第15期党学校で

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週刊『前進』08頁(2676号06面04)(2015/04/06)


第15期党学校で

反スタ貫くことが国際連帯にも重要だとつかむ 内倉昌広

 大恐慌が「恐慌の中の恐慌」と戦争に転化し、昨年7月の集団的自衛権行使の閣議決定、今年のパリの襲撃事件や日本人人質事件をとおして、日帝・安倍政権は中東侵略戦争に深々とのめり込んでいる。
 今期党学校は、こうした激動の中で、革共同の時代認識と路線こそが、1917年ロシア革命を現代に継承し、プロレタリア世界革命によって戦争を終わらせ、労働者自己解放を実現できる唯一の道であることを鮮明にさせ、深化させるものとしてかちとられた。
 その中でつかんだことのひとつは、反スターリン主義を真に目的意識的に貫くことが、階級的意識を形成する上でも、党派闘争に勝ち抜く上でも、とくに今日重要さを増している国際連帯を実現するためにも決定的に重要だということである。日本のみならず、アメリカやヨーロッパ、東アジア、中東などすべての労働者階級が直面しているのは、スターリン主義を労働者自己解放に敵対する反革命であり、疎外態である打倒対象として鮮明にできれば必ずのりこえることができるということを、歴史的にも現在的にも明らかにできるかということだ。
 その意味で、動労千葉と革共同が反帝・反スタを貫いて新自由主義にも勝利してきたことは、現在同じ新自由主義との闘いに直面している全世界の労働者階級に闘いの路線と反帝・反スタの党の存在を示す最大のチャンスだ。世界戦争の危機は、いっそうその課題を鮮明にし、国際的に単一の労働者党をつくることを求めている。
 今期党学校で学んだことを本当に血肉化し、ただちに実践することをとおして、2010年代中期階級決戦に勝利しよう!

世界革命―日本革命の現実性をリアルに実感 笠原誠二

 革共同の「50年史」が出され、帝国主義の危機が大恐慌・戦争に発展しようとする中で、世界革命の現実性を具体的にとらえ、たぐりよせていくものとして、毎回のテーマがとても内容豊かでした。今後の闘いの中で生かしていきたいと思います。
 印象に残ったのは、①新自由主義論を深化させ、恐慌論を現代的に鮮明に出し、必ず戦争へ行き着くものとして帝国主義の危機があること、②民営化との闘いが全世界で問題になっていること、③その中で動労千葉が唯一国鉄の民営化攻撃と対決し、それを打ち破る方向性を出していること、④そこに革共同があり、プロレタリア革命の現実性を示していること、⑤その闘いを実践することが求められている――ということです。
 とくに「日韓連帯闘争の発展と現代革命の展望」というテーマの回で、民主労総との10年の連帯闘争の中で民営化をめぐる闘いの重要性・普遍性が明確となり、リアルに朝鮮革命の現実性と日本革命、アジア革命のイメージがつかめてきました。その実現のためには、党と労働組合の一体的建設が必要であり、動労千葉の闘いに学び実践していくことです。
 また、全体をとおしてスターリン主義の反革命性が強調され、反スターリン主義の重要性と、スターリン主義との対決が実践の中でもより大きいものになっていることを、あらためてつかむことができました。

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