各地で国際婦人デー行動
各地で国際婦人デー行動
広島 安倍倒し輝こう 原爆ドームまでデモ行進
広島行動は3月7日、57人が参加し、自己解放パワー全開の熱気あふれる行動となった。
高陽第一診療所労組の矢田三恵さんの司会で開会。動労西日本の大江照己委員長から連帯のあいさつを受けた。
広島支部長の今川美恵子さんが基調を提案。「世界大恐慌の中、第3次世界大戦への激動に入った今年の行動は1917年ロシア革命の口火を切った国際婦人デーを引き継ぐもの。女性が立ち上がることはすべての労働者、農漁民、中小零細業者の決起の先駆けとなる。誇りをもち闘おう」「安倍や資本家を打ち倒し、労働者の社会をつくるために闘おう」と呼びかけた。そして、福島とつながり、国際連帯の力で戦後70周年の8・6ヒロシマまで職場・地域で奮闘しようと提起した。
続いて集会のハイライト、四つの問題提起を受けた。
①学童保育の外注・民営・有料化と労組としてどう闘うか、学童職場で働く広島支部の井上千代さんら2人が仲間と作った紙芝居を上演。子ども・子育て支援新制度が施行される中で進む安全無視、労働強化、外注化の現状を明らかにした。
②JRの廃線に続く学校統廃合に地域を挙げた一揆が起こっていることを、映像付きで大江厚子さんら婦民新聞読者会4人が報告した。
③広島連帯ユニオン草津病院支部の金光美智子さんは、病棟再編攻撃で賃下げ・退職強要、労災事故多発という職場の現状を、自らの労災事故で顔に傷痕が残るなかで報告し、労組拡大で打ち破ると提起した。
④NAZENヒロシマの呼びかけ人の室本けい子さんは、広島こそ避難・保養・医療の支援をと熱く訴え、8日の「被曝・医療 福島シンポジウム」と11日の福島行動への参加を呼びかけた。
カンパアピール、休憩をはさみ、八つに別れて30分間のグループ討論を行った。参加者は興奮さめやらぬまま、熱く討論した。最後に自治体、教育労働者や学生などから発言を受け、広島連帯ユニオンの森実智恵美さんが方針を提起して終了。街行く人びとの注目を集めて元気よく原爆ドームまでデモ行進した。
(広島・I)
福岡 婦民支部を結成 若い支部長のもとに団結
3月14日、動労千葉のダイ改阻止のストライキと連帯し、福岡市内で22人の結集で集会を行いました。この集会を婦民全国協福岡支部結成集会とするために討論を積み重ねてきた女性たちがすべてを準備し臨みました。
冒頭、各地の3・8行動と3・11福島行動をまとめたDVDビデオを上映。数々のメッセージが紹介され、NAZENナガサキの城臺美彌子さんは支部結成を祝い、行動力に敬意を表す熱い思いを届けてくれました。
基調提起を元福岡市教組の松尾栄子さんが行いました。松尾さんは最初に「私たちは昨年の3・8集会で学んだ『資本とは絶対非和解』と炭塵(たんじん)爆発で一酸化炭素中毒となった三井三池炭鉱労働者家族・松尾蕙虹(けいこう)さんの闘いを糧に1年間、国鉄闘争を始め改憲・戦争、原発と対決して全力で闘ってきた」と述べました。
そして、「安倍の中東侵略への参戦という重大情勢下で1917年3・8国際婦人デーでペトログラードの女性労働者が決起したように、女性労働者・女性が先頭で闘う時が来た。職場・家庭で苦闘する女性たちと闘う団結を地域につくり、女性を戦争に動員する安倍政権と対決するため婦民全国協福岡支部を結成する」と決意を語りました。
講演は支部結成に尽力してくれた婦民全国協事務局長の鶴田ひさ子さん。「支部の結成にみなさんの参加を。知恵と力を」「婦民は広範な女性たちに開かれた運動体」と提起しました。
討論では参加した女性たちが活発に発言。とりわけ民間労働者からは、職場でのお茶くみ、賃金差別、サービス残業などへの怒りの発言が続き、労働組合の存在がかぎだとみなで確認しました。
最後に福岡支部結成宣言を初代支部長が読み上げました。青年労働者の支部長の誕生に感動の拍手。婦民全国協からのお祝い、福岡支部のネーム入りののぼりが鶴田さんから渡され、再び会場は感動に包まれました。
集会後の茶話会は大いに盛り上がり、初参加者も「良かった。これからも参加したい」と言ってくれ、第一歩を踏み出しました。
(福岡・K)