4月杉並区議選勝利を 元杉並区議会議員 東京西部ユニオン副委員長 北島邦彦さん 新年の決意

週刊『前進』12頁(2663号02面01)(2015/01/01)


4月杉並区議選勝利を
 元杉並区議会議員 東京西部ユニオン副委員長
 北島邦彦さん 新年の決意


区内に労組の大拠点築き 闘う議席を必ず奪還する

 『前進』の読者、闘う仲間のみなさんに、厳寒を吹き飛ばす新年のアピールを送ります。
 鈴木達夫弁護士を押し立てて闘った昨年末の衆議院選挙では、全国の仲間のみなさんとともに1万7千票をもぎり取る大勝利を実現しました。あらゆる力と知恵を杉並の地に寄せていただき、地元で闘う者として心より御礼申し上げます。

1万7千の団結

 この1万7千票は、杉並を始め全国・全世界の労働者人民の闘いに限りない激励となって響き渡っています。選挙後の街頭・地域での反応には、「なぜこれだけしか取れなかったのか?」などという言葉は皆無です。「安倍は選挙に勝っても追い詰められている」「アベノミクスはどん詰まりだ」「安倍の戦争政治は許さない」「労働者が主人公となる社会の建設はこれからが勝負だ!」。労働者人民の明るく朗らかな思いと、新たな闘いの決意が込められています。週1回定例の杉並区役所朝ビラでも、笑顔で「おはようございます」と声をかけていく労働者は通常よりも圧倒的に多くなっています。
 こうした大衆的な解放感を形づくったのは、街宣に結集した全学連の仲間たちを始めとする、党の団結した力です。そこを結集軸に、地域の支持者や選挙ボランティアとして初めてかかわった人たちとも、強固な団結を築いて闘うことができました。2010年代中期階級決戦を闘う主体の形成(萌芽)です。
 1月からの通常国会が「安保・改憲―戦争国会」となることが明らかな中で、この大決戦を闘う主体的準備を成し遂げたとも言えます。国鉄―春闘、3・11福島、大学新歓、杉並区議選、沖縄...と続く今年前半の闘いに、一気呵成(いっきかせい)に突き進んでいこうではありませんか!
 衆院選闘争は国鉄決戦と一体のものとして闘われました。昨年冒頭の都知事選から6月杉並区議補選、鈴コン闘争大勝利と杉並の児童館廃止阻止決戦を軸とする11月労働者集会に向かう闘い......。その底流にあったのが国鉄10万筆署名です。署名運動で階級の大地を耕しつつあったところに、国鉄労働者とともに先頭で闘ってきた鈴木達夫弁護士が登場しました。選挙闘争と国鉄決戦が完全に一体となり、階級的労働運動の一環として選挙闘争が位置づけられ、革命的共産主義者同盟が本格的な労働者の政党として飛躍していく端緒を切り開きました。
 衆院選闘争の大きな意義は、権力をめぐる大党派闘争を貫徹しきったことです。安倍―石原の自民党政治に対する根底的批判・弾劾にとどまらず、民主党など中間的政治勢力が掲げる「野党共闘」の虚構を暴き、日本共産党スターリン主義の反労働者性をも徹底的に暴露し尽くしました。中間的政治勢力はそのあいまいさ、無責任さ、いいかげんさを自己露呈し、政治闘争の現場から一掃されました。杉並では鈴木達夫候補の存在により、それが最もドラスティックに表れました。
 あらゆることを「ルールづくり」(議会での法令制定)に流し込もうとする日本共産党は、長時間労働の規制を「残業を年間360時間以内とする」「月80時間以上の残業を可能にしている三六協定の特別条項の廃止」などと主張し現場労働者の怒りと無縁であることがあぶり出されました。
 いよいよ今年4月には統一地方選挙=杉並区議会議員選挙を迎えます。衆院選闘争が切り開いた地平を断固として継承・発展させ、闘います。

民営化と対決し

 衆院選を経たあらゆる政治党派の危機感はすさまじく、統一地方選こそその決着が問われる闘いです。すべての政党・議員が民営化を強行する民主党・田中良区長に抱き込まれ、まったく腐敗し無力化した杉並区議会を、根底から粉砕するため、議席奪還へ攻めて、攻めて、攻めぬいて勝利しましょう!
 衆院選での労組選対の闘いはめざましく、児童館を始めとする杉並区の自治体労働者との広範な関係が生み出されています。都教組に所属する教育労働者からも職場で集めた国鉄10万筆署名がいくつも返送されています。杉並区内の労働組合をめぐる情勢も煮つまってきました。杉並区議選の課題のひとつは、区内に「大拠点」と言える労働組合を築きあげることです。その道筋は明確であり前進あるのみです。
 世界大恐慌は恐慌の中の恐慌へと突き進んでいます。朝鮮半島・東アジアをめぐる戦争の危機も切迫しています。労働者人民は戦争と大量解雇攻撃に、「生きさせろ」と根底的決起を開始しています。その歴史の転換点で闘われる統一地方選は、「大恐慌をプロレタリア革命へ」の闘いを大前進させる歴史的決戦です。労働者階級を鼓舞激励し、安倍を革命の恐怖にたたき込む巨大な勝利をかちとりましょう。選挙闘争を通して『前進』読者網を圧倒的に拡大し、労働者細胞建設をやりぬきましょう。私はその最先頭で闘うことを新年の決意とします。ともに闘いましょう!

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都政を革新する会2015年旗開き
 とき/1月18日(日)午後3時
 場所/荻窪タウンセブン8階会議室
 主催/都政を革新する会、鈴木たつおとともに歩む会、東京西部ユニオン

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