11・2弾圧 逮捕の3学生奪還 完全黙秘と団結の勝利
週刊『前進』08頁(2659号07面03)(2014/12/01)
11・2弾圧
逮捕の3学生奪還
完全黙秘と団結の勝利
(写真 完黙を貫いて弾圧に勝利し奪還された3人の学生は会心の笑みでファイティングポーズ【11月21日】)
安倍が衆院解散を宣言した11月21日午後、11・2労働者集会後のデモで不当逮捕され勾留されていた学生3人が、全員不起訴で元気に奪還されました!
鈴木たつお法大弁護団長を先頭とした弁護団の奮闘と、京大をはじめとした全国学友の闘い、何より3学友の完全黙秘・非転向の闘いが国家権力をギリギリと追いつめ、ついに警視庁は不当逮捕から20日目にして3学友を釈放せざるをえなくなったのです!
「獄中で完黙を断固として貫いた。その間、11・4京大公安摘発の大勝利があり、僕たちの闘いは全国のお茶の間に報じられた。いよいよ安倍打倒へ闘いを爆発させる時だ」(首都圏学生・A君)
「今回の獄中闘争を経て、完黙は誰でもできる闘いだと実感しました。世界は激しく動いています。来る総選挙決戦と11・30高槻現地闘争が楽しみです」(京大生・B君)
「獄中で国家権力の許しがたさを身をもって感じるとともに、敵は追い詰められて必死になっていると確信しました。安倍は解散・総選挙で完全に墓穴を掘った。労働者や学生の怒りの声は満ちあふれている。この怒りの声をすべて獲得する選挙戦にしましょう」(京大生・C君)
3学友は国家権力に対するすがすがしい勝利感と、次なる闘いに向けた熱い闘志をみなぎらせています。
11・2弾圧は、日帝・安倍政権が解散・総選挙を前にして、階級的労働運動と学生運動に少しでも傷をつけようと狙った政治弾圧でした。しかし、そのもくろみは11・4京大公安刑事摘発の勝利と11・12京大集会の成功によってたちまち粉砕されました。焦った権力は11月8日にA君の自宅、10日に動労千葉のDC会館、11日に前進社本社、13日に京都大学熊野寮へ家宅捜索を行いました。京都府警ではなくわざわざ警視庁の機動隊が120人体制で熊野寮を捜索するのは異例であり、京大生と全国学生、そして獄中で完黙を貫く3学友の闘いが安倍と国家権力中枢をどれほど追いつめたか、この事実を見ても明らかです。
また、この過程で安倍政権は、国際テロリスト財産凍結法を19日の参院本会議で成立させました。許しがたいことに、日本共産党はこの極悪の治安弾圧法に党を挙げて賛成し、安倍の戦争政治に完全に加担しました。これに対し、獄中3学友と全国学生の団結した闘いは、7・1情勢下での治安弾圧を敢然と打ち破り、勝利の展望を切り開いたのです。
いよいよ安倍にトドメをさす衆院選決戦へ! 全学連は東京8区(杉並区)から出馬する鈴木たつお弁護士を全面的に支持し、ともに闘います。全国の学友は杉並の地に駆けつけ、鈴木さんとともに闘おう!
(首都圏学生・J)