広島で春闘集会開く 「動労総連合を全国に」で団結 青年軸に組織拡大へ熱気

週刊『前進』06頁(2679号03面03)(2015/04/27)


広島で春闘集会開く
 「動労総連合を全国に」で団結
 青年軸に組織拡大へ熱気

(写真 3月決戦の勝利を確認し、4〜6月決戦と労組拠点建設へ決意みなぎる発言と活発な討議で団結をうち固めた【4月5日 広島市】)

 4月5日、動労西日本、広島連帯ユニオン、広島県労組交流センターの主催で、春闘集会が40人の結集でかちとられました。同日の動労神奈川結成集会と連帯して行われた集会は、職場で「階級的団結」と「絶対反対」を掲げて15春闘を闘い抜いている青年労働者が全体をリードして成功し、5・1広島メーデーをはじめ4〜6月の決戦へ向けての決意を参加者全員が固めました。
 司会は広島連帯ユニオンの青年労働者が担い、冒頭で星野文昭さんをとり戻そうと「ソリダリティ〜団結」を合唱しました。主催者であるユニオンの鈴木範雄委員長が「連合は破産している。三菱重工はじめ基幹産業の労組が春闘を闘わずに放棄した。『官製春闘』などあり得ない。労働者は闘ってこそ生きていける。三菱広機分会を先頭にストライキで闘う」と発言しました。
 連帯あいさつでは、婦人民主クラブ全国協広島支部が生き生きとした地域の活動と勝利の地平を報告し、広島星野文昭さんを救う会の増上昭典代表が県内での星野絵画展のとりくみと、職場での星野署名への持ち込みを訴えました。
 基調提起で広島連帯ユニオン青年部長(推進機構支部)の宮原亮さんは、以下のように提起しました。
 「1〜3月、私たちは敵の攻撃を核心的なところで粉砕して、組織拡大の大前進を切り開いている。『動労総連合を全国に!』の路線のもとに固く団結し、2・15国鉄集会の全国10カ所での大成功、動労総連合の3月スト、動労千葉と動労水戸の組織拡大、そして動労西日本の中西副委員長の職場復帰、さらには動労神奈川の結成をかちとった。それと一体で3・8医療シンポ―3・11郡山闘争―3・15被曝労働拒否を闘う動労水戸支援共闘結成の大成功。歴史上初めて、職場闘争に反核運動が座り、『被曝労働拒否』で日本の労働運動を塗り替える、同時に反核闘争を塗り替える闘いが始まった」
 このように、宮原さんは職場で闘う労働組合をよみがえらせる闘いに着手し勝利している状況の報告と合わせて提起しました。
 職場闘争報告・決意表明に入り、トップには春闘をストで闘った動労西日本の大江照己委員長と岡崎昭夫組合員が発言しました。組織拡大を実現すると鮮明な決意を述べ、続いて、ユニオン草津病院支部の中山崇志委員長と真保修一書記長が、解雇・賃下げ・強制配転の「病棟大再編」との絶対反対の闘いを報告し、ストへの決起を決意表明しました。
 またユニオン地域支部の青年が職場で春闘アンケートを行い、団結を拡大して資本に要求を突き付けていること、さらに新たにユニオンに加入した高陽第一診療所労組の矢田三恵書記長から、地域の医療福祉職場で働く仲間と医療福祉連帯労組をつくって闘いを広げていくという力強い発言がありました。
 労災多発の現況を暴露した広大生協労組、核戦争突入情勢の中で労組として8・6ヒロシマに決起しようと訴えた高陽第一診療所労組、さらに、市当局との団交に決起した自治体の非正規青年労働者、大型の新集中局を広島市郊外に建設する郵政大再編がもくろまれていることを暴露したユニオン郵政支部と、決意みなぎる発言が続きました。
 集会のまとめと団結ガンバローを宮原さんが行い、集会後は、そのまま団結交流会となり、活発な討議を遅くまで重ねました。団結の一層の強化に、闘いの前進と組織拡大を誰もが確信し決意を新たにしました。
(広島連帯ユニオン・真保修一)
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