革共同加盟の決意書

週刊『前進』08頁(2659号08面03)(2014/12/01)


革共同加盟の決意書


 この秋、革共同に加盟した女性労働者の加盟決意書を一部割愛し紹介します。この熱い思いとともに革命勝利へ闘いぬこう!(編集局)

 私は1963年生まれで今年51歳になります。初めて革共同を知ったのは小学校3年の時でした。およそひと回り年上のいとこが当時、中核派に在籍していて、私に中核派のことを誇らしげに話してくれました。家がとても貧しかった私には、世の中を変えるため真っ向から権力に立ち向かっていく中核派の方々がヒーローに思えてなりませんでした。
 1982年、私は高校を卒業し社会人となりました。入社してすぐに労働組合に入りました。労働者である限り資本と闘わなければならない、その信条が強く芽生えていたからです。いつも心の中には革共同がありました。しかし当時の私には革共同は雲の上のスターのような存在で、ただあこがれを心の糧にするしかありませんでした。
 でも私は労働者として永久に資本と闘い続けるという決意を片時も忘れず生きていこうと心に決めました。社会に出て32年。バブルが崩壊し会社がつぶれてから随分職場を転々としましたが、労働組合もない中、一人孤独に会社に闘いを挑みました。残業代の未払い、休憩時間の短縮、給料の削減などが理由です。
 職場ではいつも一人ぼっちの孤独な闘いでした。でも妥協はできませんでした。一度資本側の言いなりになれば、あいつらはどんどんつけ上がり増長していく。それを許すことができなかったのです。労働者は機械の部品でも資本家の道具でもありません。一人の尊厳ある人間なのです。
 もちろん一人の闘いはいつも敗れ、疲れはて職場を去るしかない。その繰り返しでした。会社都合で突然の解雇を言い渡された時も「あなた方はいらなくなった部品を捨てるように労働者のクビを切るのか」と闘いました。結果はやはり私の敗北に終わりました。さんざん疲れはて、不要になった部品のようにこの世から抹殺されてしまう、政府に殺されてしまうと恐怖感すら感じました。
 ことに安倍晋三には嫌悪以外の何ものも感じません。法人税を下げ、消費税を上げて格差をつくり出し、この国を再び戦争のできる国につくり変え、労働者を虫けらのように殺そうとしている。
 私はいつも革共同を思っていました。テレビも新聞も一切、革共同のことは報じてはくれません。しかし私は革共同は激しく闘っていると信じていました。
 ある日、革共同に私の40年間の熱烈な思いを伝えたくて、前進社へ一通の手紙を出しました。その時は革共同のどなたかに手紙を読んでいただければいい、ただそう思っていました。
 しかし革共同の方がわざわざ私を訪ねて来てくださった上、『前進』まで手渡してくださったのです! 信じられない気持ちでいっぱいでした。
 初めて『前進』を手にした時は緊張で手が震えたほどです。「生きさせろ!」という文字が目に飛び込んできた時、強い衝撃と深い感動で打ち震えました。なんて素晴らしい言葉でしょう! 労働者の魂の叫びを聞いた気がします。それはまた私の叫びでもあることに気づかされました。このままむざむざ政府と資本家に虫けらのように殺されてたまるものか! 生きさせろ! 強い思いがこみあげてきました。
 今、革共同は雲の上の存在ではなく、真の労働者の党として、私の目の前に存在しています。革命は選ばれた革命家によってではなく、労働者の団結によって必ず実現できる、革命は労働者の仕事なのだと教えてくださり、私に「ともに闘おう」と手を差し伸べてくださっているのです! これでたった一人で孤独に闘ってきた日々が報われるような気がします。
 ぜひ私もみなさんの仲間のはしくれに加えていただきたいと強く望みます。どうぞよろしくお願いいたします。
宮本ゆみ

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