外注化阻止・非正規職撤廃へ 青年先頭に動労総連合建設を 4月杉並選挙に絶対勝利しよう
外注化阻止・非正規職撤廃へ
青年先頭に動労総連合建設を
4月杉並選挙に絶対勝利しよう
世界の労働者の決起の最先頭で、4年目の3・11反原発福島行動の1100人の怒りのデモが大爆発し、3・14JRダイヤ改定阻止と春闘へ動労千葉・動労水戸のストが闘われている。日本と世界は大恐慌下で戦争と革命の時代に突入した。その最大の焦点が日帝・安倍政権の戦争・改憲動向であり、安倍打倒へ闘う日本の階級情勢だ。中東侵略戦争に参戦した日帝・安倍は、その閣僚の大半が金権・汚職にまみれ、議会は超反動的な「おしゃべり小屋」と化している。戦争と政治腐敗は表裏一体だ。国鉄決戦の大前進をかちとり、15春闘を団結とスト・集会・デモで闘おう。3・29三里塚闘争に全国結集しよう。4月杉並区議選の勝利へ総決起しよう。
3・11反原発福島大行動が感動的な成功
4年目の3・11福島の闘いは、全国から郡山に、安倍への怒りと福島圧殺を許さない決意に燃えた1100人の労働者人民が吹雪の中を結集し、大勝利した。「外部被曝をはるかに上回る健康被害をもたらす内部被曝に『閾値(しきいち)』などない」ことをきっぱりと宣言し、圧倒的な集会・デモを打ち抜いた。
とりわけ国労郡山工場支部と動労水戸の闘い、青年労働者の決起の姿、ふくしま共同診療所の力強い前進に、誰もが勝利の希望と展望を見い出し、長崎の被爆者・城臺美彌子(じょうだいみやこ)さん、三里塚を先頭とする農民、福島大生、高校生、原発労働者、仮設住宅の避難住民など全参加者が、安倍打倒と原発廃炉・再稼働阻止の怒りの拳(こぶし)を突き上げた。米、独、トルコからは国際連帯メッセージが寄せられた。小雪混じりの沿道からはデモに熱い声援が送られた。
当日の『河北新報』は、世論調査で「震災への国・行政の対応への不満」が100%、「東京オリンピックへの不満」が80%と報じた。ここには労働・医療・介護・保育・教育などでの生きる権利の侵害に、怒り苦しむ全労働者人民の、必死の思いの一端が示されている。高濃度汚染水の流出を「アンダーコントロール」と強弁し、小児甲状腺がん多発と原発の因果関係を否定する安倍とブルジョアジーのうそを、誰もが見抜いている。
動労千葉を先頭とする30年間の国鉄闘争の地平の上で、現在、階級的労働運動が日帝・安倍政権と真っ向から対決していることこそが、福島圧殺を許さず、反原発を国際連帯の闘いへとつなげ、発展させている。この力は、時には「先が見えず、途方に暮れる」ような被災地の苦闘を、爆発的な団結と闘いのエネルギーに転化する力だ。福島の尽きせぬ怒りと闘いを、安倍打倒へと発展させよう。
動労千葉がダイ改阻止へ第1波のスト
動労千葉は3・13〜15の48時間の第1波ストに決起した。その課題と目標は、①大幅賃上げ獲得、貨物賃下げ粉砕、②外注化粉砕、定年延長、③ダイ改阻止―地方ローカル線切り捨て反対、反合・運転保安確立、④第2の分割・民営化=組織破壊攻撃粉砕であり、「何よりも全組合員の総力で組織拡大を実現する」ことだ(3月10日付日刊動労千葉7867号)。2・26銚子集会に続く3・7館山集会は、組合員とOB、地域の労働者、議員、住民ら150人が結集し大成功した。
特急列車の廃止・削減は、次は必ず在来線の削減、廃線・第三セクター化となり、地域は壊滅させられる。危機感と怒りが爆発し、団結が拡大・発展している。しかも鉄道の切り捨ては、学校や病院を始め公共施設の統廃合につながり、生活基盤が奪われる。
一方で、CTS(千葉鉄道サービス)清掃部門の賃金アンケートの結果には、外注会社の超低賃金・強労働に対する積もり積もった怒りの噴出が示されている。「業務を担っているのは俺たち」「まともに生活できない賃金を強制して、何が『過去最高益』だ。ふざけるな!」と(同7866号)。
動労千葉の闘いの関連労働者や地域への波及・拡大は、同時に北陸新幹線開業の一方で在来線を分断し、第三セクター化された信越・北陸地方の怒り、上野東京ライン開通による恐怖の急勾配=安全無視や大量解雇への怒りと必ず結びつく。この力は団結破壊・組織破壊を粉砕し青年労働者の決起を生み出す。
