ストでＪＲダイ改阻止を
　３・１ビ キ ニデー集会―３・１１反原発行動で
　安倍政権の福島圧殺うち破れ
　民主労総ゼネストと共に闘おう

　革共同第７回全国大会を開催
　速報版第２号（２月23日付）に声明

　分割・民営化の不当解雇から28年、首都圏・東京を先頭に全国10カ所で開催された２・15国鉄集会は、安倍の中東侵略戦争参戦と３・14ＪＲダイヤ改定攻撃に全面対決するものとして画期的な成功を収めた。動労総連合の全国的建設に向けた国鉄闘争の新たな出発点を打ち立てた。この地平に立ち、３・14ダイ改阻止のストライキに立ち上がる動労千葉・動労水戸と固く団結し、３・13動労千葉総決起集会に大結集しよう。さらに３・15動労水戸支援共闘結成集会の圧倒的な大成功をかちとろう。この国鉄決戦と一体の闘いとして、３・１ビキニデー杉並集会を成功させ、東日本大震災・福島原発事故から４年目の３・11反原発福島行動に全国から総結集し、日帝・安倍の福島圧殺を打ち破ろう。戦争・改憲、労組破壊と全面的な階級戦争に突き進む安倍を打倒しよう。

動労総連合の建設へ

　２・15国鉄集会は、安倍の中東参戦と真っ向から対決し、国鉄闘争こそが全労働者人民の怒りと闘いを糾合し労働者階級の勝利の展望を開く基軸的闘いであることを示した。分割・民営化の最大の狙いは国鉄労働運動の解体を通して労働運動を絶滅し、改憲と戦争に突き進むことであった。だが30年にわたる動労千葉や動労水戸を先頭にした国鉄闘争は、日帝・ＪＲ資本の狙いを根本から打ち砕き、新たな国鉄10万人支援陣形を形成する国鉄闘争の大発展をつくりだしてきた。
　闘いは分割・民営化が国家的不当労働行為であることを暴き、最高裁に反動判決をいまだ出せない力関係を強制し、安倍を追いつめている。安倍は国鉄闘争と階級的労働運動を解体できないままに中東侵略戦争に絶望的に参戦した。今こそ国鉄闘争の前進を基軸に、福島の怒り、沖縄の怒り、戦争と民営化に対するすべての怒りを結合し、安倍政権打倒からプロレタリア革命へ突き進もう。
　そして何よりも２・15国鉄集会は、動労総連合を全国に建設する闘いを具体的に進める歴史的出発点としてかちとられた。動労総連合建設は、３・14ＪＲダイ改を突破口とする第２の国鉄分割・民営化攻撃との大激突の中でこそかちとることができる。３・14ダイ改は、上野―東京ライン開通と北陸新幹線開業を先端に、ローカル線の切り捨て、駅などの全面的な外注化、車両基地の統廃合、大規模な不当配転と長時間労働をもたらし、鉄道の安全を破壊する。これは歴史的な大合理化攻撃であり、破綻したＪＲ体制を大再編する第２の分割・民営化攻撃そのものだ。
　このダイヤ改定に対する怒りはＪＲ職場はもとより、ローカル線切り捨てに直面する地域住民に満ちあふれている。動労千葉はダイ改による特急削減・廃止に反対して２・26銚子と３・７館山で地域集会を設定し、ダイ改阻止のストライキに突き進んでいる。動労水戸は青年労働者の組合加盟を新たにかちとり、ダイ改阻止のストライキと３・15動労水戸支援共闘結成に突き進んでいる。
　動労千葉の反合理化・運転保安闘争と動労水戸の被曝労働拒否闘争が全労働者の闘う方針となる時が来た。この動労千葉・動労水戸の闘いに続き、全国に動労総連合を建設しよう。
　動労総連合建設の闘いと一体で、自治体、教労、郵政など４大産別、全産別で階級的労働運動の拠点をつくりだそう。15春闘をストで闘い、大幅賃上げをかちとろう。

