安倍の戦争政治に断下そう  1・18杉並 北島邦彦さん4月区議選必勝へ  都革新など3団体が新年旗開き

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週刊『前進』02頁(速報版2015年01号01面01)(2015/01/20)


安倍の戦争政治に断下そう
 1・18杉並 北島邦彦さん4月区議選必勝へ
 都革新など3団体が新年旗開き


(写真 12月衆院選決戦の地平から激動の2015年へ! 杉並区民を先頭に160人が集まり盛大な旗開き【1月18日 杉並・荻窪タウンセブン】)


(写真 東京西部ユニオンの青年労働者の力強い音頭で「2015年、都政を革新する会、鈴木たつおとともに歩む会、東京西部ユニオンは団結してガンバロー!」【1月18日 杉並】)

  「戦争阻止! 全世界の労働者と団結して首切りも原発もない社会を!」「4月区議選に圧勝し、新しい労働者の政党をつくろう!」――1月18日、東京・杉 並区の荻窪タウンセブンで、都政を革新する会・東京西部ユニオン・鈴木たつおとともに歩む会の3者共催による新年旗開きが開催され、都内の労働者、学生、 杉並区民など160人が集まった。4月統一地方選・北島邦彦さんの必勝へ、そして戦争・改憲に突き進む自民党・安倍政権打倒に向けて、激動の2015年を 意気高く闘う共同の決意を打ち固める場となった。動労千葉をはじめとする闘う労働組合や全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協杉並支部、杉並・星野 文昭さんを救う会の仲間なども参加し、盛り上がった。(2面に主な発言を紹介)

労働者が中心の新しい社会を

 初めての3者共催での新年団結旗開きは、激動の15年決戦をともに闘う決意と熱気にあふれて大成功した。
  東京西部ユニオンの青年労働者が司会を務め、最初に都政を革新する会代表の長谷川英憲さんが開会のあいさつに立った。「昨年の東京都知事選、杉並区議補 選、衆院選を闘い抜いた地平を引き継ぎ、4月統一地方選での北島邦彦さんの当選をかちとりましょう。安倍の『戦後70年談話』は新たな戦争宣言です。15 年は、安倍を打倒して第3次大戦を阻止する決戦の年です。都革新は『新しい労働者の政党』への飛躍をかけて15年を闘う決意です」
 続いて東京西 部ユニオン副委員長で元杉並区議の北島邦彦さんが、4月統一地方選出馬に向けて決意表明を行った。「地域では『安倍政治をどうにかしてくれ』『なんで安倍 が選挙で勝つのか』という怒りの声があふれています。統一地方選は、この声を形にして安倍を倒す、安倍政治を断ち切る決戦です。杉並・田中区政が推し進め る『区立施設再編整備計画』に絶対反対で対決し、職場で働く労働者とともに選挙戦を闘います。国家権力や他党派のつぶし攻撃を粉砕して、絶対に当選をかち とりましょう!」
 次に、昨年の衆院選に杉並から立候補して1万6981票を獲得した鈴木達夫弁護士がマイクを握った。「15年が明けて、世界史 の大回転が始まっています。フランスではオランド大統領が『テロとの戦争』を宣言し、空母をペルシャ湾に派遣しようとしている。ドイツのメルケル首相は軍 服姿で週刊誌に登場し、中東への武器輸出を展開している。第3次世界大戦に入ろうとしている。この人類の危機を突破する力は、労働者階級を中心とした全人 民の決起にこそあります。安倍はこの間、輸出戦略に生き残りをかけて、大企業50社を引き連れて中東を訪問している。そして戦後史の転換をかけて『戦後 70年談話』を出し、『存立事態』と称して戦争に踏み出そうとしている。これに対して私たちは、国鉄闘争を基軸に闘う労働運動を復権し、労働者を中心とし た新しい社会をつくる――これが安倍政治に対する唯一にして最大の回答です。そのためにも、新しい労働者の政党をつくる闘いとして4月統一地方選を闘い抜 き、北島さんの当選をかちとりましょう!」
 鮮烈なアピールに会場の熱気が高まる中、ふくしま共同診療所の松江寛人名誉院長の音頭で乾杯を行った。
  後半に入り、動労千葉の繁沢敬一副委員長が連帯あいさつ。「3・15ダイヤ改悪で、JRは安倍政権のお先棒を担いで地方を切り捨てようとしています。地域 住民と団結し、動労千葉は反撃に立ちます。そして28年を迎える国鉄解雇撤回闘争の勝利へ、2・15国鉄集会の成功をかちとる決意です」
 地元・杉並区民からは、「北島さんのトップ当選をかちとろう!」と熱烈な応援アピールが行われた。

青年労働者や学生が次々発言

  東京西部ユニオンの吉本伸幸委員長が登壇した。「この間、吉崎製作所の解散に見られるように、資本は国鉄方式の全員解雇攻撃に出ています。これに対して、 俺たちは労働者が社会の主人公だと胸を張って、闘う労働組合をよみがえらせ、職場を労働者の手に奪い返す。そして区議選で北島さんを勝利させ、杉並の地か ら新しい労働者の政党をつくる。東京から闘いののろしを上げようじゃありませんか!」
 革共同を代表して、天田三紀夫書記長が連帯あいさつを行っ た。「15年の闘いは、まずもって1〜3月国鉄決戦にかかっています。JRによるダイヤ改悪、安全崩壊を許さず、青年労働者を獲得し、外注化を粉砕しま しょう。そして全学連の4月新歓闘争を絶対に成功させ、その力で4月統一地方選に勝利しましょう。杉並を革命の根拠地にしましょう。革共同はこの15年、 日本階級闘争の主流派に躍り出る決意です。今日集まったみなさんに、革共同への結集を心から訴えます!」
 会場では、三里塚反対同盟からのメッ セージが読み上げられたほか、全学連の坂野陽平書記長、全国水平同盟杉並支部、婦人民主クラブ全国協議会杉並支部、杉並・星野文昭さんを救う会、東京労組 交流センター、ストライキ会議の青年労働者からそれぞれ発言が行われた。最後に東京西部ユニオンの大西文夫書記長がまとめを行い、青年労働者の団結ガンバ ローで熱気あふれる新年旗開きを締めくくった。

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