気で戦争をやろうとしている安倍を打倒できるのはゼネストだと呼びかけた。
 IJBS労組、沖大自治会、NTTの労働者、南部合同労組・協同リネンサービス分会、中部合同労組がそれぞれ、全島ゼネスト実現へ闘う決意を述べた。IJBS労組の仲宗根光洋書記長は「派遣法改悪で派遣労働者は3年で解雇になる。この3年が勝負だ」と述べ、沖大自治会の赤嶺知晃委員長は「学生の闘いがゼネストを引っ張る」と決意を表明した。
 集会の最後に中部合同労組副委員長の宮城盛光さんの団結ガンバローで集会を締めくくった。
(沖縄労組交流センター事務局・M)

動労総連合を九州につくる 全国運動・九州が総会

(写真 JR博多駅前で街宣【福岡市】)

 6月21日、国鉄闘争全国運動・九州の主催で、JR博多駅前で民主労総ゼネストに連帯する街頭宣伝が行われました。
 正午、博多駅南口の音羽公園に福岡県労組交流センター、合同労組レイバーユニオン福岡、NAZEN(福岡、長崎)などの仲間たちが結集し、「韓国・民主労総ゼネストに連帯しよう!」とハングルで大書した横断幕を掲げて登場しました。
 国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんがアピールに立ち、安倍政権を打倒するゼネストを切り開こうと訴えました。続けてNAZEN福岡の仲間や、合同労組レイバーユニオン福岡に新たに結集した組合員が次々とアピールを行い、博多駅前の多くの労働者との交歓をかちとりました。
 街頭宣伝に続いて午後2時からは博多市民センターで、国鉄闘争全国運動・九州の第5回総会が開催されました。
 総会では、6・7国鉄集会と解雇撤回10万筆署名達成にいたる2015年前半の闘いを総括し、全国の闘いと一体で九州でも動労総連合建設に断固打って出ることが確認されました。
 さらに、地域合同労組を強化することが提起され、レイバーユニオン福岡からは、この間の職場闘争の取り組みなどが熱烈に報告されました。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の手嶋浩一さんは、国鉄闘争の根底性・正義性を訴え、ともに闘う虹ケ丘学園労組の解雇撤回闘争の現状と展望を報告しました。
 最後に羽廣さんが「日本でゼネストを目指し闘おう。それは、国鉄闘争を担いぬいてきたわれわれ以外には実践できない。ここから階級的労働運動をつくり上げよう。民主労総のゼネストに自らの闘いで連帯していこう」と訴えました。
(九州・S)

ストライキをやれる組合を 岡山でデモと集会

(写真 動労西日本が基調報告【岡山市】)

 6月20日、岡山市内で、民主労総ゼネスト連帯!安保関連法=戦争法反対!全国統一行動・集会を取り組んだ。集会に先立ち行われた、とめよう戦争への道!百万人署名運動・岡山県連絡会の主催のデモには飛び入り参加もあり、「がんばれ!」と声援もあった。
 集会では、韓国の情勢について全国農民会議の内藤大一さんが提起し、動労西日本の山田和広書記長が基調提起を行った。
 続いて参加者から発言を受けた。岡山大学医学部職員組合の矢田範夫さんは、「岡大でストライキがやれる組合をつくる」と決意を明らかにし、労働組合岡山マスカットユニオンの清水久美子委員長は、「戦争にのめり込む法案を許してはならない。日帝・安倍打倒をやりきる」、岡山星野文昭さんを救う会の植野忠さんは、「星野絵画展を成功させる」と意気込みを語った。
 最後に、岡山マスカットユニオンの木村守男書記長が「岡山で7月26日に安保関連法反対のデモと集会をやりぬき、8・6ヒロシマ大行動に大挙結集しよう」と行動提起した。
(動労西日本書記長・山田和広)

国際連帯で戦争を止める 札幌で集会

 6月21日、国鉄闘争全国運動・北海道は、札幌市内で韓国・民主労総ゼネスト連帯集会を開催し、13人が結集しました。
 主催者を代表して自公総連SKさくら交通労組の河野晃興委員長が、韓国労働者階級のゼネストを北海道の労働者人民に知らせるとともに、国鉄闘争を前進させ、国際連帯の力で戦争を止めようと訴え、熱心な議論を行いました。また、第2波ゼネストに向けて、街宣や職場ビラに立ち上がることを確認しました。
(札幌J・S)

