２０１５年日誌　４月14日～20日
　高浜原発の再稼働認めず／米軍、ウクライナ兵の訓練開始

●高浜原発再稼働認めず　関西電力高浜原発３、４号機（福井県）の再稼働をめぐり、福井地裁の樋口英明裁判長は住民らの訴えを認め、運転を禁じる仮処分決定を出した。（14日）
●中国の輸出、15％減　中国の税関総署が発表した３月の貿易統計によると、輸出が前年同月比で15・０％減の１４４５億㌦（約17・３兆円）となり、昨年２月以来の大幅減となった。（14日）
●中国ＧＤＰが減速、７・０％増　中国の２０１５年１〜３月期の国内総生産（ＧＤＰ）は、物価の上昇分を除いた実質で前年同期に比べて７・０％増となった。国家統計局が発表した。成長率は14年10〜12月期より０・３㌽減速し、リーマンショック直後の09年１〜３月以来、６年ぶりの低水準だった。（15日）
●米国債保有、日本首位に　米財務省が発表した国際資本統計によると、２０１５年２月末の各国別の米国債保有額は日本が08年８月以来、６年半ぶりに中国を抜いて首位になった。両国とも保有額を前月比で減らしたが、中国の減少額が日本を上回った。（15日）
●ギリシャ国債が1段階格下げ　米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は、ギリシャの国債の長期信用格付けを投機的水準にある「Ｂマイナス」から１段階引き下げ、「ＣＣＣプラス」にした。（15日）
●首相「再稼働進めていく」　高浜原発３、４号機の再稼働を禁じる福井地裁の仮処分決定について、安倍晋三首相は衆院本会議で、「いくつかの点で事実誤認がある」などとした田中俊一原子力規制委員長の見解を示し、再稼働をめざす従来の方針を変えない考えを明らかにした。（16日）
●「ロシアは偉大な核大国」　ロシアのプーチン大統領は生放送のテレビ番組に出演し「ロシアは偉大な核大国だ」と述べた。（16日）
●首相と翁長知事が会談　安倍首相と沖縄県の翁長雄志知事が会談した。翁長知事が米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の同県名護市辺野古への移設計画の断念を訴えたのに対し、首相は移設推進の考えを示した。（17日）
●被曝上限引き上げ　原発事故の対応にあたる労働者の被曝線量について、厚生労働省の検討会は、緊急時の上限を現行の１００㍉シーベルトから２５０㍉シーベルトに引き上げることなどを盛り込んだ報告書をまとめた。今後、二つの審議会を経て、厚労省が決める。（17日）
●米軍、ウクライナ兵訓練開始　17日にウクライナに入ったイタリア駐留の米軍降下部隊員ら３００人が、親ロシア派武装勢力との紛争でウクライナ東部に展開する同国内務省管轄下の国民軍９００人の訓練を始めた。（20日）
●韓国首相が辞意　韓国のイワング首相がパククネ大統領に辞意を伝えたと韓国メディアが報じた。イ首相は、自殺した建設会社前社長から不正な資金を受け取ったとの疑惑が浮上し窮地に陥った。イ首相の辞任はパク政権への大きな痛手になる。（20日）