６・７福岡　１万５千人が川内再稼働反対
　デモで九電を包囲

　６月７日、福岡市舞鶴公園で「川内原発のスイッチは押させない！　ストップ再稼働！　６・７　３万人大集会ｉｎ福岡」が原発いらない！九州実行委員会の主催で開催され、九州―全国各地から１万５千人が結集しました。ＮＡＺＥＮ（すべての原発いますぐなくそう！全国会議）福岡の仲間は、同日開催された国鉄闘争全国運動６・７全国集会とひとつになり、原発再稼働と改憲・戦争に突き進む安倍政権を打倒しようと訴え、闘いぬきました。
　福島圧殺、改憲・戦争攻撃と一体で川内原発を突破口に全国の原発再稼働を狙う安倍政権への怒りは爆発しています。この間、川内原発再稼働に反対する緊急署名は10万筆を突破し、幾度となく九州電力本店への抗議行動が闘われてきました。鹿児島県から出発したリレーデモは九州各地を周り、３１１㌔メートルを踏破して闘いぬかれています。６・７集会はこうした闘いを集約し、安倍政権と九州電力にたたきつけるものとしてかちとられました。
　集会では、「先々週、私は福島に行ってまいりました。こんな事故、大事件を起こしていながら再稼働なんてありえないと思います。命を優先するべきだ。経済の論理で語るべきではない」（野中宏樹・鳥栖キリスト教会牧師）などの各県呼びかけ人からの訴えをはじめ、福島、沖縄など全国各地から再稼働阻止へともに闘おうという熱烈な訴えが次々と発せられました。
　集会終了後、参加者は怒りを充満させ福岡市内デモを敢行しました。警察権力による不当なデモ規制や右翼街宣車の妨害などを打ち破り、九州電力本店を包囲して闘いぬきました。

被曝労働拒否で全原発の廃炉を

　全国の原発再稼働阻止の闘いは、米軍新基地建設を阻む沖縄全島ゼネスト情勢、大阪における橋下・維新打倒の大勝利や安保関連法制化を狙う国会への巨大な怒りと一体で安倍政権を決定的に追いつめています。集会の翌日には「川内原発１号機、書類不備で検査やり直し　夏の再稼働は絶望的に」（産経新聞）と報道されました。安倍政権と九州電力はグラグラです。闘えば勝てる！
　核武装のための原発再稼働を絶対に阻止しよう。最大の焦点は、福島原発事故を「なかったこと」にするための「復興」「帰還強要」攻撃を打ち破ることです。福島圧殺攻撃を打ち破る福島と全国の怒りの爆発が決定的です。
　また、福島第一原発事故が収束しない中、次々と原発を再稼働すれば今でさえ足りなくなりつつある福島原発の収束作業にあたる労働者はさらに減らされます。被曝の一層の増加、さらなる過重労働と事故の続発は避けられません。
　こうした中で動労水戸の被曝労働拒否の闘いが原発労働者の怒りと結びつき、巨大な勝利の展望を示しています。全国の再稼働阻止の闘いが福島の怒りと結びつき、被曝労働拒否の闘いへと発展した時、再稼働攻撃は絶対に粉砕できます。
　九州―全国で動労総連合を建設し、労働組合の拠点建設に勝利することこそ再稼働阻止・全原発廃炉を実現する最大の力です。８・６ヒロシマ―８・９ナガサキの歴史的爆発をかちとりましょう。
（九州・ＡＫ）