もんじゅを廃炉へ！全国集会
　「福島と共に闘おう」訴え

　12月６日、福井県敦賀市で「`14もんじゅを廃炉へ！全国集会」が行われました。
　この日は厳しい寒波のため大雪となり、もんじゅがある白木海岸への道が降雪と凍結のため危険であると判断され、午前中に予定されていた現地での抗議集会と原子力機構への申し入れが中止になりました。
　その代わりに、敦賀市内のプラザ萬象で抗議集会と申し入れ文の採択、午後１時より「`14もんじゅを廃炉へ！全国集会」が行われました。中嶌哲演さんの主催者あいさつや小林圭二さんの発言などが、もんじゅの再稼働が破綻している現実の中で、安倍政権がプルトニウムの「増殖」を放棄し、研究炉としてあくまで存続させることに対して「今こそ廃炉にしよう」と強く訴えました。また地元住民や川内、福島の現地からの発言もありました。
■大雪の中６００人
　大雪という厳しい天候にもかかわらず全国から６００人の労働者・市民・学生が集まりました。それは、安倍政権がもんじゅを存続させ核武装・戦争への道を推し進め、福島住民の怒りを圧殺・分断し放射能汚染と被曝、帰還を強制していること、川内原発の再稼働を強行しようとすることに対する根底的な怒りの現れです。
　この全国に渦巻く怒りと国鉄決戦を基軸に大きく前進してきた階級的労働運動派が結合することを恐れた安倍政権が解散・総選挙で戦争と大失業への道を推し進め、延命しようとしています。
　全国の労働者人民の怒りと結合するため、北陸・東海・関西の階級的労働運動派は唯一の政治勢力、責任勢力として登場しました。それは「労働者こそが社会の主人公だ。安倍政権を打倒しよう」と訴え、労働者人民の真の代表として登場した鈴木たつお候補の衆院選と同じ闘いです。
　私たちは、集会前後と昼の休憩時間、会場前に「もんじゅを廃炉へ！　福島の怒りと共に原発を廃絶しよう！　労働組合の力で原発を止めよう！」という横断幕を広げ、北陸ユニオン、東海合同労組、婦民全国協北大阪支部などののぼりを立て、北陸労組交流センターと富山大学学生自治会のビラを参加者に手渡しました。
　鮮やかな横断幕を見て、何人もの参加者が写真を撮っていました。さらに衆院選・鈴木候補の闘いを伝える『前進』１２０部を手渡しし、「衆院選決戦で自民党を打倒しよう」と訴えました。国鉄署名１０１筆、星野署名５筆を集め、参加してきた労働組合の青年労働者らと討論の輪ができました。残念ながら天候のために市内デモも中止になってしまいましたが、集会参加者を鼓舞（こぶ）激励し、盛り上げて闘いぬきました。
■死に体のカクマル
　私たちの鮮明で生き生きとした呼びかけに比べ、政治党派として死に体を示したのがカクマルです。カクマルはもんじゅ闘争始まって以来初めて、横断幕はもとより１枚のビラも配ることができず、10人足らずで静かに参加し、いつの間にかいなくなっていました。戦争と革命の時代の到来の中、資本主義体制を「左」から支える役割すら果たせない破産した姿を示しました。
　衆院選決戦に勝利し、２０１５年決戦に躍り出てプロレタリア世界革命へ！　「原発銀座」北陸で階級的労働運動をよみがえらせて闘っていきます。
（北陸　Ｋ）