民主労総ゼネストに連帯行動
民主労総ゼネストに連帯行動
6月20、21日、民主労総のゼネストに連帯する集会やデモ、街頭宣伝が全国13カ所で行われた。(2面に記事続く)
橋下打倒した力に確信 大阪
橋下打倒集会実行委員会と外登法・入管法を撃つ関西交流集会実行委員会の共催で「たおせ!安倍・橋下/闘おう!ゼネスト/6・21民主労総連帯行動」が大阪市内で行われた。
集会の冒頭、司会を務めた奈良市従の青年労働者が民主労総ソウル地域本部の連帯メッセージを読み上げ、続いて豊中市職の深町加代子さんが基調提起を行った。
「ついに橋下を打倒し、大阪都構想を廃案に追いこみました。これは国鉄決戦の地平と私たちの闘いが実現した勝利であり、安倍を打倒し戦争と改憲攻撃を打ち砕く展望をこじ開けました。安倍政権は労働組合を根絶・一掃できないまま、戦争・改憲攻撃に突入せざるを得なくなった。内乱的激突のただ中でストライキを闘う拠点労組をつくりだせるかどうかが勝負です。動労総連合建設と合同・一般労組全国協の闘いを両輪に、今こそゼネストに突き進もう」
続いて外登法・入管法を撃つ関西交流集会実行委員会から、関西合同労組・阪神支部長の許用皓(ホヨンホ)さんが共同開催のあいさつを行った。連帯アピールとして、全国金属機械港合同・中村吉政委員長のメッセージが読み上げられ、動労水戸の照沼靖功さんが常磐線全線開通阻止を闘う宣言を発した。
最後に動労西日本、関西合同労組、全国水平同盟、大阪市職、大阪市教組、奈良市従、日教組奈良市、八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組、全学連が決意表明を行い、集会後は青年労働者を先頭に元気よくデモを行った。
学習会、街宣と市内デモ 仙台
仙台では、みやぎ労組交流センターを中心に一日行動が行われた。午前中の学習会では、動労水戸支援共闘事務局の斎藤貴広さんが、民主労総の4・24第1次ゼネストの地平や非正規職撤廃闘争を闘う現代重工業労組の挑戦などを提起し、活発な討論が行われた。
昼からは「ゼネスト連帯・安倍打倒」を訴える街頭宣伝を行い、午後3時から「民主労総ゼネスト連帯・つぶせ戦争法案!緊急集会・デモ」(主催/とめよう戦争への道!百万人署名運動みやぎ)に合流した。
学生や青年労働者を先頭に仙台市内を元気にデモ。「安倍をゼネストで打倒するぞ! 国際連帯で戦争を阻止するぞ!」のコールが響き、沿道から手を振る人、一緒に拳をあげる人など大きな反響があった。
8・6ヒロシマ成功誓う 広島
広島連帯ユニオンと動労西日本が呼びかけた実行委員会の主催で「民主労総ゼネスト連帯!6・21広島行動」が広島市内で行われた。
在日3世の連帯ユニオン組合員の司会で集会が始まり、最初に主催者あいさつに立った動労西日本の大江照己委員長が「韓国ゼネストと連帯し世界と自らの職場を変えよう」とアピールした。
続いて、昨年の8・6ヒロシマ闘争をともに闘った城西(ソンソ)工団労組のイムボンナム委員長のメッセージが読み上げられた。イム委員長はMERS(中東呼吸器症候群)事態とパククネ政権の弾圧を打ち破り、第2次ゼネストへ闘う決意を語った。そして「国籍をこえ、性別をこえ、雇用形態をこえて『労働者はひとつ』です。闘う労働者が世界を変えます。私たちは一緒に労働者が主人公になる社会のため、希望の紐(ひも)を離さず、一歩ずつ前進していきましょう」と熱烈に訴え、参加者全員が奮い立った。
集会の基調提起を広島連帯ユニオンの宮原亮青年部長が行った。「動労総連合の建設を軸にゼネストを闘いとる労組拠点をつくろう。改憲阻止1000万人署名運動をゼネスト組織化の闘いとして推進し、8・6ヒロシマ大行動を国際連帯闘争としてかちとろう!」
動労西日本の岡崎昭夫組合員、高陽第一診療所労組、広大生協労組、自治体の非正規青年労働者、広島大学学生自治会が決意表明を行った。8・6ヒロシマ大行動実行委員会の谷口恭子事務局長は「安倍と桜井よしこをヒロシマの怒りで打倒しよう」と訴えた。
集会後のデモでは、桜井よしこの集会を宣伝する右翼の排外主義街宣を弾劾・圧倒し、広島市民の共感のエールを受けながら市内を行進した。