団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2660号06面05)(2014/12/08)


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『前進』をJR職場に配布し労働者に好評 神奈川 野田利一

 神奈川県川崎地区で、「外注化阻止ニュース」とあわせて、『前進』の9・11郡山闘争報道号、11・2報道の号外、京大・訪韓闘争特集号をJR職場に宣伝紙として配布しました。
 ある職場では、「動労千葉の方ですか。ごくろうさまです」と分会長が話しかけてきました。11・2集会前には退勤時に国鉄10万筆署名を行いました。夕方5時を過ぎると街灯もなく暗いのですが、足を止めて7人の労働者が署名をしました。続いて11・2報道の号外を配布していると、「2日の集会はどうだったの?」と一人の労働者が聞いてきました。さらに宣伝紙を配布しながら何人かの労働者に『前進』の感想を聞くと、「読んでます」「結構面白い」「京大のことは知っている」。前回11・2の様子を聞いてきた労働者とは、職場の状況の会話にもなりました。
 別のJR職場では、3〜4年前にチラシをまいた時は「千葉の駄馬か」と悪罵を投げる労働者(カクマル分子、嶋田派か)もいましたが、今はそんなことはなく、受け取りも倍以上です。一人の労働者は「今日は厚いな」とニコニコして受け取っていきました。阻止ニュースの中に『前進』を入れたので「厚い」というわけです。
 JR当局は「ここからは入らないで」「いろいろなところでまいているようですね」とからんできて、私たちの闘いに戦々恐々です。
 この間の行動で、JR体制崩壊・激変情勢を実感できました。「動労総連合を全国に」を胸に、JR職場に確固とした拠点を建設する決意です。

初めて『前進』を読み自分も労働者と自覚 広島 村岡さくら

 今日、初めて『前進』を読みました。「エッ、何で選挙を今するの?」と疑問に思っていた私も、そのわけがようやく見えてきました。広島からも鈴木達夫さんを応援したいと心から思いました。
 今まで普通の新聞を読んでも、「こうなりました。これからはこうなります」と書いてあるだけで、わけも分からず、政治とか法律は難しいので自分には手の届かないものと思っていました。
 ところが『前進』を読んでみて、今、政治を行っている人たちの意図が次第に明らかになってきました。忍び寄る戦争の足音にただ恐れ不安に思っていた私は、今こそ民衆自身(つまり私)が、不断の努力をもって平和を守らなければならない時だと感じました。「弱い私」と思っていますが、それでも私も世の中を支えている労働者の一人であるとの自覚に目覚めました。
 だから、働く人びとが安心して暮らせるために、平和を守るために何かしたいと思いました。その一歩がこのたびの投書です。
 これからは分からないところを教えてもらいながら、『前進』を読んでいこうと思っています。他紙も読もうと思います。そうすると「違いがわかる女」になるかもしれません。力がないので武力はないのですが、理論武装をしたいです。
 最後に、私の小学校、中学校の先生方、元同僚だった日教組の先生、そして今の仲間に感謝したいと思います。

星野無実のパンフを読んで中学生が作文 星野さんを救う会 A 

近所の子が遊びに来た時、星野さんのパンフを見つけ、「おじちゃん、どういうこと?」と聞いてきたので、星野さんのことを話してあげました。そうしたらしばらくして、「おじちゃん、作文を書いたから読んでみて」と原稿を持ってきました。その原稿を紹介します。
◇「星野文昭さん」 中学1年
 私はある日、星野文昭さんという人の話を聞きました。星野さんは無実にもかかわらず、30年以上、刑務所で服役しています。星野さんは30年以上、無実を言い続けてきました。一審、二審とも有罪判決で、最高裁で無期ちょう役刑が確定しました。しかし、それでも星野さんは無実を言い続けました。
 星野さんの訴えは、
・私は機動隊に向かって「火炎ビンを投げろ」と言っていない。
・機動隊員に暴行は行っていない。(中略)
 日本にはまだまだ、無実にもかかわらず服役している人がたくさんいます。一人でも多くの人に星野さんのことを知ってもらいたいです。一秒でも早く星野さんの再審をしてもらいたいです。
 星野暁子さんは、法廷での文昭さんに心を打たれ、好きになり、お互いに支え合おうと結婚しました。それなのに、二人はまだ手を握り合うことができていません。こんなひどい話は、私たちが未来へ伝え続けなければならないと思いました。
 「どんな人にも人権がある」「どんな人にも公正、公平に」]

「もうひとつの約束」で深まった日韓連帯 東京 犬塚信乃

 11月14〜16日の3日間、名古屋・大阪・東京の3都市で韓国映画「もうひとつの約束」を上映し、監督と主人公のモデルとなったファンサンギさんも来日して盛況のうちに終了した。サムソン電子半導体工場で働いて有害な化学物質に曝され白血病となり、満22歳で他界したファンユミさんの父親が、韓国巨大企業を相手に労災認定をかちとった実話を元に映画化された。映画では父親と社会保険労務士の執念が多くの人に闘う勇気を与える過程が描かれるが、エピソードの多くが事実だ。東京上映会では、ファンサンギさんと社会保険労務士たちが結成した《半導体労働者の健康と人権を守るパノルリム》による〝労働者の知る権利保障〟の署名が79筆集められた。
 半導体工場の労働者は有害物質の危険を知らされることなく働かされる。裁判では企業が情報を隠ぺいするので労災認定は困難を極める。そんな過酷な経験をしたのに穏やかに微笑むファンサンギさん。「なぜ?」と問うと「最初は笑うことができなくなったが、サムソンを転がすことを楽しもうと思ったら闘いを続けることができた」と答えた。
 私は中野洋著『新版甦る労働組合』序文の一言を思い出した。「朗らかに闘おう」、これぞ労働運動の神髄。韓日は連帯して政権打倒の闘いを楽しもう。

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