金曜行動 関西、静岡からも参加者 汚染水放出に怒り
週刊『前進』06頁(2672号04面03)(2015/03/09)
金曜行動
関西、静岡からも参加者
汚染水放出に怒り
2月27日午後6時30分から首相官邸前、国会前で金曜行動が行われた。首都圏だけでなく京都、大阪、静岡などからも闘う人びとが駆けつけ、「再稼働するな!」の声をとどろかせた。
官邸前(写真上)では中年の男性が「東電は1年前から5万2千ベクレルの高濃度の放射能汚染水を故意に海に流していた。許されない! その東電の何度もの犯罪行為を暗黙のうちに了解していた政府・規制委員会も同罪だ。福島原発事故から4年、多くの人の苦しみや悩みがわからない安倍に総理の資格はない!」と叫んだ。
国会前(写真下)でも多くの人が抗議行動に立ち、京都から参加した学生が発言した。「初めて首相官邸・国会前行動に参加しました。高校時代不登校で、現実に絶望し、人生にあきらめをもっていました。ところが3・11原発事故があって、官邸・国会前に何万人が押しかけているテレビのニュースを見て、『この社会はまだまだ希望があるな』とすごい元気をもらいました。地元の金曜行動にも参加し、大学に進学して京都に住んでからも原発反対の運動をしています」と報告し、「きょう、僕がここに来て言いたいのは『学生をなめるな!』『若者をなめるな!』ということです。ここに来てまた元気をもらいました。原発をなくして、子どもや孫の世代には、こんな世の中じゃないもっとすばらしい世界を自分がつくって渡したい」と意気込みを語った。
(H)