6・15国会闘争が大高揚 全学連先頭に
6・15国会闘争が大高揚
全学連先頭に
「安倍政権を打倒するぞ!」「青年を戦場に送るな!」「学生はストライキで闘うぞ!」。6月15日、戦争法制定絶対阻止へ、全国学生の怒りのシュプレヒコールが安保国会を直撃した。60年安保闘争での全学連の国会デモと、機動隊による東大生・樺美智子さん虐殺によって日本労働者民衆の記憶に刻まれた「6・15」は、戦争攻撃と新自由主義大学を打ち砕く全国学生運動復権への新たな出発点となった。
全学連は朝9時から国会前座り込みを行い、正午に日比谷公園霞門に移動。森幸一郎書記次長が檄(げき)を発し、動労千葉の労働者から連帯アピールを受けた後、国会に向けデモを行った。力強く進む200人のデモ隊は弾圧を狙う警察権力を圧倒し、沿道からは多くの注目と声援が寄せられた。キャンパスでビラを見たという首都圏大学の1年生が飛び入りでデモに合流してきた。
午後3時30分から、文部科学省前で申入書提出と抗議行動を行った。昨年7月1日の「集団的自衛権行使」閣議決定を契機に、東大を中心に大学の軍事研究・戦争協力が加速度的に進んでいる。全学連は申入書とともに、戦争協力絶対阻止の決意を込めて徹底弾劾を文科省にたたきつけた。
4時30分からは戦争法阻止へ抗議に座り込む1千の労働者の隊列と一体となって、衆議院第二議員会館前で全学連の独自集会を開催した。斎藤郁真委員長が「労働者・学生の大ゼネストで戦争を止め社会を変えよう! 戦争を起こす体制を打倒しよう! 『6・15』を新たな闘いの出発点にしよう!」と熱烈なアジテーションを行った(5面別掲)。隣りの教職員組合の隊列からもエールと手拍子が送られ、飛び入りの労働者からは1万円のカンパが寄せられた。
京都大、東北大、富山大、三里塚現地行動隊の仲間から学生の反戦闘争への決起と学生自治会建設を絶対にかちとる決意が表明され、森川文人弁護士、武内更一弁護士、婦人民主クラブ全国協議会が連帯アピールを行った。その後参議院議員会館へと移動し、全国学生集会を100人でうち抜いた(記事5面)。
6・15国会闘争の大高揚は、6〜8月安保国会粉砕決戦と全国学生運動の大爆発を確信させた。安倍打倒と戦争法粉砕へ、全国学生ゼネストは絶対にできる! 学生自治会建設の闘いをさらに推し進め、全国学友は階級闘争の先頭で闘おう!