6・15学生集会 〝全国大学でストを〟 安保国会決戦爆発へ熱気
6・15学生集会
〝全国大学でストを〟
安保国会決戦爆発へ熱気
6月15日、早朝からの国会闘争、霞が関デモ、文部科学省への申し入れと全一日の行動(記事1面)を闘い抜いた全学連は、午後6時から参議院議員会館101号室で全国学生集会を行った。100人以上が結集し、6〜8月の安保国会決戦と9月全学連大会の大結集へ闘いの号砲を鳴らした。
集会冒頭、「許すな改憲!大行動」呼びかけ人の鈴木達夫弁護士が連帯あいさつを行い、「どんな大運動も初めは少人数から始まる。60年、70年の時代とは異なる多くの困難があると思いますが、ここに集まったみなさんの力が必ず巨大な学生運動を巻き起こすと確信します」と激励した。
坂野陽平・全学連書記長が基調提起を行った。坂野書記長は「今や街頭やキャンパスで、怒りの声が渦巻いている。世界と日本はゼネスト情勢だ。ゼネストこそ戦争法を粉砕して安倍政権を打倒する最短の道だ。全国大学でストライキをやって、本日を数万倍する国会包囲をつくり出そう!」と訴え、韓国、沖縄をはじめとしたゼネスト情勢を確認した。そして「安倍打倒の国会包囲闘争を連続的にたたきつけながら、9月全学連大会へ攻め上ろう。戦争を実力でぶっ止める学生運動の爆発をかちとろう」と提起した。
これを受けて、京都大学同学会の作部羊平書記長(次期委員長)、沖縄大学学生自治会の赤嶺知晃委員長、法政大学文化連盟の武田雄飛丸委員長、広島大学学生自治会の森田寛隆君、東北大学学生自治会の澤田光司委員長が次々と決意表明を行った。新自由主義大学を覆す学生自治会建設の闘いを発展させ、戦争国会粉砕の巨大な政治決戦を巻き起こす気概と決意が会場にあふれた。
参加者全体を感動と興奮で沸き立たせたのが、国会デモに初参加した学生からの発言だ。「ずっと沖縄や戦争の問題を考えてきたが、初めてデモに参加した。行動している学生の熱気に感動した」「全学連のビラを見て、デモの方が重要だと思って授業を休んで来ました」――戦争と非和解で闘う全学連に新たな仲間が続々と加わった。
最後に斎藤郁真・全学連委員長が方針提起に立ち、6・28国際連帯集会―6・29武田雄飛丸君処分撤回裁判判決公判―7・1法大包囲デモ―7・5大集会への結集で巨大な学生運動を巻き起こそうと訴え、団結ガンバローで一日の闘争を締めくくった。全学連は4・28沖縄デー闘争と6・15国会闘争の連続的成功をもって、全国学生運動復権の決定的な突破口を切り開いた。