ダイエーで第3波スト 八王子店閉店=解雇に怒り

週刊『前進』08頁(2670号02面02)(2015/02/23)


ダイエーで第3波スト
 八王子店閉店=解雇に怒り


 2月15日、合同労組八王子・ダイエー分会の第3波の指名ストが闘われた。午前9時、ストに決起した当該組合員4人を先頭に組合員と支援29人がダイエー八王子店前を制圧した。「一人の首切りも許さないぞ!」「ダイエーは職場を保障しろ!」「下請け労働者を差別するな!」。シュプレヒコールがダイエー八王子店にたたきつけられた。
 この日は、44年間営業を続けてきたダイエー八王子店が完全閉店するその日だ。昨年11月に明らかにされたダイエー八王子店閉店をめぐり、これまで①雇用の保障、②労働条件維持を原則に団体交渉を続け、組合の団結を軸に2波のストを決行してきた。そして閉店当日にもかかわらずまともな回答を行わないダイエー資本に対する怒りの決起として闘われた。
 当日は早朝からビラまきが行われ、午前9時からスト突入集会、引き続き店頭に座り込んだ上での店頭情宣、12時45分からJR八王子駅頭情宣、午後2時50分からの総括集会と締めくくりのダイエー八王子店一周デモを貫徹した。
 スト突入集会では当日に至るまでの経過報告と闘いの意義を末松隆司書記長が提起し、ストに決起した労働者が次々と決意を述べた。「18年間まじめに働いてきてお客様にも感謝されてきたのに一片の紙切れで解雇。しかもダイエーは『直接雇用関係がない』と団交議題にすること自体を拒否している。絶対に雇用責任をとらせる」。支援からは東京労組交流センター、日本機械労組、各地区合同労組が連帯あいさつと決意表明を行った。
 この日配布した第3波スト突入ビラは2000枚に達した。

2月11日には第2波のスト

 第3波ストに先立って2月11日、第2波ストが闘われた。朝9時、「ダイエー資本は、閉店してパート労働者を路頭に放り出そうとしている。全国2万数千人のダイエー労働者の決起を呼び覚ます闘いをやろう」。冒頭、末松書記長が闘いの経過報告を述べ、その後、当該組合員が決意を表明した。
 八王子労政会館に移動して記者会見。この日は読売新聞の記者が会見に参加、(前日には朝日新聞、13日には東京新聞が取材)活発な討論が行われた。その後、八王子駅頭に打って出て街頭情宣を行った。用意した500枚のビラがみるみるうちに手渡され、1時間ほどでまききった。
 闘いは始まったばかりだ。今後必ず開始される全国のダイエーで働く2万数千人、さらには全国の労働者へ向けられた解雇攻撃に対し、「生きさせろ」の闘いを先頭で担う決意をこめて合同労組八王子は団結してストに立ち上がった。合同労組八王子は全員の雇用を保障させ、ダイエーと下請けのワークスタッフに雇用責任をとらせるまで闘い抜く。闘えば勝てる! 団結してガンバロー!
(合同労組八王子・I)
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