3・8国際婦人デー行動へ 女性が戦争阻止の先頭に 生き抜くために安倍を倒そう

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週刊『前進』08頁(2670号06面01)(2015/02/23)


3・8国際婦人デー行動へ
 女性が戦争阻止の先頭に
 生き抜くために安倍を倒そう

(写真 昨年の3・8国際婦人デー銀座デモ)


 2015年、ついに文字通りの〈戦争か革命か〉の大激動過程に入りました。1・7フランス週刊紙襲撃事件に続く1・20人質事件は、日帝を始め米英仏独など帝国主義強盗どもが大恐慌下の危機ゆえに石油資源・市場・領土を奪い合う中東侵略戦争―世界戦争の過程に突入していることを示しました。イスラム武装勢力の一部は帝国主義によって育成されました。スターリン主義への絶望から帝国主義への歪んだ怒りを爆発させ、今や労働者階級の団結を破壊する反革命として戦争を促進しています。
 しかし、中東を始め世界の労働者民衆は、大失業・貧困・戦争に怒り、立ち上がっています。そしてその先頭に女性たちがいます。今こそ反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命へ! 労働者階級の国境・民族・宗教をこえた団結で戦争は止められる! その力は私たちの中にある! 2015年3・8国際婦人デー行動に立ち上がろう。

労働者の団結と国際連帯で

 帝国主義の中で最も弱い日帝・安倍政権は昨年7・1集団的自衛権行使の閣議決定をし、「戦後70年談話」でさらに積極的に戦争に突き進もうとしています。安倍は日本人拘束を承知で、大企業46社を連れて中東4カ国を訪問し、「イスラム国壊滅のために2億㌦(236億円)拠出する」と中東侵略戦争への参戦を宣言しました。「有志連合」のイラク・シリア空爆はすでに2千回を超え、罪もない子どもたちや女性たちなど6千人以上が殺されています。住居を破壊し命を奪って何が「人道支援」か!
 安倍は、15年度の防衛費を過去最大の5兆円超とし、オスプレイなど攻撃型兵器を購入することを決めました。またODA(政府開発援助)大綱を改悪して外国軍への援助も行おうとしています。そして「テロ弾劾」を国会で決議し、「邦人防衛」を口実に「9条改憲」を公然と言い、5〜6月、戦争法案の強行成立をもくろんでいます。
 1%の支配階級の利益のために、労働者同士が殺し合いをさせられ、命を奪われてたまるか! 戦争に絶対反対の労働組合の闘いと労働者の国際連帯で戦争を阻もう!

階級の絶滅狙う新自由主義

 安倍政権と資本家どもは外に向かっては侵略戦争、内に向かっては階級戦争をしかけています。労働者も農民も中小商工業者も「生きさせろ」の叫びを上げています。
 「女性の貧困」や「子どもの貧困」は政府統計でさえ拡大の一途をたどっています。日本での非正規率は、15〜24歳では男性46%、女性57%。女性全体では58%です。女性労働者の57%が年収200万円未満であり、そのおよそ半数が100万円以下。これは87年の国鉄分割・民営化と一つのものとしてかけられた男女雇用機会均等法や労働者派遣法によるものです。
 安倍政権はこの上「働き方の改革」と言い「一生派遣のまま」「正社員ゼロ」にする派遣法改悪や、「さらなる規制改革」と強弁して「過労死」を続出させる「残業代ゼロ」法案の制定などを狙っています。そして消費増税、外注化・民営化・非正規職化、賃下げ・首切りと同時に、社会保障制度を解体し、医療・介護・年金・保育・住宅などの福祉や教育を奪おうとしています。
 安倍は「少子化対策」などと言うが、「結婚できない」現実を生み出しているのは10割非正規職化のせいだ。この30年で早産は4割増加、特にパート労働者の早産は正社員や専業主婦に比べ2・5倍に上り、看護職や介護職の妊娠異常は約3倍になっています。まさに階級の絶滅攻撃です。
 また、4年目の3・11反原発福島行動は原発再稼働・被曝強制・帰還強制と闘う正念場です。「高線量の街に帰れるか!」「放射能で子どもの未来を奪うな!」と怒りは充満しています。資本の利潤が最優先し社会を崩壊させる新自由主義にみんな怒っています。そして児童館廃止、保育所・学校民営化、学校統廃合に対して、自治体労働者・教育労働者が立ち上がっています。

