労働者の団結と国際連帯で戦争を阻もう 鈴木候補の最終演説
週刊『前進』06頁(2661号01面02)(2014/12/15)
労働者の団結と国際連帯で戦争を阻もう
鈴木候補の最終演説
安倍首相は「景気回復、この道しかない」と言い出した。この道とは何か。
一つは、景気回復のためには、憲法改悪と戦争しかないということだ。
今、日本資本主義は行き詰まり、世界も大恐慌。世界の資本主義は軍事力で資源、市場、勢力圏のぶんどりあいに入った。日本は武器輸出3原則を解除し、兵器産業で生き延びようとしている。憲法を改悪して世界中どこでも自衛隊を戦争のために送り込む。これが景気回復につながるというとんでもない話だ。
戦争は死と絶望だ。日本の労働者、他国の労働者、それぞれを戦場に送って殺し殺される関係に立たせる。
「愛国主義とは、ならず者の逃げ口上」という有名な政治格言がある。
戦争を阻止する道は、戦争に動員されるわれわれ労働者人民が、戦争をする自分の国の政府を倒すことだ。われわれは安倍政権を倒す、中国人民は習近平政権を倒す。労働者の団結と国境を越えた国際連帯が、戦争を阻止する唯一の最大の武器だ。これだと私は訴えたい。
「この道しかない」の二番目、安倍は「安心・安全の生活」などと言っている。安倍政権がやろうとしているのは何か。12月10日に特定秘密保護法が施行された。この戦前の治安維持法を上回ると言われる特定秘密法とセットで、来年の通常国会では、市民生活の隅々まで監視するために盗聴法改悪が行われようとしている。そういう管理社会、警察国家をつくろうとしているのが、安倍の「この道しかない」ということなんだ。
最後に、この立候補に当たって一人で何ができるのかとよく聞かれる。しかし、私は一人ではない。労働者の団結の力、そして戦後一貫して闘い続けてきた日本の労働者の誇り高い歴史。杉並の原水禁運動もしかり。私は日本の労働者を誇りに思い、絶対に闘いに決起すると信じている。だから私は一人ではない。
われわれは勝つ! 絶対に勝利しようではありませんか!