全学連新歓企画 〝学生が行動に立つ時〟 4・28―6・15へ決起誓う

週刊『前進』06頁(2679号05面02)(2015/04/27)


全学連新歓企画
 〝学生が行動に立つ時〟
 4・28―6・15へ決起誓う


 全国の大学で新入生歓迎企画が開催され、新入生を先頭に4・28沖縄デー闘争、6・15国会闘争への決起が始まっています。前号に続き3大学の闘いを報道します。

●広島大学

(写真 4月16日 広島大学)

 4月16日、広島大学学生自治会は「時代を変える学生の行動を巻き起こそう!」と題し、全学連・斎藤郁真委員長を招いて講演会を行った。斎藤君は、4・28沖縄デーに戦争反対・辺野古新基地建設阻止・安倍政権打倒を掲げて闘われる法大―国会デモへの参加を、熱烈に訴えた。
 日本の学生が東アジア最大の戦争放火者・安倍政権を倒し、戦争をとめる巨大な行動を実現すること、日米安保の最大の実体である米軍基地を撤去するため、沖縄の怒りと連帯して立ち上がることの重要性を提起した。
 最後に、広島大学学生自治会が、広大においても日本最大の軍需産業・三菱重工が大学運営に参加し、大学の戦争協力が進められている現実を弾劾し、ともに学生自治会を担うことを呼びかけ、4・28―6・15に立ち上がることを訴えた。

●富山大学

(写真 4月17日 富山大学)


 富山大学では4月17日に、福島から3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さんを招いて講演会が行われた。
 富大生のあいさつと基調提起に続き、椎名さんが講演に立った。福島第一原発事故によって失われた住民の生活、その中で安倍や資本がふくしま共同診療所に対しネガティブキャンペーンを行うなど、福島の怒りを圧殺する動きを暴露した。そして、この現実を突破するには、東京西部ユニオン鈴コン分会、動労神奈川の勝利を先頭に、そして韓国・民主労総に続き、労働者のゼネストで社会を根本から変革することだと提起された。
 続いて全学連の斎藤郁真委員長が「この集会を開いていること自体が安倍には恐怖であり、労働者、学生一人ひとりの決起で、必ず安倍を倒し革命を起こせる」と提起した。質疑応答では福島の現実をあらためて確認し、大学や現場での組織化を進める活発な論議がなされ、4・28―6・15への決起を誓い合った。

●福島大学

(写真 福島大で法大文連・武田君が訴え【4月16日】)

 福島大学では4月16日、ふくしま共同診療所の布施幸彦院長の講演会を開いた。この日は法政大学文化連盟の武田雄飛丸委員長が朝から福大に登場し、福大生の決起を訴える熱烈なアジテーションを行った。
 講演会で布施院長は、冒頭に高浜原発再稼働差し止め仮処分に触れ、福島の怒りこそが再稼働を止めていると語った。そして、ふくしま共同診療所の活動を報告し、「この間の公安調査庁などによる診療所への悪質宣伝は、仮設住宅の被災者や放射線被害に苦しむ県民とつながってきた診療所の活動に国が恐怖している証」「安倍政権は、福島の運動をつぶさなければ原発政策も戦争も進まないと覚悟した」と語った。質疑応答では、布施院長の学生時代の自治会活動についての質問も出された。
 武田委員長は、「改憲反対」「脱原発」と言いながら学内で学生を弾圧する法大総長・田中優子体制と福大学長・中井勝己体制こそが、安倍政権の戦争の最悪の先兵であると弾劾した。
 最後に、福大生の樋口正太郎くんが「学生の行動で大学を変え安倍を倒そう」と4・28―6・15への決起を訴えた。

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