団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』08頁(2659号08面04)(2014/12/01)


団結ひろば 投稿コーナー

富山大で「京大連帯!退学処分撤回!」集会 富山大 N

 富山大学学生自治会の学生は11月21日、「闘う京大生と連帯! 中野君の退学処分撤回!」の富大集会を開き、大成功させました。この集会には、なんと11・4京大公安警察摘発、300人の学生・労働者が結集した11・12京大緊急抗議集会を闘い抜いた京都大学同学会の仲間も駆けつけてくれました。
 今回の集会には、前回出てきた30人の職員がまったく出てこれず、当局の弾圧を打ち破っての集会になりました。京大情勢が富大でも大きな力になっています。全国学生の団結による勝利です。京大同学会の仲間の発言は富大生に圧倒的に注目され、学生の議論も巻き起こりました。
 さらに、富山通運解雇撤回を闘う北陸ユニオンの労働者も駆けつけ連帯発言を行いました。退学処分攻撃がかけられている中野佑哉君は、富大当局による新樹寮からの法的追い出しの恫喝に対してきっぱりと闘うことを宣言。富大生からの応援のアピールも行われ、大きく盛り上がりました。
 集会後、学生自治会として富大当局への申し入れ行動を行いました。申し入れ行動のために学内に入る私たちに対し、警備員室に隠れ集会を監視していた富大当局がたまらず出てきました。
 しかも「申入書を受け取れない」と突っぱねながらも、学生の徹底追及に拒否理由は二転三転、脆弱(ぜいじゃく)性をさらけ出しました。京大が切り開いた闘いの地平から、監獄大学=富大の腐敗が一気に暴露されています。
 富大学生自治会の闘いは、富大に学生の自治、団結を取り戻し、キャンパス内に学生の団結の旗を打ち立てる闘いとして前進しています。京都大の闘いの地平から全国に学生自治会を建設しよう! 富大でも京都大のように闘い、本格的な大衆的自治会の発展に向けて闘います。そして衆院選決戦に全力決起します!

生活保護が3兆円!この国の底が抜けた 大阪 松原一平

 この国の底が抜けた――『NHKスペシャル生活保護3兆円の衝撃』(NHK取材班著)を読んだ感想だ。同書は、大阪NHK取材班が報道して坂田記念ジャーナリズム賞を受賞したNHKスペシャルを書籍化したものである。
 私は、2010年に入院中に就業規則により不当解雇された。それ以降毎年のように入退院を繰り返し、身体障害福祉・月5万円足らずの障害年金だけでは生活も成立せず、介護保険利用と保険特約の介護給付で死亡保険と同等の支給で生きてきた。したがって、金が尽きると必然的に生活保護。
 この本を読んで、飢餓状態に直面している労働者の叫びが聞こえてくる。
 障害者枠も、経理・財務では決算まで求める簿記2級以上の即戦力の募集のみ。働かないのか働けないのか、企業の即戦力以外雇わないと悲鳴を上げる自立・就職支援の行政現場、受給者の実態。20万円給与と医療費が支給される12万円生活保護費の生活水準が変わらないと50代労働者。心が折れていく20代。インターネット喫茶や個室ビデオ店に寝泊まりする、ビデオ店で立ったまま眠るなど見えないホームレス。即戦力を求める企業、就労支援定着率は2・3%。
 かつては西成の日雇い労働者はルンペンプロレタリアートとして最下層であったが、現代世界ではすべての労働者が最下層にたたき込まれている。
 もはや賃金奴隷の鉄鎖を断ち切る以外に生きていけない。身に寸鉄すら帯びない労働者が資本家から社会的生産手段を奪い取り、真の人間性を奪還し、人類の明るい未来を創造するしかない。実態は戦後最悪を超えたということは、工場法以前に回帰したということ、資本主義の根底的打倒の時代に突入したということでしょう。

誰も安倍に怒ってる 杉並区民を訪ね実感 東京 N

 いよいよ衆院選決戦が始まりました。先日、鈴木たつおさんの推薦をお願いするために杉並区民を訪問しました。実感したことは、みんな安倍の戦争・改憲政治やアベノミクス、原発推進に怒っているということです。
 私は国鉄解雇撤回10万筆署名と星野再審署名に協力してくれた区民を訪ねました。安倍政権が追い詰められて解散・総選挙に訴えたこと、鈴木弁護士が安倍・自民党を打倒するために立候補することを話しました。そして鈴木さんが動労千葉顧問弁護団であり星野再審弁護団長であること、だから「この勝利のためにも鈴木さんの推薦を」と訴えると、多くの区民が快く引き受けてくれました。
 安倍政治への怒りは、区民のほうからあふれ出してきました。「ずっと貧乏の中を生きてきた」という81歳の一人暮らしの男性は、医療費負担や年金削減で高齢者を苦しめる政治への憤りを語り、推薦状に「貧乏人がしあわせに暮らせる社会を望みます」と書きました。50代の女性は、カネやモノで票を買っている自民党の政治家を「本当に許せない」と語り、推薦してくれました。こうした区民の怒りの声にじかに触れて、私は私たち鈴木陣営への区民の期待の大きさと責任を感じて、胸が熱くなりました。
 鈴木さんの革命的政治家としてのスケールの大きさと迫力、階級的正義、獲得力は他政党・他候補のすべてを圧倒しています。私たちが鈴木さんとひとつになって、区民の怒りを結集すれば、石原伸晃や民主党、日共スターリン主義なんか、絶対に打倒し勝利できると思います。
 ロシア革命でも首都ペテルブルグでの選挙戦が決定的に重要だったように、東京8区での革命派の闘いは巨大な全国的意義をもっています。地域限定の「蜂起」戦です。すべての力を投入して、創意あふれる選挙戦を思いっきりやりましょう。

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