北島圧勝でゼネスト開け 4・28沖縄デーに総決起しよう 動労総連合を全国に建設しJR事故弾劾・外注化阻止へ
北島圧勝でゼネスト開け
4・28沖縄デーに総決起しよう
動労総連合を全国に建設しJR事故弾劾・外注化阻止へ
全学連の新入生歓迎パンフと『前進』特報版が全国の大学で猛然と配布され、情勢を一変させています。続発するJR大事故とそのJR職場における闘いが、3・14ダイヤ改定攻撃の大破綻と超反動性を暴き、動労総連合の組織化が大きく前進しています。沖縄では辺野古新基地建設阻止の闘いが連日激しく展開されています。韓国・民主労総は4〜6月ゼネストに突き進んでいます。2015年の4〜8月は、大恐慌と世界的なゼネスト情勢のもとで、2・1ゼネスト=戦後革命を再び現実化させる最大の階級決戦になろうとしています。4・26杉並区議選に圧勝し、民主労総ゼネスト連帯、4・28沖縄闘争、5・1メーデーを闘い抜き、5〜6月の国鉄決戦、沖縄現地闘争、安保国会決戦の歴史的爆発へ突き進みましょう。
ゼネストで戦争を阻む
安倍政権の戦争と改憲、労働法制大改悪、原発再稼働=核武装の攻撃は、労働者民衆の怒りの炎に油を注ぎ、国鉄を軸とした1〜4月の闘いの大勝利を生み出しました。
動労千葉・動労水戸を先頭とした3・14ダイ改阻止決戦と、動労神奈川の結成とストライキは、日帝・安倍と最高裁を追い詰め、1047名解雇撤回裁判の年度内反動判決を阻止しました。この闘いは3・11反原発福島行動の爆発とも一体的に結合し、4月14日には福井地裁で、高浜原発再稼働差し止めの仮処分決定を出させる力にも発展しました。
こうした中で4月5日に那覇で行われた菅(すが)官房長官と翁長(おなが)沖縄県知事の会談は決裂し、今や沖縄の闘いは「オール沖縄」などをのりこえ、辺野古新基地建設絶対反対の非和解的な激突に発展しようとしています。辺野古新基地建設は、大恐慌と争闘戦にあえぐ米日帝国主義の世界戦争・核戦争準備の攻撃そのものです。帝国主義の延命をかけた攻撃にあいまいなものは何もありません。それを阻止できるのは、ゼネストと国際連帯、プロレタリア世界革命だけです。
そこに向けて闘う沖縄IJBS(日本IBM・ビジネスサービス)労組や、NTT、自治体、教労、全駐労など、動労千葉物販を取り組んできた地下水脈のような沖縄の国鉄闘争陣形。この階級的労働運動の発展と沖縄大学の学生自治会建設の闘いに勝利の道があります。このことをはっきりさせ4・28―5・15沖縄闘争に決起しましょう。
70年の安保・沖縄決戦
70年安保・沖縄決戦は巨大な闘いでした。1960年代の後半、沖縄は米帝のベトナム侵略戦争の最大の出撃基地とされ、ベトナム空爆のためB52戦略爆撃機の常駐基地と化しました。この中で68年11月19日、一時は数百発の核兵器が配備された知花弾薬庫のそばに、B52が墜落・炎上する大事故が起こります。これへの怒りを契機に、B52撤去と一切の核兵器の撤去を掲げた69年2・4ゼネスト方針が、4万4千人を組織する県労協を軸として139団体により正式決定されます。
これに震え上がった日米帝と社会党・共産党は、総評政治局長を沖縄に送り込んで屈服を強要し、2月1日にゼネストは中止されました。戦後革命を圧殺した日本共産党が47年2・1ストを中止させたことと同じで、これこそ体制内指導部の反階級的な正体です。しかし労働者階級は敢然と立ち上がりました。
4月28日、本土で革共同などへの破壊活動防止法発動も打ち砕いて大闘争が爆発する中で、沖縄では那覇市与儀公園に17万5千人(沖縄全県で20万5千人)が結集します。この時に一人の労働者が「那覇地区反戦」の旗を立てました。「そのたった一本の旗が、本土に続いて沖縄に反戦青年委員会を結成していく出発点となった」のであり、「70年2月全軍労牧港支部青年部結成、71年1月には革共同沖縄県委員会結成へとのぼりつめていく」のです(『現代革命への挑戦』下巻第9章)。階級のリーダーの旗が立ったのです。
2万1千人の組合員を擁する沖縄最大の労組=全軍労の中核である牧港(まきみなと)支部青年部の権力を革命派が獲得することで、全電通、官公労、教組から、沖縄大学学生会と琉大全共闘、前原高校や首里高校などにもどんどん闘いが広がりました。当時の軍労働者が4種のカテゴリーに分断雇用されていたのを、粘り強い討論で団結に変え、特に青年の決起が年配の組合員の「沖縄戦で銃を扱った」怒りと強さをも引き出しました。全軍労組合員が地域社会に根付いていたことも、ゼネストの力に転化していきました。
