団結ひろば 投稿コーナー
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〝不当逮捕・捜索弾劾〟JR福島駅前で情宣
首都圏学生 高尾一彦
福島大学内における学生の不当逮捕と、学生が出入りしていた事務所に2月6日、警察権力が不当な家宅捜索を行ったことに対し、即日、反撃の闘いに立ちました。
JR福島駅前を「3・11反原発福島行動実行委員会」が席巻(せっけん)し、福島大学や首都圏の学生、福島の労働者、国労秋田闘争団の小玉忠憲さんがマイクを握り、怒りのアジテーションを行いました!
首都圏の学生は「A君は福島大学で反原発のビラをまいている中、その場でビラを捨てた学生に対して〝なぜ捨てたのか〟と追及すると、その学生がA君の胸ぐらをつかみ突き飛ばした。私も現場を見ていた一人です」と話し、「福大当局はA君がつかみかかり突き飛ばしたと言うが、120%でたらめ。絶対にA君を取り戻しましょう!」と訴えました。
不当な家宅捜索に立ち会った労働者が「警察権力、福大当局、そしてA君を警察に売った反動学生は許せない! 今日の家宅捜索で警察はまず、〝反原発〟と書かれたビラなどを集中的に持ち帰った。反原発というだけで弾圧するこんな社会を労働組合の団結でひっくり返そう」と熱烈に訴えると、ビラを受け取る反応がよくなりました。
国労秋田闘争団の小玉さんは「福島大学当局に操られた反動学生が引き起こした事態であり、福島大学当局・国家権力を打ち倒さなければいけない」と述べ、「私は不当な家宅捜索の場にいましたがあいつらはA君の財布はどこだと言って探し始めました。〝反原発〟と言ったら人権はないんですか? 国家権力は何をしてもいいんですか?」と弾劾し、「ビラを読み、今何が起きているか知ってほしい」と呼びかけました。
福島大学では、弾圧への疑問・怒りや闘いへの共感が広がっています。学生自治会を作る機運は十二分にあります! A君への弾圧を敵の墓穴に転化して、福島大学学生自治会建設へ! 全学連は闘います!
3・14北陸新幹線開業無くなる「介護列車」
東京西部 桐島 都
石川県に暮らす父が一人暮らしになり、月一で東京―小松を往復すること2年になる。土曜早朝の上越新幹線の自由席に乗ると、懐かしいなまりで「父が手術をした」「母が歩けなくなった」という会話が聞こえてくる。国と資本の地方切り捨てで、地方に仕事がなく、高齢の親が一人暮らしでも東京で働かざるをえない私と同様の人たちが、週末の休みを利用して、介護に行くのだ。たまたま隣り合わせた者同士が介護の悩みを打ち明けあう。私はひそかにこの便を「介護列車」と呼んでいた。
だが、この介護列車を利用できるのも今月限りになる。3・14ダイヤ改定の目玉として北陸新幹線が開業し、上越新幹線と北陸本線を結んでいたほくほく線の特急列車が廃止、料金が金沢まで今までの1万9300円が、2万7600円(自由席)と8300円もアップ! するからだ。
新幹線が開業すると並行している在来線の経営はJRから分離するというルールがある。北陸新幹線の場合は、第3セクター鉄道4社(長野―妙高高原間「しなの鉄道」、妙高高原―直江津―市振間「えちごトキめき鉄道」、市振―倶利伽羅間「あいの風とやま鉄道」、倶利伽羅―金沢間「IRいしかわ鉄道」)が引き継いで営業を開始する。分割・外注化? どこも赤字必至で、これらの在来線の経営が地元自治体に重い負担としてのしかかる。金沢―富山間をIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道にまたがって乗車した場合、運賃は1220円(現行運賃970円)など、小刻みに分断されて、利便性の低下や運賃の値上げなどの問題が指摘されている。
そしてJR、JR関連労働者が広域異動や第3セクター鉄道への出向を強いられた。安倍政権の生活破壊を許さず、3・14ダイ改と闘う動労千葉を支援し、「動労総連合を全国に!」の闘いを進めよう。
映画「A2―B―C」八王子上映会を開催
三多摩・労働者 吉林剛士
1月25日、八王子市内で福島原発事故を告発するドキュメンタリー映画「A2―B―C」上映会を開催しました。
NAZEN吉祥寺と三多摩労組交流センター、合同労組八王子、百万人署名三多摩連絡会で八王子上映会実行委員会を結成して主催しました。会場に入りきれないほどの大結集で、午後と夜間の2回の上映会で計124人が参加しました。
2カ月前に上映会の企画を立ち上げ、上映会の目的について討論を積み重ねてきました。今までのNAZEN吉祥寺のあり方は、デモや学習会で新しい人たちが来てくれていましたが、なかなかその後のつながりをつくれず、組織拡大をすることができていませんでした。そこで今回の上映会では、新たな参加者とのつながりと組織拡大を課題としました。
上映会の市民会場をはじめ各市民会館などにポスターやビラを置き、毎週八王子駅頭で宣伝活動を行い約3千枚のビラをまき切りました。
上映会にはふくしま共同診療所の医師を招いて、ふくしま共同診療所の意義と診療をめぐる現状を講演していただきました。
多くの参加者がアンケートに答えてくれました。「今の安倍政権はおかしい」「この映画を見て何かできることはないか」「原発反対」「関東にいるけど自分の子どもたちに放射能の影響はあるのか」「友だちに連れられてきたが見てよかった」「これからも連絡を希望する」など、積極的な意見ばかりでした。
多くの人たちが、この世の中がおかしいと思っている。この人たちとつながっていきたいと思いました。
広州シチズン工場で工場閉鎖にスト決起
河原善之
2月5日、広東省広州市にある日系シチズンの工場で、会社側は突然工場の閉鎖を発表し、1千人近くの全労働者の解雇を一方的に通告してきた。それに伴う賠償に関しても、何の話もない。この暴挙に抗議して、全労働者が午後よりストライキに突入した。
これに対して会社側は警察隊を導入し、3人の労働者を逮捕させた。また1人の女性労働者が警察に押し倒されて卒倒したのをはじめ数人の労働者が負傷し、入院する事態となった。
工場閉鎖の理由は会社が張り出した公示には何も書かれていないが、中国経済のいきづまりによる工場閉鎖か、移転を考えていることは間違いない。解雇だけを一方的に通告するだけの、こんな一枚の紙切れで1千人の労働者を解雇することへの怒りが爆発しているのである。
この警察の大弾圧にもかかわらず、シチズンの労働者は闘いを継続し、翌6日にもストライキを続けている。
この間、深圳市でのユニクロの下請け工場や同じ深圳市の水谷製造工場などで見られるように、労働者のストライキが頻発(ひんぱつ)し、それに対して武装警官などを導入した暴力的なストライキ圧殺の攻撃が次々とかけられている。しかし特徴的なことは、今回のシチズンの例のように、こうした警察権力の弾圧と真っ向から対峙して、不屈に労働争議が継続していることだ。
水谷製造工場では、1月30日に会社側と政府側、労働者側の協議が行われ、かなり労働者の要求を受け入れた和解案が作成されたが、週明けの2月2日になっても会社側がその中身を履行しなかった。そこで労働者は、2月19日より始まる春節(旧正月)の故郷への帰省切符を全員がキャンセルすることを会社側に通告し、正月休みを返上して工場を占拠してストを継続している。歴史的決起を開始した中国労働者と連帯しよう!