２０１５年日誌 　4月28日～5月11日
　日米首脳会談で同盟強化を確認／安保法制11法案、自公が合意

●日米同盟の強化を確認　訪米中の安倍首相は、オバマ米大統領とホワイトハウスで会談した。両首脳は18年ぶりの日米防衛協力のための指針（ガイドライン）改定を受け、日米同盟の強化を確認した（28日）
●安倍首相が米議会で演説　安倍首相が、日本の首相としては初めて米上下両院合同会議で演説した。この演説で、今国会で成立を目指すとしている一連の安保法制について「夏までに成就させる」と語った。（29日）
●東北新幹線、４時間半不通　ＪＲ郡山駅付近で新幹線に電気を送る架線が切れ、新白河―福島間が停電。東北新幹線、秋田新幹線、山形新幹線の全線が４時間半にわたり不通となった。乗客５５０人は線路脇を歩いて郡山駅に移動した。（29日）
●日銀、物価２％上昇の目標達成を先送り　日本銀行は、前年比で消費者物価の上昇率が２％に達する時期の目標を、「２０１５年度を中心とする期間」から「16年度前半頃」に遅らせた。（30日）
●アジア開発銀行、ＡＩＩＢとの協調に言及　アジア開発銀行（ＡＤＢ）の中尾武彦総裁は２０１７年に年間融資枠を現在の約１・５倍の２００億㌦に拡大すると発表した。中国主導のアジアインフラ投資銀行（ＡＩＩＢ）と協調融資を行う考えも示した。（２日）
●憲法の日に３万人集会　日本国憲法の施行から68年。「５・３憲法集会」が横浜市の臨港パークで開催され、３万人が参加した。（３日）
●緊急事態条項「協議を」　衆議院の憲法審査会が開かれ、自民党が「緊急事態条項」の協議を呼びかけた。各党が合意しやすい同項目から改憲に着手する姿勢。（７日）
●沖縄県知事と防衛相の会談が平行線　翁長雄志沖縄県知事と中谷元防衛相が沖縄県庁で会談した。防衛相は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設は「唯一の解決策」と、安倍政権の方針をあらためて伝えた。知事は反対。会談は平行線で終わった。（９日）
●北朝鮮、「潜水艦から弾道弾」　北朝鮮の朝鮮中央通信が、水中の潜水艦から弾道ミサイルを発射する試験を実施し、成功したと報じた。（９日）
●記念式典、欧米主要国首脳は欠席　ロシアの対ドイツ戦勝70周年記念式典がモスクワで開かれた。中国の習近平国家主席や国連の潘基文事務総長らが参加。欧米主要国首脳は欠席した。（９日）
●安保法制11法案、自公が合意　自民、公明両党は新しい安全保障法制の11法案の内容で正式に合意した。安倍内閣は法案を14日に閣議決定、15日にも国会に提出する。11法案は、自衛隊の海外派遣の恒久法「国際平和支援法案」と、武力攻撃事態法改正案など現行法の改定案10本を一括した「平和安全法制整備法案」からなる。（11日）
●オスプレイ、17年から横田に配備　米国防総省は米空軍のオスプレイＣＶ22を10機、横田基地（東京都福生市など）に配備すると発表した。（11日）