労働組合の闘う拠点建設を

 安倍と資本家どもはけっして盤石(ばんじゃく)ではありません。戦争も民営化も労働組合の屈服と協力なしには進められないからです。彼らは、「絶対反対と階級的団結」で闘う労働組合、そうした拠点の拡大を何よりも恐れています。
 中曽根政権は、国鉄分割・民営化で国労をつぶし総評をつぶし、連合をつくって日本の労働運動を破壊しようとしました。しかし、動労千葉の分割・民営化絶対反対のストライキによって国鉄闘争は1047名解雇撤回闘争として発展しました。2010年4・9政治和解で再び壊滅させられようとした国鉄闘争は、国鉄闘争全国運動でよみがえりました。
 解雇撤回、外注化・民営化と闘う動労千葉や被曝労働拒否を闘う動労水戸のような絶対反対の闘いが、原発労働者を始めとしたすべての労働者や仮設住宅の住民に力と確信と生きる希望をあたえています。何よりも全国で動労総連合建設が3・14ダイヤ改定阻止決戦として激しく闘い抜かれています。
 体内に闘う労働組合を抱えて戦争をしなければならない安倍は絶望的です。だから桜井よしこは安倍の意を体現して、「UAゼンセンは連合を割れ」と叫ぶのです。
 「女性が輝く日本」などと女性を動員して破滅的に戦争に突き進むことなど絶対許さない。当の女性は攻撃の狙いを見抜いています。「国家のため、資本救済のために無権利で働け」と女性を労働力として動員する「女性活躍推進法」などぶっとばそう!
 「この道(戦争)しかない」という安倍や資本家どもを打ち倒し、労働者民衆が主人公の社会をつくる革命を実現するために闘いましょう。3・8国際婦人デーにペトログラードの労働者街で起こった女性たちのデモが1917年ロシア革命の口火を切ったように、今年の国際婦人デーの闘いが世界の労働者人民の決起、国際婦人デーの闘争と結びつくことはまちがいありません。国際連帯の力で戦争を止め、プロレタリア革命を切り開きましょう。
 全国で開催される3・8国際婦人デー行動に総決起し、地区党の正面課題として全国に婦人民主クラブ全国協の旗を打ち立てよう!
〔深沢史子〕

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3・8国際婦人デー行動

■札幌集会
 3月1日(日)午後1時30分 札幌市教育文化会館110号室/主催 婦人民主クラブ札幌有志
■みやぎ集会
 3月1日(日)正午からリレートーク(仙台市一番町商店街フォーラス前)/午後2時 仙台市市民活動サポートセンター研修室5/主催 3・8国際婦人デー企画実行委員会
■東京集会
 3月7日(土)午後4時デモ出発(杉並区松山児童遊園集合)/午後6時 杉並産業商工会館/主催 3・8国際婦人デー行動実行委員会
■広島集会
 3月7日(土)午後1時 幟会館/午後4時デモ(平和公園から原爆ドームまで)/主催 国際婦人デー記念3・7行動実行委員会
■関西集会
 3月8日(日)午後1時30分 エル大阪視聴覚室/共催 婦人民主クラブ全国協議会関西ブロック、関西労組交流センター・女性部
■福岡集会
 3月14日(土)午後1時30分 西市民センター第2研修室/主催 婦人民主クラブ全国協議会福岡支部準備会
■相模原集会
 3月22日(日)午後2時 大野南公民館/主催 婦人民主クラブ全国協議会相模原支部

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