「最後は金目でしょ」が本音 石原伸晃(自民)を許すな

週刊『前進』06頁(2660号02面03)(2014/12/08)


「最後は金目でしょ」が本音
 石原伸晃(自民)を許すな

(写真 自民党・石原伸晃)


 東京8区から出馬した石原伸晃(元環境相、自民党東京都連会長)は、これまで数々の許しがたい暴言を繰り返してきた極悪の政治家である。
 今年6月、福島第一原発事故の除染で出た汚染土などの中間貯蔵施設の双葉・大熊両町への建設をめぐり、環境相でありながら一度も住民説明会に出なかった石原は、菅義偉官房長官との面会後、記者団に「説明会が終わったから今後の日程を話した。最後は金目でしょ」と吐き捨てた。
 「金なんかいらない。ふるさとを返せ!」と訴える住民の声を「どうせ金が目当てなんだろう」と罵倒(ばとう)した上、札束を積んで黙らせようとする安倍政権の悪らつな意図をむき出しにしたのだ。
 そもそも石原は2011年3・11原発事故の直後から、福島を先頭とする反原発の闘いを「集団ヒステリー」と呼んで敵意をあらわにしてきた。同年6月11日、新宿で2万人を結集する反原発デモが大高揚したことに打撃を受けた石原は、14日の記者会見で「大きな事故があったわけだから、集団ヒステリー状態になるのは分かる」と述べた。
 同年9月11日のNHK「日曜討論」では、住民が自主的に放射線量を測定することに嫌悪感を表し、「精度の低いガイガーカウンター......を持って一般の国民が街を歩いてるような事態をまず止める」などと主張した。
 これらのほかにも、石原は11年3月、子ども手当の延長に反対する立場から「子どもを社会でつくろうというポル・ポト派と一緒の考えに与(くみ)するわけにはいかない」と発言した。カンボジアの独裁者ポル・ポトを持ち出す悪質極まりない表現で、児童福祉政策そのものを全否定したのだ。石原・自民党はこうした考えのもと、杉並では田中区長と結託して児童館全廃・保育園の民営化を推進している。
 石原の腐りきった姿こそ自民党・安倍政治の正体だ。今こそ杉並、福島、全国の怒りで石原と安倍を打倒し、鈴木たつお候補を国会へ送ろう。

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