【速報版1面-1】怒りのゼネストで安倍を倒そう 新基地阻止へ3万5千人
【速報版1面-1】
怒りのゼネストで安倍を倒そう
新基地阻止へ3万5千人
「復帰」43年の5・15沖縄闘争は、歴史を塗り替える巨大な闘いとなった。安倍政権の5・14安保関連法案閣議決定と5・15国会提出に沖縄の怒りははちきれんばかりだ。「韓国・民主労総ゼネスト連帯!」「沖縄全島ゼネストに立ち上がろう!」――全国から集まった青年労働者・学生は5・15辺野古現地から精力的に宣伝戦を行い、16日には国際通りをデモ行進、日本IBM・ビジネスサービス労働組合(IJBS労組)支援共闘会議第2回総会、「復帰」43年5・16沖縄集会をかちとり、その宣言文(全文別掲)を持って5・17県民大会(戦後70年 止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会)に集まった3万5千人と大合流した。翌18日は、早朝にIJBS門前闘争、全学連は沖縄大学キャンパス集会と那覇市内デモを意気高く闘った。
県民大会後、デモ
「セルラースタジアムでは怒りが収まらない皆さん、県庁前まで一緒にデモ行進しましょう!」
県民大会終了後、3万5千人の参加者にIJBS労組の富田晋委員長が声を限りに呼びかけた。「振興策が来て沖縄は食っていけると言われた。しかし、その結果が9割非正規職。振興策も基地もいらない! 戦争をやるのも労働者なら、戦争を止めるのも労働者です。闘う労働組合をつくってゼネラルストライキを闘おう!」
多くの労働者が拍手や指笛で応える。「解雇撤回! 非正規職撤廃!」「全島ゼネストですべての基地を撤去しよう!」と書かれた沖縄労組交流センターの横断幕を先頭に怒りの大デモが進む。
モノレール「奥武山(おうのやま)公園」駅前で動労総連合の青年を先頭に次々にマイクでアピール。かつて全島ゼネストを担った労働者が声をかけてくる。「削減、削減と言っても結局、基地拡張ですよ。古くなったから新しい基地がほしいの。もうやめさせんとね」「戦争は絶対だめ、安倍さんは絶対にだめだよ」。誰もが「絶対にだめだ」の思いに突き動かされ行動を始めている。
6・7国鉄集会へ
焼けつく太陽のもと、多くの感動的な出会いを生んだデモが、県庁前に到着。その場で沖縄大学自治会の赤嶺知晃委員長に続き、動労水戸の石井真一委員長が「全国に動労総連合をつくろう。その力で沖縄でゼネストを闘って基地をなくそう。安倍政権との勝負は国鉄闘争で決まる」と、国鉄闘争全国運動が呼びかける6・7全国集会への総決起を呼びかけた。
結集した3万5千人の周りには、数倍数十倍の労働者人民の憤怒(ふんぬ)が渦巻いている。
これは沖縄だけではない。同日、大阪市で実施された住民投票で橋下が提唱した「大阪都構想」が否決され、ついに橋下は打倒された。民主労総ゼネストに連帯し、沖縄で全国で闘う労働組合をよみがえらせ、ゼネストを闘いとろう。6・7国鉄闘争全国集会に大結集しよう。