大学を「反戦の砦」に 6・15国会前の訴え 斎藤郁真全学連委員長
週刊『前進』06頁(2686号05面03)(2015/06/22)
大学を「反戦の砦」に
6・15国会前の訴え
斎藤郁真全学連委員長
6・15闘争の国会前行動での全学連・斎藤郁真委員長の発言を紹介します。(編集局)
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今日は全国の大学から学生が集まり、国会包囲行動を打ち抜いています。今から55年前、1960年の安保闘争を闘った人も、この場におられると思います。一緒に行動できることをとてもうれしく思います。戦争法案を廃案に追い込むまでともに闘いましょう。
60年安保闘争では、この国会周辺を十数万もの人びとが包囲して、多くの労働者がストライキで決起しました。しかし安保改定は強行され、本当に多くの学生や労働者が悔しい思いをして、その総括と討論の中から70年闘争が準備されました。
全学連は「大学を安保粉砕の砦(とりで)に」する闘いに決起していきました。69年4月28日の沖縄デー闘争では、法政大学で「沖縄奪還・安保粉砕」を掲げた全学バリケードストライキを闘いました。そして71年には沖縄全島ゼネストを、基地労働者の労働組合である全軍労とともに闘いました。「ベトナムで爆撃がない日は、沖縄でストが闘われている日だ」と言われ、ベトナムの民衆、そして全世界の人びとに伝わりました。
この歴史を継承し、今こそこのような闘いを実現しましょう。今、政府は大学において、理系の学部には軍事研究をやらせ、文系学部は政府に従わなければ予算を廃止する、そして学生の貧困につけこんだ戦争動員すら狙っています。これを打ち破り、私たちはもう一度大学を「反戦の砦」とする闘いに挑戦します。
韓国では民主労総がパククネ政権打倒の大ゼネストを闘い、中国では年間数十万件もの暴動が闘われています。今こそ国境を越えた労働者・学生の団結で戦争を止め、社会を変える時です。今日6月15日を新たな歴史の出発点にしましょう!