【特報版】2面-1 安倍と資本家のために血を流すのか! 学生自治会の力で戦争とめよう
【特報版】2面-1
安倍と資本家のために血を流すのか!
学生自治会の力で戦争とめよう
戦争と原発に加担する新自由主義大学を変えるのは、団結した学生の力です。大学の主人公は学生です。全学連は京都大―広島大―沖縄大と自治会を再建してきました。全国の仲間が新入生へアピールします。
京都大
腐った社会を革命する時
京都大学全学自治会同学会書記長 作部 羊平
学生の団結した力で戦争を止め、腐った社会を革命しよう!
昨年、京都大では学生に戦争を止める力があることを証明しました。「戦争のためのグローバル人材育成政策」を強行する松本紘前総長を打倒しました。11月には、自治会活動を担う2人の学友が逮捕される弾圧がありましたが、仲間を奪われた怒りに燃えて闘い、キャンパスでスパイ活動をしていた公安警察を摘発・追放しました。12月には、私自身にデッチあげ逮捕―起訴―長期勾留の弾圧がかけられましたが、獄内外の闘いで年度内の奪還をかちとりました。
安倍政権は本気で戦争に突き進み、京大・山極寿一総長は何の批判的立場もなく「大学改革」を推進しています。学生は競争・分断の中で、戦争に動員されようとしています。「自由の学風、大学自治の京大」は、もはや影も形もありません。しかし、学生が団結して行動した時、変えられないものはひとつもありません。警察も総長もこわくありません。私と一緒に国会デモに参加し未来を切り開こう!
法政大
大学と教育をとり戻そう
法政大学文化連盟委員長 武田 雄飛丸
法大闘争は「一大学の問題」をこえ、社会の未来を決する闘いです。学生への規制強化を推し進め、「営業権」を理由にデモ・集会が禁圧される法大の現実。学生自治を破壊し、金もうけを一切に優先させる大学のあり方こそ、「原子力ムラ」の一員としての大学を生み出してきました。大学の腐敗は安倍政権のもとで、戦争協力にまで行き着いています。
万人の幸福・利益のためにあるべき大学と教育が、国家と独占資本の利益に奉仕し、福島切り捨てと戦争に加担する現実に対し、今こそ学生が声を上げよう。とりわけ法大・田中優子総長体制は「反戦・反安倍」をかたりながら安倍の「大学改革」を率先して実行する点で、「大学の戦争協力」の最も悪質な形態です。「126人の逮捕―34人の起訴」という弾圧をはね返して団結を固めてきた法大闘争の中に、大学を取り戻し戦争を阻止する展望が開けています。ともに法大闘争に立ち上がろう。4・28法大デモに参加し、大学から社会を変えよう!
(写真 法政大学文化連盟を先頭に不当処分撤回を求めて市ケ谷一帯をデモ行進【昨年4月】)
広島大
大学の戦争協力と対決を
広島大学学生自治会委員長 百武 拓
私たちは戦争国家体制づくりに反対し、6月15日に戦争国会粉砕のデモに立ちます。「大学の戦争協力」を許さず、団結してともに闘おう。
昨年7月1日の「集団的自衛権行使の閣議決定」で、戦後のあり方は一変しました。武器輸出の拡大、大学での軍事研究、「経済的徴兵制」の議論が始まり、「大学の戦争協力」が現実味を帯びてきました。
広島大では武器輸出企業・三菱重工相談役が経営協議会に入り、安倍政権と一体で「大学改革」を進めています。被爆地・広島にありながら、原発事故以降、「国の基準値を守れば安全」と福島の人びとを放射能にさらし、「平和を希求する精神」を掲げながら8月6日に学生がデモをやることを弾圧する広島大。安倍政権の原発・戦争政策に加担しているとしか言いようがありません。
戦争協力・福島切り捨てを進める今の大学体制を否定し、学生自治会の力で大学の権力を安倍政権や一部の大企業から取り戻し、安保・戦争国会反対の巨大なデモをつくり出そう!
