団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2667号06面04)(2015/02/02)


団結ひろば 投稿コーナー

1・26国会前、安倍に加担する勢力に怒り
 首都圏学生 高尾一彦

 1月26日の通常国会開始に合わせて、全学連は国会議事堂前で正午から闘いぬきました。
 警察権力が大量に動員された厳戒態勢のもとで、日本共産党をはじめ既成左翼とそれに連なる諸勢力もいました。彼らは「安倍は後藤健二さんを救え」というスローガンを唱えて安倍に懇願し、安倍政権の戦争体制づくりに加担する姿をさらしていました。
 実際それが安倍政権の思うつぼであることは誰の目にも明らかです。「戦争反対」と言って安倍政権を支えているのはまさにこいつらだ! そう思わざるを得ない許しがたい現実でした。
 しかし全学連や闘う労働組合が先頭に立ち、安倍政権の本質を鋭く批判し、「シャルリー・エブド」の件から始まる〝テロを撲滅するための戦争〟が帝国主義の侵略戦争であることを暴き、各党派が言っている許しがたいペテンに怒りをたたきつけました。
 国会前には闘う学生と労働組合を監視する公安警察がいましたが、「こんなやつらを許せるか」という怒りをたたきつけるとしどろもどろの有様でした!
 京都大学での昨年の11・4公安警察摘発、そして熊野寮不当ガサ弾劾の闘いに表れた学生の団結の発展に、敵は追い詰められています。
 安倍政権を学生自治会、労働組合の力で打倒しよう。戦争を労働者の決起で止めよう。
 今、京都大学の学生で自治会運動に責任を負っている作部羊平君がデッチあげで起訴・勾留されています。作部君を学生自治会・労働組合の力で奪還し、2015年に安倍を打倒しましょう!

毎朝54万杉並区民に『前進』速報版を配布
 元杉並区議会議員 北島邦彦

 記念すべき『前進』速報版2015年第1号は、1月18日に開催された都政を革新する会、東京西部ユニオン、鈴木たつおとともに歩む会による団結旗開きの特集となりました。4月杉並区議選の勝利によって、安保・戦争国会粉砕―安倍打倒の大闘争を爆発させるという、党の決意がみなぎった紙面でした。54万杉並区民にこれを伝えなければなりません。寒さを吹き飛ばして、連日の配布活動を開始しました。私は平日の毎朝(そのうち1回は杉並区役所職場ビラ入れ)、7時から8時半まで荻窪駅頭に立ちます。改札口7カ所を巡回し、通常は「すぎなみ未来BOX」というA4表裏のビラを配布します。トータルで350〜400人の労働者が、〈常連〉としてビラを受け取っていきます。もう14年になりますので、ランドセルを背負って「行ってきま〜す!」とあいさつしていた小学生が、さっそうとした若き女性労働者となってビラを取っていきます。荻窪駅の朝の風物詩となっていると自負しています。
 さて、今回のサイクルは、『前進』速報版を受け取る〈常連〉のみなさんの反応が明らかに違います。ほんの一瞬ですが、受け取る時に微妙な間があるのです。「ただならぬ」ものが配られているとでもいうような感じです。
 『前進』速報版を駅頭配布することは、明確に党として街頭登場するということであり、本格的党派闘争に勝ちぬいて杉並区議選に勝利する宣言です。ますます確信も強く機関紙活動に全力をあげましょう!

中国ユニクロ下請け工場で労働者がスト
 河原善之 

 深圳市龍華新区観瀾街道にある慶盛服装皮具工場(香港系資本)で昨年12月10日、千人を超える大規模ストライキが爆発した。
 資本の移転策動と対峙し工場泊り込みストに発展したが、資本は18日、警察隊を導入し、スト圧殺攻撃に出た。だが労働者たちは年を越して今も不屈に闘っている。この工場は、ユニクロやG2000などのブランド衣料の下請け工場だ。
 闘う慶盛労働者が発したアピールは次の3点。「資本と政府が労働者の平和的なデモに暴力を振るったことを、徹底弾劾する。社会保障費の過去の未納を解決し、慶盛労働者に正義を行え!」「全国の社会民衆に訴える! 企業と政府の暴力行為をやめさせ、逮捕された労働者を釈放し、平等な労資交渉を行うことを支援してください!」「国際社会に訴える! 深圳慶盛労働者に声援を。ブランド会社、深圳市政府、深圳市総工会の弾圧に対して、労働者の権利を守る行動を支持してください!」
 これに応え、香港では香港職工会連盟などがユニクロとG2000への申し入れや抗議行動を取り組むなど、国際的な連帯が広がっている。
 香港職工会連盟とともに闘っているNGO団体「SACOM」が、広東省の二つの工場で潜入調査した「ユニクロ下請け工場における労働環境調査報告書」を1月11日に発表した。15日には来日して厚生労働省で記者会見を行ったが、その中身は驚くべきものだ。
 基本給が最低賃金のうえ、時間外労働の月平均がA工場で134時間、B工場で112時間、しかもその残業代が正当に支払われていない。夏には工場フロアの気温が38度に達し、失神する者もいる。フロア全体を流れる排水による転倒・感電の危険、有害な化学物質・溶剤・染料などによる健康被害。立って行うアイロンがけなどの過重労働。違法な罰金制度と労働管理。さらには労組の委員長は管理部門長が兼任という、許しがたい労働実態が暴かれた。
 ユニクロ工場の劣悪な労働実態に対する積年の怒りが爆発した。これは、中国スターリン主義の御用組合「総工会」から労働者が労働組合を奪い返す闘いでもある。

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