雨の中〝再稼働反対〟 金曜行動 核と原発の一体性暴く
週刊『前進』08頁(2685号04面05)(2015/06/15)
雨の中〝再稼働反対〟
金曜行動 核と原発の一体性暴く
(写真 雨に負けることなく、安倍政権の原発再稼働攻撃に怒りのコール【6月5日 首相官邸前】)
6月5日、降りしきる雨をついて恒例の首相官邸前の反原発金曜行動が闘われ、「原発再稼働反対!」のシュプレヒコールが響き渡った。
この日は、経済産業省の有識者会議が6月1日に2030年度の電源構成で原発を20〜22%とする報告書案を了承したことに怒りがあふれた。
横浜の男性は、「私は怒りに怒っています。原発はたかだか30年か40年、だが廃棄物の保管・管理に何十万年もかかる。次世代にこんな負の遺産を残してはいけないことは誰だって分かるだろう。ふざけるな!」と怒りをあらわにした。
戦争を体験した年輩の女性は、「原発はそもそも被曝労働なくしては成り立たない。このようなものはいりません。ヒロシマ・ナガサキの国なのにいったいなんということでしょうか」と核兵器と原発の一体性を暴露して弾劾した。
若い男性は「放射性廃棄物の処分方法さえ決まっていないのに核のゴミを増やし続ける無責任さ。福島原発事故ではこどもの甲状腺がんの増加が止まらないのに避難させない非人道性。事故が起きる前に原発をやめてください!」と全原発廃炉を訴えた。
さらに安保関連法制の国会審議に対し「憲法違反の戦争法案は廃案にしろ!」との怒りの声も上がった。
(K)