団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2675号06面04)(2015/03/30)


団結ひろば 投稿コーナー

現場の怒りと結合し国鉄10万署名達成へ
 九州 Y・S

 3月8日、北九州市で行われた反原発集会の会場で国鉄解雇撤回の署名を呼びかけました。集会には川内原発再稼働を狙う安倍や九州電力への怒りに燃えて3千人が参加しました。
 反応は非常に大きく、70筆以上集まりました。署名してくれた人との討論も活発化。JR北海道の安全崩壊の現実に「下請け・外注化で安全がまったく守られていない」「やはり民営化がおかしいですね」の声。3月ダイ改で無人駅が急増し、車椅子の人は前日から連絡しなければ対応しないというJRに「障害者はもう乗せないということか」と激しい怒りの声も。また原発も民営化も労働組合をつぶすことで成り立ってきたという議論の中で「全部関連しているんですね」と国鉄闘争全国運動に熱烈な支持が寄せられました。そして無人駅化、特急廃止などのローカル線切り捨てに動労千葉が地元住民の怒りを結集して闘っていることには「本当ですか! それはすごい」という驚きの声が。
 JRの「第2の分割・民営化」に労働者は本当に怒っています。北九州は4・9和解で屈服した国労闘争団の大拠点ですが、現場の怒りは解体されていません。動労千葉・動労水戸の闘いはすべての労働者を捉える。目前に迫った10万筆達成へ全力で取り組みます。

自治労連保育集会で「新制度」反対の情宣
 自治体労働者 山田みち子

 2月21日、自治労連の保育労働者の全国集会が埼玉県行田市で行われた。全国労組交流センター自治体労働者部会、交流センター女性部、婦人民主クラブ全国協議会、さらに埼玉労組交流センターが「子ども・子育て支援新制度反対」のビラをまいた。現場にも保護者にも明確に知らせないまま4月実施を迎える。自治労連は新制度に反対するポーズをとりながら、法案が成立すると「よりよい制度を」と現場の声を抑え、推進の立場に立っている。主催者はビラまきの前で「ビラや署名は今日の集会とは関係ない」と声を上げたが、受け取りはよく署名にも応じてくれた。集会参加者に絶対反対の闘いがあることを訴えた。
 主催者側はビラの「自治労連は推進の立場」という文言が気に入らないようだ。私は「自治労連の組合員だが、うちの組合は反対ではなく改善させようと言っている」と言うと、向こうは「じゃ、どうやって運動つくっていくのか」と言う。「制度改善でどうにかなるのか! 絶対反対で闘うしかない!」と返す。主催者側は今度は宣伝カーで「ビラや署名は本日の集会とは関係ない団体がやっている」と激甚に反応。効果絶大だった。

福島とつながり高崎で千人が反原発デモ
 NAZENぐんま 清水彰二

 3月8日、高崎城址公園の「さよなら原発アクション」に1千人が参加した。福島・いわきから女子高校生のフラダンスチームと南相馬・同慶寺の田中徳雲住職を招き、福島とつながる集会・デモとして成功した。
 明るくフラを踊った5人全員が1年生。2人は大熊町出身で今も避難生活。震災の時は小学生で避難の時には定員オーバーでバスにも乗れなかったと言葉を詰まらせる。
 同慶寺は福島第一原発から17㌔、「避難指示解除準備区域」にあり、居住及び宿泊は認められていない。原発から最も近い除夜の鐘としてNHKで中継された。住職は避難先のいわきから毎日フクイチのすぐ脇を通って南相馬まで通う。参加者はあらためて福島との連帯、再稼働反対の思いを強めた。この成功の力で3・11に駆けつけた。
 集会の最後に女性4人で登壇。「原発とめよう群馬」の結成から中軸を担ってきたNAZENぐんまの代表が「動労水戸とふくしま共同診療所に希望がある。3・11郡山へ。ネバー・ギブ・アップ!」と訴え、大きな拍手を受けた。
 また昨年の5・31いわき行動にも参加したスパングルズが終始、集会とデモを盛り上げた。彼女らは3・11のオープニングにも登場。歌った3曲にもそれぞれ込められたものがある。「プラウドメアリー」は、ベトナム戦争でのナパーム弾の雨を弾劾した「雨を見たかい」で知られた米のバンドCCRの労働と団結の名曲だ。3・11の成功をバネにNAZENの組織拡大で勝利しよう。

映画「A2―B―C」は安倍を直撃している
 NAZENにいがた 柴山 均

 映画「A2―B―C」上映会が3月7日に新潟市で、8日に新発田市で行われました。
 私は初日は保育係で会場に入れませんでしたが、上映後、お母さんたちが発言し、交流会では時間が足りないくらいだったと聞きました。
 2日目は私が司会を務めました。映画の冒頭、監督に対する山下俊一のふてぶてしい態度に腹が立ち、即刻打倒しかないと思いました。子どもたちとお母さんへのインタビューを中心に映画は進んでいき、放射能への不安や国や東電への怒りがあふれ、これが真実であり、これを無視して再稼働、原発輸出なんて絶対に許せないと思いました。また、子どもたちに「がんになって死ぬ」と絶望しか与えられないこの社会は一体何なんだと怒りがこみ上げてきました。
 上映後に福島から避難しているお母さんからリアルで貴重な発言がありました。まとめで「ふくしま共同診療所と動労水戸のように被曝労働絶対反対の闘いの発展が再稼働阻止・全原発廃炉の道」「現場の労働者が反対すれば原発も戦争も止められる」と提起されました。2日間で計211人が参加し、この中から2人が3・11郡山集会に参加しました。診療所へのカンパも寄せられ、この道しかないと確信しました。
 この映画を見た人が「あまりにも理不尽」「怒らなければならない」(感想文)と思ったように、この映画が安倍政権を直撃しています。NAZENの運動を広げていきましょう。

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