国鉄を基軸に1〜3月決戦を闘う 4月杉並区議選に勝利し革命の拠点を打ち立てる 革共同東京都委員会
国鉄を基軸に1〜3月決戦を闘う
4月杉並区議選に勝利し革命の拠点を打ち立てる
革共同東京都委員会
大恐慌・戦争を世界革命へ
革共同東京都委員会から年頭の決意を明らかにします。
2015年はまさに、「世界大恐慌の重圧が戦争を本格的に爆発させ、プロレタリア世界革命の現実性が日々明らかになっていく決戦の年」(1・1アピール「はじめに」)として幕を開けた。新自由主義・帝国主義は侵略戦争に突入し、プロレタリア革命を圧殺しようとしている。国鉄決戦を基軸とした階級的労働運動の爆発で「大恐慌・戦争を世界革命へ」転化するための渾身(こんしん)の決起が求められている。都委員会は、100万の労働者階級と結合する「新たな労働者の政党をつくる」大運動に党の変革と飛躍をかけて総決起し、「動労総連合を全国に」の闘いを首都において絶対に実現する。国鉄決戦の発展として公務員決戦を闘い、労組拠点を打ち立てる。
50年にわたって幾多の決戦を主導し、想像を絶する試練をのりこえ鍛え抜かれた党が、都知事選決戦という「現代革命への挑戦」へ踏み出して早1年、14年は11月労働者集会を何度も実現するような決戦を繰り返し圧倒的な前進をかちとった。12月の衆院選決戦は大党派闘争にかちぬき杉並の労働者・労働者家族すべてを獲得する偉大な闘いとして打ち抜かれた。「労働者が主人公の社会を」「新しい労働者の政党をつくろう」という革命のスローガンが階級の大地にしっかりと根付きつつある。私たちは、この地平を断固引き継ぎ発展させて4月杉並区議選に絶対に勝利する。
世界単一の党と労組拠点を
主客にわたって革命の現実性が鮮明となっている。74―75年恐慌以来の過剰資本・過剰生産力は、資本主義の枠の中では解決できない。もはや既存の生産諸関係は爆砕されねばならない。
マルクスは『経済学批判』の「序言」で「一つの社会構成体は、すべての生産諸力がその中ではもう発展の余地がないほどに発展しないうちは崩壊することはけっしてなく、また新しいより高度な生産諸関係は、その物質的な存在諸条件が古い社会の胎内で孵化(ふか)し終わるまでは、古いものにとってかわることはけっしてない。だから人間が立ち向かうのはいつも自分が解決できる課題だけである」と唯物史観の核心を明らかにした。
新自由主義的帝国主義に発展の余地など一切ない。決定的なのは生産力の主体である労働者階級が「生きるため」に全世界で決起し、コミューン型国家と社会主義を建設できる諸条件をすでにつくり出していることだ。
帝国主義はこのプロレタリア革命の現実性への恐怖から、戦争で革命を圧殺し、資源と市場をぶんどり合う強盗戦争へ絶望的に突っ込んでいく以外にないところへたたき込まれた。ウクライナ争奪戦争、イラク・シリア侵略戦争、そして朝鮮半島と中国をめぐる戦争危機情勢は、新自由主義的帝国主義の断末魔だ。今こそ全世界のプロレタリアートが世界単一の党と労働組合のもとに団結し、世界革命へ向け突き進む時だ。
革共同は100万、1千万の労働者を組織して日本革命を世界革命の突破口として必ず実現する。われわれの時代認識こそ革命の現実性だ。
JR労働者を獲得する決戦
問題は、15年決戦の序盤で革命のヘゲモニーを握りしめることだ。1〜3月決戦の勝利に一切はかかっている。
何よりも「動労総連合を全国に」の決戦を動労千葉・動労水戸の組織拡大の闘いと固く団結し東京でぶち抜くことに総力をあげる。3・14JRダイヤ「改正」に伴う「上野東京ライン」開通は大合理化と東労組カクマル解体をもたらし、JR東日本を大激動情勢にたたき込む。動労千葉の分離・独立闘争から学んだ「労働組合の内部における党派闘争を通して、組合員を一人残らず獲得するすさまじい努力」「労働組合の団結とは資本と闘うための団結」の教訓を発揮し、JRで働くすべての労働者を獲得する大決戦へ打って出よう。
東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の解雇撤回・職場復帰の勝利の地平を首都・東京の労働組合全体を対象にした組織戦に転化し、2・15国鉄集会の大結集へ突き進もう。その階級的力で3・11大震災・原発事故から4周年を迎える郡山闘争に総決起し、被曝労働拒否で闘う動労水戸を支援・防衛し、全原発廃炉へ闘い抜こう。福島からの避難者との連帯を決定的に強めよう。
さらに4月杉並区議選で絶対勝利することだ。杉並に労働組合の大拠点を打ち立て、闘う議席を奪還し、そのすべての力を発揮して5〜6月の安保・戦争国会を粉砕する巨万のデモをたたきつけよう。
レーニンは革命に向かう過程でのロシアの首都ペテルブルグでの選挙闘争を、ロシアの全解放運動のヘゲモニーをめぐる体制内勢力との決戦と位置づけ、最大限の創意とエネルギーと粘りを発揮してなんとしても勝利して模範となれ、と檄(げき)を飛ばした。
この闘いのように4月杉並区議選は激烈な党派闘争と胸のすく勝利で労働者階級の闘いの模範としなければならない。「こんな爽快な闘いができる杉並に生まれて幸せ」という多くの区民の団結をつくり出し、児童館全廃攻撃を粉砕し、消費税廃止の運動を巻き起こし、アベノミクスと戦争政治を断ち切ろう。
これらの闘いの中で青年労働者の階級的リーダーを膨大に生み出すことに全精力を注ぎ込もう。都委員会・地区党が団結すれば不可能なものはない。われわれがかちとるべきは全世界だ。15年決戦に勝利しよう!