こうして71年5・19に全島ゼネスト、さらに11・10には当時の沖縄県民の7割以上の70万人が参加する再度の大ゼネストが闘われました。午後4時には軍用道路1号線も全軍労を先頭にした6万人のデモ隊で封鎖され、事実上、米軍基地機能を止め、米民政府だけは守ろうとする機動隊とデモ隊が激突、1人の機動隊員が死亡します。これらの闘いは「労働者・農民の子」である米兵の魂を激しく揺さぶり、米政府の発表でも71年の米軍全体の脱走兵(30日後までに復帰しない兵)は3万3千人を超えました。
本土の労働者は翌72年、相模原で戦車搬出阻止を闘います。米帝はベトナムでついに敗北し、75年4月サイゴン陥落へいたります。そしてこの70年安保・沖縄決戦の爆発に恐怖したカクマル反革命との内戦的激突に勝利して、今日の闘いを切り開いてきたのです。
どんな困難があろうと労働者階級は立ち上がる。問題は「階級のリーダーと労組拠点」を生み出せるかです。今、沖縄でも若きリーダーが次々に登場し、4・28―5・15闘争に70年を超え決起しようとしています。
全国的には何よりも動労総連合建設です。それを軸とした全産別・全職場での労組拠点建設の実践です。その巨大な突破口が4・26杉並区議選であり、北島邦彦候補の圧勝です。北島圧勝でゼネストを開きましょう。
革命を訴える選挙闘争
4月19日告示―26日投票の杉並区議選は、定数48に70人が立候補する大激戦です。この闘いは革命的選挙闘争であり、広範な労働者に真っ向から革命を訴える闘いです。
杉並は、戦後革命の敗北の中から日本階級闘争が不死鳥のようによみがえるビキニ反核署名と原水禁運動発祥の地であり、さらには杉並革新連盟の闘い以来、「3・11」後に最初に大デモを実現した(高円寺1万5千人デモ)、沖縄と並ぶ闘いの最前線です。
安倍政権と一体の田中区長の「杉並区立施設再編計画」に対する北島候補の闘いではっきりしたのは、児童館や杉並科学館など、596カ所のすべてに廃止や民営化への怒りがあることです。日本共産党の「ルール作り」「住民サービス論」こそ最悪の裏切りです。
児童館全廃問題は革命の問題そのものであり、国鉄決戦を闘いゼネストを切り開くことが児童館を守り、社会を変革するのです。
北島候補が副委員長の東京西部ユニオンは、鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回闘争の完全勝利に続き、アメリカン・アパレル分会の解雇撤回闘争で都労委の完全勝利命令をかちとりました。
杉並は、階級的労働運動路線であらゆる闘いの前進を開いています。さらに消費税と闘う地元の業者との結合など、プロレタリア革命への戦略的前進をかちとっています。全国の団結で日帝権力との激突に勝利し、闘う新しい労働者の政党をつくりましょう。
世界で決起する労働者
ロシア革命が日本に伝わった翌年には米騒動が闘われました。労働者に国境はなく、ゼネストと革命が目前に迫っています。
プーチンの核戦争準備発言とオバマの国防予算増額―東アジアでの核先制攻撃体制は一対(いっつい)です。創設参加が57カ国にのぼるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は、中国経済の不動産バブル崩壊、急減速と表裏一体で米日帝の大没落と大争闘戦を激化させています。
安倍の「戦後70年談話」は日帝が血を流して戦争する国になる攻撃であり、「戦争か革命か」の引き金を引く一方で、すでに世界中の労働者が怒りをもって立ち上がっています。その生きた焦点が4〜6月韓国・民主労総ゼネストであり、沖縄であり、革共同が北島圧勝へ全力で闘っている4・26杉並区議選です。
『前進』1万人読者網建設と非合法・非公然体制の強化こそ、労組拠点とゼネスト指導部を守り、兵士の反乱を組織し、プロレタリア革命の勝利を切り開く闘いです。この歴史的大事業を、すべての労働者がマル青労同、マル学同、そして革共同に結集して、ともに闘おうではありませんか。