安倍施政演説と闘う

　安倍は２月12日の施政方針演説で、「戦後以来の大改革」を叫び、侵略戦争・改憲への突進と労働者人民への全面的な階級戦争を宣言した。
　安倍は「国民の命と幸せな暮らしは、断固として守り抜く。そのために、あらゆる事態に切れ目のない対応を可能とする安全保障法制の整備を進めてまいります」とうそぶいた。ふざけるな！　安倍こそ２人の人質を殺し、労働者人民の命と暮らしを破壊している張本人ではないか！　福島を切り捨て、辺野古新基地建設を強行し、２千万人もの非正規労働者をつくりだし、医療や介護、社会保障を解体している元凶ではないか！
　安倍の言う「安全保障法制の整備」とは、自衛隊が他国の軍隊を守り、後方支援を行い、機雷掃海や在外日本人の救出など、自衛隊が地球上のあらゆる場所でいつでも軍事行動ができるようにすることだ。派兵はその時々の特別措置法ではなく「恒久法」で行い、自衛隊法や武力攻撃事態法などの大改悪を安保関連法制として全部一括採決＝成立させようとしている。これは「国民の命と暮らしを守るため」では断じてなく、大企業や資本家どもの強盗的利益のために行われるのだ。
　安倍は安保法制整備で「存立事態」なる新概念をつくり、「国家の存立」や「国民の生命と自由」が脅かされたという内閣の認定をもって、「自衛戦争」の論理で全面的な侵略戦争を発動しようとしている。だが「国家の存立」と「国民の生命と自由」は両立するどころか非和解的に対立する。「国家の存立」のために、戦争で暴力的に奪われるのが「国民の生命と自由」であり、被侵略国の膨大な労働者人民の生命ではないのか！
　さらに施政方針演説で安倍は、①農政改革と称する農業の全面的解体とＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）の早期妥結、②医療改革という名の医療の全面破壊、③エネルギー市場改革と称した原発の全面再稼働、④法人税の20％台への引き下げと消費税10％化の２０１７年４月からの実施、⑤混合診療解禁と国民健康保険の財政運営の市町村から都道府県への移管、⑥介護費用の削減、⑦「時間ではなく成果で評価する新たな労働制度」と銘打った労働基準法改悪（残業代ゼロと過労死の強制）、⑧沖縄・辺野古新基地建設の推進、⑨福島への中間貯蔵施設建設や高汚染地域への帰還強制など、労働者人民の生活と命を破壊する階級戦争を宣言した。
　そもそも安倍は、大恐慌が戦争に転化し、ウクライナ争奪戦争やイラク・シリア侵略戦争が激しく火を噴く中で、特に「イスラム国」壊滅を叫ぶ有志連合の中心国として、ついに中東侵略戦争に参戦した。そして日本全体を戦時下にたたき込み、その既成事実をもって労働組合を絶滅し、労働者への階級戦争を激化させ、戦争・改憲攻撃に絶望的に突進しようとしている。その最大の激突点が３・14ダイ改によるＪＲ大再編との闘いだ。
　だが安倍のこの戦争政治と新自由主義攻撃への絶望的突進は、国鉄闘争を基軸に階級的労働運動で断固対決して闘えば、逆に労働者階級人民の怒りをすべて糾合し、プロレタリア革命の勝利へと転じることができる。
　今や大恐慌下で中東やヨーロッパをはじめ全世界の労働者人民が、プロレタリア世界革命へと歴史的決起を開始している。韓国・民主労総はこの４〜６月、パククネ政権打倒のゼネストに立つ。ともに総決起し階級的労働運動と国際連帯を発展させよう。その最先端の闘いが国鉄決戦だ。３・14〜15国鉄決戦に勝利し、動労総連合の建設へ突き進もう。

帰還の強制に反撃を

　東日本大震災・福島原発事故から４年目の３月11日、反原発福島行動に全国から総結集しよう。２・３福島大学弾圧は３・11行動と福島の圧殺を狙う安倍の絶望的な焦りの表れだ。弾圧に怒り学生や青年労働者が次々と３・11に決起しようとしている。安倍は墓穴を掘った。
　福島の子どもたちの甲状腺検査で、１巡目で「異常なし」とされた子どもの１人が、２巡目の検査で甲状腺がんの診断が確定した。恐るべき事態が進行している。だが安倍は、ＪＲ常磐線で不通となっている竜田―原ノ町駅間での代行バス運行に続き、３月１日には常磐自動車道の全線開通を強行しようとしている。安倍の攻撃は福島圧殺と帰還強制に集中している。３・11全国から反原発福島行動に総結集し、安倍を打倒しよう。
　中東参戦下の今年の３・１ビキニデー集会は決定的だ。全力で結集しよう。３・８国際婦人デー闘争を全国で闘おう。３・４市東さんの農地裁判控訴審と３・29三里塚全国闘争に総決起し、農地強奪＝戦争を阻止しよう。すべての労働者と学生は革共同に結集し、ともに大恐慌・戦争を革命勝利に転化するために闘おう。

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ダイ改阻止・特急廃止許すな！
動労千葉総決起集会
　３月１３日（金）午後６時
　千葉商工会議所１４階第１ホール（千葉市中央区中央２―５―１）

被曝労働拒否をたたかう
動労水戸支援共闘 結成集会
　３月１５日（日）　午後１時
　オーラム地下２階ラ・サル・ローヤル（東京都台東区東上野１―２６―２）