反対同盟一斉行動 3万人署名に全力 3・4高裁提出へ奮闘
週刊『前進』08頁(2670号05面03)(2015/02/23)
反対同盟一斉行動
3万人署名に全力
3・4高裁提出へ奮闘
(写真 宮本麻子さんが熱く訴え【2月15日 千葉市】)
2月15日、反対同盟と支援連は、22回目の成田空港周辺地域一斉行動に立ち上がった。3・4農地裁判控訴審まで20日を切る中、この日は農地取り上げ反対3万人署名に全力を注いだ。
午前8時30分に天神峰の市東さん宅離れに集合し、刷り上がったばかりの「反対同盟ニュース」第17号の折り作業を開始。今号では、3・4弁論闘争と成田市栗山公園で開かれる3・29全国集会へ参加を呼びかけ、さらに安倍の戦争政治と新農政への批判、農協つぶしに対する住民の怒りの声などを掲載している。
萩原富夫さんが「3・4の東京高裁への署名提出行動にむけて、気合を入れて署名を集めよう」と檄を飛ばし、それぞれが担当地域へと出発。
訪問先で住民との多くの会話が交わされた。「LCC(格安航空)が来てからうるさくなった」(多古町)、「沖縄辺野古基地反対の闘いにも力を入れて」(旧大栄町)、「3・29集会を昔の成田市営グラウンドでやるというのはいい。もっと市内に出て市民に訴えるべきだよ」(芝山町)と、支持・共感の声が次々と寄せられた。
午後には千葉市に移動し、繁華街で署名情宣に取り組み、伊藤信晴さん、宮本麻子さん、太郎良陽一さんがマイクを握った。宮本さんは「空港拡張のために、市東孝雄さんという専業農家から農地を奪う暴挙を許してはなりません。多額の補償金よりも1本100円の大根作りに生きがいを感じて、農民として生き抜く市東さんを応援して下さい」と訴えた。
A大学教育学部の大学生2人は、「先日実習で野菜作りをやり、農業に関心が高まりました。農地を守ることに思い入れがあります」と駆け寄って署名。中年の女性は「私の知り合いが三里塚に嫁いでます。がんばって」と署名した。寒風が吹きつける中、2時間で166筆の署名を得た。