２０１５年日誌　５月１２日～１８日
　沖縄で辺野古新基地反対に３万５千人／安保法案を閣議決定

●日・フィリピン軍が軍事訓練　フィリピン沖の南中国海で、日本の海上自衛隊とフィリピン軍の艦船が共同訓練を実施した。（12日）
●日・米・仏が初の軍事訓練　防衛省は日米仏３カ国の共同軍事訓練を16〜23日、東中国海上で行うと発表した。３カ国での訓練は初めて。（12日）
●派遣法改定案が再び審議入り　労働者派遣法改定案が、衆院本会議で実質審議入りした。これまでに２度廃案になったが、再び審議される。内容は、企業が人をかえれば３年を超えて仕事をずっと派遣労働者に任せることができるようにするもの。（12日）
●プーチン露大統領とケリー米国務長官が会談　ケリー米国務長官が訪問中のロシアでプーチン大統領、ラブロフ外相と会談した。ウクライナ東部での停戦合意を完全に守るようウクライナ政府と親ロシア派に働きかけることで合意した。しかし、会談後にケリー氏は「問題の大きな突破口を見つけに来たわけではない」と語った。（12日）
●アメリカ列車脱線事故で６人死亡　米ペンシルベニア州フィラデルフィア市近郊で午後９時45分ごろ、全米鉄道旅客公社（アムトラック）の列車が脱線した。脱線したのは首都ワシントン―ニューヨークを結ぶ旅客列車で、６人が死亡し２００人以上が病院に運ばれた。（12日）
●安保法案を閣議決定　安倍内閣は夕方、戦争中の他国軍を後方支援する新たな恒久法案と、集団的自衛権を行使できるようにする武力攻撃事態法改定など安全保障法制の関連11法案を臨時閣議で決定した。首相官邸前では朝から抗議行動が行われた。（14日）
●大阪都構想が反対多数、橋下氏は政界引退　橋下徹大阪市長（大阪維新の会代表）の「大阪都構想」の是非をめぐる住民投票で、１万７４１票差で反対が多数となり、都構想は廃案になった。橋下氏は市長の任期いっぱいでの政界引退を表明した。あわせて維新の党代表の江田憲司氏も代表を辞任すると表明。（17日）
●沖縄、３万５千人が辺野古新基地建設に「ＮＯ」　米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設阻止を訴える県民大会が、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開かれ、３万５千人が参加した。（17日）
●オスプレイ、ハワイで墜落　米海兵隊の新型輸送機オスプレイＭＶ22が、米ハワイ州・オワフ島での訓練中に墜落し、その場で乗組員１人が死亡、残り21人が病院に搬送された。オスプレイの配備が11日に決まった横田では配備反対の行動が行われた。（17日）
●自衛隊が米豪の大規模訓練に初参加へ　防衛省陸上幕僚監部は米軍・オーストラリア軍が２年に１度、豪州で行っている大規模訓練「タリスマン・セーバー」に陸自の離島防衛部隊40人が初参加すると発表した。（18日）
●米韓、同盟強化で一致　ケリー米国務長官がソウルでパククネ大統領を表敬訪問し、外相と会談した。朝鮮半島の安全保障問題について話し合い、同盟強化を確認した。（18日）