米子で国鉄集会を開く 伯備線事故から9年目動労西日本を先頭に

週刊『前進』06頁(2668号02面03)(2015/02/09)


米子で国鉄集会を開く
 伯備線事故から9年目動労西日本を先頭に


 1月24日、鳥取県の米子市文化ホールで国鉄闘争集会が開かれ、JR大再編攻撃と真っ向から激突する1〜3月国鉄決戦への総決起を宣言した。
 司会を元国労米子後藤車両所分会長の鷲見貢さんが務めた。
 主催者を代表してあいさつに立った動労西日本の大江照己委員長は、この日がJR米子支社の保線労働者3人が伯備線の特急にはねられ死亡する大事故からちょうど9年目にあたることに触れ、「JR資本に殺された仲間の無念を晴らすためにも、動労総連合―動労西日本を先頭にすべての職場に闘う労働組合をつくって資本と闘おう」と訴えた。また、「命脈が尽きた資本主義を今こそ打倒し、労働者が主人公の社会を建設するために立ち上がろう」と呼びかけ、「動労西日本は職場から運転保安闘争を巻き起こし、春闘ストを貫徹して、乾坤一擲(けんこんいってき)の組織拡大戦に打って出る」と宣言した。そして、「2・15中四国国鉄闘争集会の圧倒的成功へ、すべての仲間の力を総結集しよう」と訴えて、大きな拍手と歓声の中で新組合員を紹介した。
 基調を提起した動労西日本の山田和広書記長は、『前進』2666号掲載の革共同声明を紹介して、全世界で大恐慌と戦争が激しく進行している情勢を具体的に明らかにし、「今こそ戦争と民営化に立ち向かう労働運動の再生が求められている」と訴えた。また、危機に駆られて攻撃を激化させているJR7社の現状を詳しく分析し、「今春闘は賃金闘争が重要であり、国鉄決戦はイコール自治体決戦・教労決戦だ」と説き明かした。最後に「労働運動が解体させられるか、よみがえらせることができるか、この一点が問われている」として、「今が勝負の時」「動労総連合を全国に」「青年部建設」「2・15総結集」を熱く訴えた。初参加の仲間から「(山田書記長は)若いのにすごい!」と賛嘆の声が上がり、集会は最高潮に達した。
 集会後半の「報告と討論(意見交換)」では、満場の拍手を受けて動労西日本新組合員の原田隆司さん(福知山駅)が登壇し、JR貨物の小泉伸さんや国労米子後藤車両所分会の仲間などが次々に報告と決意表明を行った。初参加した地元の労働者や星野絵画展実行委員会の仲間、NAZEN山陰の仲間なども積極的に意見を表明した。
 最後に動労千葉を支援する会・山陰が「1047名解雇撤回・10万筆署名達成を! 2・15に大結集しよう。米子に動労西日本の旗を立てよう」とアピールし、山田書記長の音頭で団結ガンバローを行った。
 全国各地の2・15国鉄集会の大成功へ進撃しよう。
(山陰T・K)
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