【速報版】2面 動労総連合の建設を 集会での発言から

週刊『前進』08頁(2674号08面02)(2015/03/23)


【速報版】2面 
動労総連合の建設を
 集会での発言から

全労働者が団結する道標 国労秋田闘争団 小玉忠憲さん

 多くのみなさんに集まっていただき本当にありがとうございます。動労水戸の組合員・家族のみなさんがこの間、ものすごい闘いを展開しています。和解を拒否して闘う国労の4人の原告団も、全員一致でともに闘うことを表明しました。
 簡潔に3点訴えます。一つに、動労水戸の闘いは、戦争、原発再稼働、首切りの安倍を打倒し、「今だけ、金だけ、自分だけ」の新自由主義を覆す闘いです。福島原発事故に労働組合として立ち向かい、被曝労働拒否を闘った。これは世界で初めてです。トルコの労働者を始め世界中が動労水戸に注目しています。
 二つに、動労水戸の闘いはすべての労働者人民の闘いの道標です。被曝と無関係な人はいない。福島では公務員が何百人と退職しています。そういう中で、被曝労働拒否の闘いは全労働者の団結の核、道標となります。
 三つに、動労総連合を今こそ全国につくろう。1%の支配者を1日も早く打ち倒そう。私は動労水戸のみなさんと固く団結して動労水戸を守り抜きます。(呼びかけ人あいさつ)

団結を守り30年間闘った 動労千葉 田中康宏委員長

 昨日からストライキに立ち上がって結集している動労水戸の仲間たちと家族のみなさんに、心から敬意を表します。動労千葉も13日から延べ123人の本線運転士がストライキを闘っています。
 動労水戸の仲間たちは1986年11月に分離・独立しました。動労千葉の85〜86年のストライキに勝るとも劣らない、本当に勇気ある決起でした。僕はそれを思い出して目頭が熱くなります。
 動労水戸の闘いには、二つの尊い真実があります。国鉄分割・民営化に対して団結を守って30年間がんばりぬいたという真実。そして被曝労働拒否の闘い、これは誰も実現したことがない闘いです。自分の職場からストライキで原発に反対して闘うのは困難を極めます。だけどそこに真実があり、すべての労働者を獲得する力があります。
 僕らがめざすものはひとつです。労働者の団結した力はこの社会も歴史もすべて動かす。それを実感した労働者は百万馬力の力を発揮する。今日はそのためのスタートライン。動労千葉も春闘の第2波、第3波闘争を闘い抜く決意です。

福島でも被曝労働拒否を 国労郡山工場支部 橋本光一さん

 震災後、常磐線の広野付近に置かれていたK544車両をJRが使うと言って、動労水戸がそれにストで闘った。それをきっかけに俺らも闘い始めました。安全だと言う会社に「内部被曝はどうなるんだ」と連日追及して、防護服の貸与と、青年を作業から外すことをかちとった。動労水戸の存在は福島に住む者、JRで労働運動を闘う者にとって希望の光です。
 被曝労働拒否の闘いを労働組合の闘いとすることが求められています。それは外注化阻止・非正規職撤廃の闘いと一体です。福島では原発労働者や除染労働者はもちろん、交通運輸労働者、郵政やNTT、自治体、学校の労働者が被曝労働を強制されています。動労水戸のような闘いが、福島の労働現場に求められています。福島の郡山工場や各JR職場、地域に闘う労働組合をつくり、その力で福島原発で働く原発労働者の団結体をつくるということです。
 動労水戸の闘いは、反原発・反核闘争を労働現場の労働組合の問題として押し上げた画歴史的な闘いです。私も呼びかけ人として運動の拡大へがんばっていきます。

福島から闘いを広げよう 動労水戸 石井真一委員長

 3・11から4年、私たちの闘いへ支援と応援に本当に感謝、感激です。
 政府は避難区域をどんどん解除する。常磐線の竜田延伸。原発の近くを通る国道6号の全線開通。1月31日にはJRは竜田駅から原ノ町駅までバス代行運転を開始。3月1日には常磐道が全線開通しました。福島県民や労働者に対して、死んでしまえと言われているようで本当に悔しい。
 被曝労働反対の闘いは、動労水戸だけの闘いではなく、福島県のすべての労働組合がストライキをもって闘いぬくべき課題です。福島から全国に、全世界にこの闘いを広げましょう。
 いわきユニオンの原発労働者は、被曝しないように作業したい、自分の子や孫まで収束運動をちゃんとできるように、労働組合をつくって自分たちの労働条件を守っていきたいと言っています。うそをつき続ける安倍政権を打倒しなくては原発問題は解決しない。
 動労水戸は昨日、ダイ改阻止のストに立ち上がっています。これからもともに闘いましょう。

階級性呼び覚ます闘いを 動労水戸 辻川慎一副委員長

 動労水戸の被曝労働拒否の闘いには根底的な支持があり、それに支えられてやりきれてきた。
 この闘いは、私たちの労働は資本家のものではなく、社会のものだと示した。自分たちの労働を奪い返すことがストライキの本質だ。安全と命を運ぶ鉄道労働者として、住民に被曝を強制するJRと闘うことは正義だ。
 動労水戸が先頭に立って、福島・全国の自治体労働者、教育労働者、交通労働者、すべての労働者が被曝労働に反対して、自分たちが闘うことが子どもたちと住民を守るという立場に立って、資本家から自分たちの労働を奪い取る。この闘いが、原発労働者が自分たちの命を守るために立ち上がる条件をつくる。
 動労千葉・動労水戸は分割・民営化に対し、労働者の階級性において断固として闘いぬいてきた。動労千葉・動労水戸を軸にして全国に動労総連合をつくり、国鉄労働者、そして全労働者の階級性を呼び覚ます。それが支援共闘結成の目的だ。世の中を変える闘いをここから始めよう。

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