東北大
学生の団結が社会変える
東北大学学生自治会委員長 澤田 光司
大学自治は、第2次世界大戦とアジア侵略戦争の惨禍を経て、「二度と侵略戦争を許さない」という強烈な思いの中から生まれました。社会のためにあるべき大学と学問が、戦時下では率先して国家に協力し、多数の犠牲者を出してしまった。その反省の上に学生たちは、「二度と大学を戦争協力の場にしない」「そのために自分たちの手で大学・社会を変えよう」と、学生自治会をつくり運動してきました。
「学生には大学・社会を変える力がある」と僕たちは考えます。学生自治会のもとに全学生が団結し運動を展開する、これこそ社会を変える現実的な力となります。
新入生のみなさん。ぜひ一緒にこの社会を変えましょう。侵略戦争に突き進む安倍政権、そして学生の力をみくびり自治破壊を強行する大学当局を打倒しましょう。学生自治会運動の真骨頂ともいえる反戦闘争をともに担い、4・28沖縄デー闘争と6・15国会包囲デモを一緒に闘いましょう!
(写真 東北大川内キャンパスをデモする学生。学生大会への結集を呼びかけた【昨年11月】)
沖縄・福島の圧殺を許すな
沖縄大
団結し新基地建設阻止へ
沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺 知晃
新入生のみなさんに、「辺野古新基地建設阻止・戦争国会粉砕」に向けて、4・28沖縄デー闘争と6・15国会包囲闘争にともに立ち上がろうと訴えます!
安倍政権は国会での戦争法制定を進めるとともに、沖縄の怒りを踏みにじって名護市・辺野古への米軍新基地建設工事を進めています。沖大生は「これを絶対に阻止したい!」という思いから、昨年5月にキャンパス反戦集会を行い、全学シール投票で学生自治会を再建しました。
この決起に沖大当局は露骨な集会破壊や「集会開催」を理由とした私への処分で襲いかかり、学生自治会を「反社会的団体」呼ばわりする看板まで設置しました。仲地博学長は地元紙などで「新基地反対」と言いながら、学内では沖大生の決起に敵対し、完全に安倍の手先となっています。
大学当局の弾圧・分断をうち破り、巨万の学生が決起することに戦争と基地建設を阻止する力があります。ともに歴史を変える闘いの先頭に立とう!
福島大
原発も戦争も止められる
福島大学 樋口 正太郎
戦争と原発再稼働の安倍政権をたおすため、ともに立ち上がろう! 福島の地から訴えます。
2月3日、福島大で反原発のビラをまいていた学生が、「暴行罪」をデッチあげられ不当逮捕されました。私たちはこの弾圧に強く抗議し、2月24日に不起訴釈放をかちとりました。敵は反原発を訴える者へ弾圧をかけますが、団結して闘えばそれをうち破れます。
原発事故から4年。今年の「3・11反原発福島行動」には全国から1100人が集まり、力強く原発反対を訴えました。
川内・高浜をはじめ全国での原発再稼働、そして高線量汚染地域への帰還強制などの「福島圧殺=棄民政策」への怒りが全国に広がっています。福大生は立ち上がろう。全国学生は、福島とともに声をあげよう。
そのためにも、闘う学生自治会が必要です。福島と全国がつながり、学生が団結して行動を開始すれば原発も戦争も止められます。安倍打倒―福大自治会建設へ、一緒に闘おう!
富山大
自治会をつくって闘おう
富山大学 藤井 優輔
いま全国の大学では、安倍政権の進める「大学改革」により、原発推進と学生のグローバル人材化が進んでいます。
3・11大震災から4年がたっても福島第一原発事故は収束できないどころか、全国で原発再稼働の動きが強まる中、富山大は経営協議会に久和進・北陸電力社長を迎えて電力資本と深く癒着(ゆちゃく)し、講演会・授業などで「原発推進」をうたっています。
今の大学は「グローバル人材育成」の名のもとに、学生を「労働力商品」としてしか見ていません。東大の軍事研究問題でも明らかな通り、大学は戦争協力の場になろうとしています。
今の大学のあり方はおかしい。だからこそ、学生の団結した力で大学を変えようと、私たちは自治会再建委員会をつくりました。戦争・原発を進める安倍政権には断固反対です。
全国の新入生のみなさん。4・28闘争―6・15国会デモに立ち上がろう! 富大新入生のみなさん。私たちとともに声を上げ、一緒に自治会をつくろう!