被曝労働拒否闘う動労水戸支援・連帯を
3・11郡山での反原発闘争の先頭に立ち、動労千葉とともに春闘・ダイヤ改定粉砕ストに決起し、被曝労働拒否を闘っているのが動労水戸だ。
動労水戸の青年は訴えている。乗務員とか検修、駅員への負担がこれまでの比ではないダイヤ改定だ。常磐線「新着席サービス」は負担増・乗客とのトラブル必至、警備員を乗せるなど、車掌の合理化が始まった。車両運用はさらに全くの無策で、交直流のE531系車両は品川で故障したら戻れなくなる。水郡線などは、今も故障した車両を真ん中にはさんで運用している有り様だ。ダイ改のたびに走行距離が増え、657系などは最長で1日1200㌔を走ることになる、と (動労水戸情報591号)。
動労水戸の青年労働者の決起は、1047名解雇撤回闘争の解体を阻む国鉄闘争全国運動や全産別の労働者の闘いの最先頭に立っている。それは外注化・非正規職化を食い止め、被曝労働とも、安倍の中東参戦とも徹底対決している。戦争と原発を止め、闘う労働組合と「新しい労働者の政党」をつくる流れは、今春、国際的にもさらに発展していく。
戦争・改憲へ労働者の生活破壊する安倍
世界大恐慌は「恐慌の中の恐慌」へと突入し、戦争に転化し始めている。欧州危機・ロシア危機はウクライナ争奪戦争を激化させ、「有志連合」を率いる米帝はイラク・シリア空爆を続ける一方で、イラク軍とともにイラン革命防衛隊を使い、「イスラム国」をも利用し、民族・宗派対立を泥沼化させる「不安定戦略」にのめり込んでいる。米帝もイスラエルも、国内分裂と政治危機に火がつき、中国はバブル崩壊の最先端にある。
大恐慌の戦争(世界戦争)への転化の最大の焦点が東アジアだ。特に日帝・安倍は、集団的自衛権行使の安保法制整備と「戦後70年談話」で米帝や中国・韓国との争闘戦を激化させつつ、戦争・改憲へ突進している。
だがその根底では「アベノミクス」が総破産している。日本の1月の消費支出は前年同月比5・1%減(実質)で10カ月続けて前年を下回った。実質賃金の低下も継続し、実体のない有効求人倍率の上昇などに誰もだまされない。
連合が全面屈服する「官製春闘」はインチキで、現に経団連は経労委報告で「ベア」を拒否し、失業や低賃金を打開する気など皆無だ。賃下げ、大失業、長時間労働、総非正規職化と労働者の分断、労組破壊の行き着く先が戦争だ。今や労働者が数世紀にわたり闘ってかちとった8時間労働制の解体=労基法改悪も狙っている。雇用と賃金、生きる権利と団結を奪う攻撃は絶対に許せない。
過剰資本・過剰生産力と大恐慌にあえぐ帝国主義・新自由主義に未来はない。大恐慌と大失業・戦争をプロレタリア革命・世界革命に転化することだけが、労働者階級の生きる道だ。動労千葉を先頭に30年間も闘い勝利してきた国鉄闘争、現下の3・14JRダイ改=第2の分割・民営化と闘い、青年労働者を組織し、動労総連合を全国に建設することこそ勝利の最大の水路である。
3・29三里塚に全国から大結集しよう
3・11反原発福島行動の感動的な大勝利の上に、動労千葉・動労水戸の3・14ダイ改阻止のストライキは圧倒的に闘われ、動労千葉はさらに第2波、第3波の闘争を構えている。全産別で動労千葉とともに決起し、15春闘を集会・デモ・ストをもって闘い抜こう。3・22首都圏春闘大行動に決起しよう。
さらに3月4日の東京高裁による三里塚農地裁判結審強行の暴挙に怒りを爆発させ、3・29三里塚全国集会に総結集し、市東孝雄さんの農地を守り抜こう。反戦・反権力の砦(とりで)=三里塚から安倍打倒へ攻め上ろう。盗聴法改悪を許さない3・21集会に結集し、戦争・改憲への治安弾圧の激化を打ち破ろう。
そして、安倍打倒をかけた一大党派闘争であり、全国的な巨大な政治決戦である4月統一地方選がいよいよ本番に突入した。とりわけ首都・杉並区議選で勝利し、議席奪還をかちとらなければならない。衆院選の地平を引き継ぎ、全国の力で断固として闘おう。
3〜4月のすべての闘いを韓国・民主労総4~6月ゼネストとの連帯闘争として闘おう。
機関紙『前進』を、闘いの展望と未来を求めるすべての労働者人民の中に、さらに大胆に持ち込もう。党と労働組合の一体的建設、労組拠点建設の前進で勝負しよう。