戦争への青年の怒りと結び 福島・郡山で街宣

(写真 福島駅前で若者が次々と署名した)

 6月21日、韓国・民主労総ゼネスト連帯行動をJR福島駅前で行いました。福島県労組交流センターの仲間や学生、青年がリレートークを行い、戦争・改憲絶対反対の1千万人署名に取り組みました。ふくしま合同労組の青年は労働組合のストで安倍を倒そうと訴えました。
 アピールにしばらく耳を傾け、署名する人がたくさんいました。青年・学生が自分たちの問題として反対の意思を示していたのが印象的でした。1時間半で署名95筆、カンパ数千円が集まりました。「韓国の労働者がゼネストに立ち上がっています。日韓連帯で闘いましょう」と声をかけながら『前進』速報版を配布すると、受け取りが良くなりました。
 福島に動労総連合の旗を打ち立て、安倍政権打倒へ、労働者の団結を武器に闘いましょう。
 これに先立つ6月13日には、JR郡山駅前で「戦争絶対反対・安倍を倒そう」「韓国・民主労総ゼネスト連帯行動」を行いました。国際連帯の力で民営化・外注化、戦争でしか先をつくり出せない社会を変えよう、と訴えました。
(福島・渡辺馨)

国鉄闘争で討論ひろがる 新潟で街宣

(写真 新潟駅前の街宣に多くの人が注目)

 6月21日午後5時から新潟駅万代口で、新潟県労働組合交流センター、新潟地域一般労働組合の共催で、韓国ゼネスト連帯を呼びかける街宣活動を20人の参加で行った。戦争と非正規職化の安倍を倒そうと、参加者はマイクを握って訴えた。
 労働者派遣法の成立と国鉄分割・民営化が同時期に進められ、今日、青年の多くが非正規で働かされている現実を訴えると、討論の輪がいくつもつくられた。
 動労千葉鉄建公団訴訟最高裁署名は新潟県内でもさまざまな労組へ分け入り、8100筆が寄せられた。国鉄分割・民営化に絶対反対で闘う動労千葉の姿に多くの労働者が大きなエネルギーを与えられている。労働者の団結した力で未来を切り開く、そのためにゼネストを強力に呼びかけよう。
(民間労働者・A)

トヨタを直撃し『前進』配布 名古屋・津で街宣

(写真 安倍を弾劾し名古屋駅前で街宣)

 6月21日、東海地方の韓国・民主労総ゼネスト連帯行動は、名古屋駅前と津駅前の2カ所で取り組まれました。
 名古屋駅前では、トヨタ自動車オフィスの向かい側で情宣を行い、『前進』速報版200部、7・5チラシなど150セットを配布しました。
 「日本会議」の宣伝カーも繰り出してくる中で、「沖縄、福島で国が1%の独占的企業の利益のために行動することはあっても、住民や労働者の利益のために行動したことはない。社会の真の主人公は安倍ではなく私たち労働者だ」という訴えに足を止める人、引き返してビラを受け取る人も多数いました。
 安倍晋三のデマとペテンを引きはがす力が、国鉄闘争を軸にした労働者階級のストライキと国際連帯の発展の中にあります。この訴えをやりぬき、東海の仲間は三重での星野絵画展、7・26ふくしま共同診療所講演会、イラク派兵で負傷した元3等空曹の国賠訴訟に向かっています。
(東海・K)

解雇撤回と星野奪還訴え 徳島で街宣

 6月21日、徳島で民主労総ゼネストへの連帯行動が取り組まれました。民主労総の労働歌を流して、署名に取り組みました。日本、韓国、中国の労働者の団結がゼネスト情勢の中でよみがえりつつあるのを実感しました。全国の仲間とともに行動できたことは大きな地平です。
 国鉄解雇撤回闘争と星野文昭同志奪還の闘いが一体になって、新自由主義と対決する勢力を形成しつつあります。
(H)

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