映画と杉井医師の報告 NAZENヒロシマ 3周年集会に100人
週刊『前進』08頁(2670号04面04)(2015/02/23)
映画と杉井医師の報告
NAZENヒロシマ 3周年集会に100人
(写真 杉井医師の熱意のこもった報告に「支援したい」との声が広まった【2月11日 広島市】)
2・11NAZENヒロシマ結成3周年集会が広島市中区のアステールプラザで開催されました。医療関係者などの初参加者を含め100人が会場を埋め、熱気に満ちた集会となりました。
第1部は映画「A2―B―C」の上映会、第2部は杉井吉彦医師によるふくしま共同診療所報告会。上映会では、全員がスクリーンに釘付けとなり、「3・11福島」の原点的怒りを共有しました。
第2部の冒頭、NAZENヒロシマよびかけ人の吉原美玲子さんが主催者あいさつで、被爆者として福島に寄せる強い思いを語り、ふくしま共同診療所への支援を呼びかけました。
杉井医師はまず、広島で報告することの意義深さを語り、続いて3・11から4年目の福島の現実(汚染水も除染も仮設住宅の問題も何ひとつ解決しない)、子どもの甲状腺がんの多発、今なすべきことを1時間半近くにわたって提起しました。そして「避難・保養・医療」の原則を皆さんの方針にしてほしいと訴えました。
質疑応答後、動労水戸支援共闘結成の訴え、福島大での学生弾圧との闘い、3・11への結集の訴えなどがなされ、室本けい子さんが診療所と保養運動支援のカンパをアピール。最後によびかけ人の大江厚子さんがNAZENヒロシマ結成3周年を迎えてのアピールを行いました。「4年目の3・11、被爆70周年の8・6を福島の怒りをともにして闘いとろう。世界中で〝命よりカネ〟の新自由主義と闘う労働者・民衆と連帯して、安倍政権を倒す闘いに挑もう」
集会後のアンケートでは「杉井先生の熱意に打たれた」「診療所を支援していきたい」という声が多数寄せられました。
(NAZENヒロシマ事務局・H)