原発再稼働攻撃に怒り 3月13日 官邸前・国会前行動 4年目の3・11迎え参加者増加

週刊『前進』08頁(2674号04面02)(2015/03/23)


原発再稼働攻撃に怒り
 3月13日 官邸前・国会前行動
 4年目の3・11迎え参加者増加

(写真 原発事故から4年。粘り強く闘い続けられている金曜行動【3月13日 首相官邸前】)

 3月13日、140回目の金曜行動が首相官邸前と国会前で行われた。4年目の3・11を迎えて参加者も再び増え始め、マイクによる怒りのアピールも多かった。
 いつも発言する男性は「原発関連による多くの自殺が東電と政府による虐殺だ。すべての原発の再稼働を許さないぞ。この日本を戦争をする国に変えるなど国民は許さないぞ」と安倍への怒りをあらわにした。
 被災地から避難している女性2人も発言した。
 最初の女性はかつて自分が住んでいた家の写真を掲げて「私のように家に帰れない人がまだ12万人もいます。『自分の家で死にたい』と言いながら、仮設住宅で亡くなっている人たち。このような状況をつくり出した原発をまた稼働させようというのですか」と川内原発や高浜原発の再稼働阻止を熱烈に訴えた。
 双葉町から避難している女性は、中間貯蔵施設への汚染土搬入開始を怒りをもって告発した。「今一番悔しいのは双葉町に中間貯蔵施設ができますよね。国と福島県知事とで了解したと言ってますけれども、地権者は誰も了解していません。私は断固として政府・東電と闘います。どんなことがあっても絶対に負けません。福島の子どもの甲状腺がんは疑いも含めて117人います。その中で87人が手術し、がんと確定しました。子どもを守ってやってください」と呼びかけた。
 福島の怒りに応えて、原発再稼働阻止、被曝労働拒否、全原発廃炉に突き進もう。
(K)
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