5月1日 金曜行動 被曝労働を徹底弾劾 「放射線浴び続けて作業」
5月1日 金曜行動
被曝労働を徹底弾劾
「放射線浴び続けて作業」
メーデーの5月1日、全国の労働者の「労働法制改悪反対」「安保国会粉砕」「原発再稼働許すな」の闘いと固く結び、首相官邸前、国会前で金曜行動が行われた。
官邸前で真っ先にマイクを握った男性は訴えた。「関西電力は、40年運転してきた老朽原発の高浜1、2号機をさらに20年延長して運転しようとしている。許せない! 一番の問題は中性子を浴びている圧力容器の交換ができないことだ。圧力容器がバリーンと割れるという専門家の指摘がある。老朽原発は特に危険だ。原発は即時廃炉しかない。原発の再稼働を許さない! 日本を戦争をする国に変えることなど許さない!」
国会前でも多くの人が発言した。年配の男性は「事故が起こらなくても原発で働いている人たちは日常的に放射線を浴びています。事故後、福島第一原発では1日6〜7千人が働いています。こういうことをかみ締める必要があると思います」と被曝労働を弾劾し、廃炉作業に従事している労働者への思いを述べた。
東京・多摩地区から参加した男性は「私の出身地・愛媛県に立地する伊方原発は瀬戸内海の入り口にあります。事故があって放射能が漏れると、瀬戸内の海が死んでしまいます。魚も捕れなくなります。瀬戸内海で生活している人はたくさんいるんです。原発を止めなくてはならないとあらためて強く感じます」と語り、「原発をなくすためにこれからも頑張り、ここにもずっと参加したいと思います。原発を廃炉にするまで頑張りましょう!」と呼びかけた。
(H)
5月8日
「火山列島で原発は危険だ」と訴え
5月8日も、首相官邸前と国会前で反原発行動が闘われた。
官邸前では、箱根の火山活動の活発化を受け、火山列島の日本で原発を設置する危険性を指摘する声が上がった。さらに「安倍首相、あなたは品性もない。総理大臣、議員を辞めなさい。私たちは原発ゼロまで声を上げ続けます。皆さん、ここの行動は多くの人たちを励ましています」という訴えがあった。
国会前では、横浜の男性が「われわれはけっして萎縮することはない。われわれはここから闘う民主主義を世界に対して発信していく。今立ち上がらずしていつやるのだ。行くぞー」と力強く叫んだ。
(K)