福島から鈴木支持の訴え

週刊『前進』06頁(2660号04面02)(2014/12/08)


福島から鈴木支持の訴え


 福島県で原発反対を貫き、子どもたちの健康を守るために奮闘している3氏が、県内で「鈴木たつお候補支持、応援」のアピールを発し、賛同を呼びかけています。呼びかけ文を紹介します。(編集局)

福島の現状を許さない―責任のとれる人を国会へ

発起人 佐藤幸子 (福島診療所建設委員会呼びかけ人)
椎名千恵子 (3・11反原発福島行動実行委員会)
布施幸彦 (ふくしま共同診療所院長)

 もう1年以上、日本の原発は一基も稼働していません。街にはクリスマスのイルミネーションが輝き、電力会社の節電を呼びかけるCMもいつの間にか姿を消しました。原発再稼働は、本当に発電のために必要なのでしょうか。
 私たち福島県民は、原発事故後、気の休まる時間はありません。収束できない原発に恐怖を感じ、放射能による子どもたちへの健康被害におびえながら生きています。県内外への避難者13万人、いまだに3万人が仮設住宅で4回目の冬を迎えようとしています。
 福島は、放射能がまき散らされたにもかかわらず、国や県の対応は県民の安全を第一に考えたものではありませんでした。事故後、子どもたちの被ばくを心配して、病院へ行ってもいたるところで診察を断られるようなことが起こりました。現在、疑いも含めて103名もの子どもたちが小児甲状腺がんで苦しんでいるにもかかわらず、放射能の影響を認めようとしません。
 総理大臣自ら「福島第一原発はアンダーコントロール」「将来にわたって健康被害はない」と大うそをつきとおす安倍政権に未来を託すことはできません。あきれ果てるほどの無責任な事故対応、この人たちに権限を与えこのまま政治を任せるわけにはいきません。
 私たちは、今回の衆議院選挙で、この原発事故の責任を取らせなければなりません。経産省、環境省の大臣を歴任し、汚染がれきを全国で焼却処分し放射性物質を拡散させ、「最後は金目でしょう」と言い放ち福島県民を見下した石原伸晃議員をもう二度と国会議員にはしないでください。
 選挙の時だけ頭を下げて、当選すれば国民そっちのけで公約さえも踏み倒す人たちに議員としての資質があるとは思いません。目先の利益を追求する現政権のつけは、今後何十倍、何百倍にもなって私たちにのしかかってきます。残された時間はもうありません。現実と向き合い、責任のとれる能力のある人を国会議員として選んでください。これまで原発政策と徹底的に闘い、福島の怒りとともに歩んできた鈴木たつお候補のご支持、応援をよろしくお願いします。

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