動労千葉、前進社、京大熊野寮 不当捜索を弾劾する

週刊『前進』06頁(2657号05面03)(2014/11/17)


動労千葉、前進社、京大熊野寮
 不当捜索を弾劾する


 11月11日朝、日帝国家権力・警視庁は、11・2労働者集会後のデモにおける学生3人への「公務執行妨害」のデッチあげ弾圧を口実に、前進社本社への家宅捜索を行った。これに前後して警視庁は、不当逮捕され完全黙秘・非転向で闘う学生A君の実家(8日)、動労千葉のDC会館(10日)、京都大学熊野寮(13日)に家宅捜索を行った。日帝・安倍の意を受けた警視庁による違法・不当な家宅捜索を徹底的に弾劾する。
 警視庁は前進社本社への捜索において、11・2集会を報道した本紙第2656号や号外などを不当に押収した。「戦争か革命か」の歴史選択をかけた2010年代中期階級決戦の真っただ中において、日帝国家権力は革共同への組織破壊を狙い、それにとどまらず動労千葉をはじめとする階級的労働運動の圧殺を狙ったのだ。とりわけ労働組合への弾圧は団結権の破壊・侵害であり、断じて許すことができない。
 この間、11・2労働者集会の大成功に続いて、動労千葉訪韓団の訪韓闘争が日韓連帯の新たな地平を切り開き(記事6面)、さらに11月4日の京都大学同学会の学生たちによる公安刑事摘発の大勝利と11・12京大集会(記事1面)の大高揚がかちとられた。一連の不当捜索は、これらの胸のすくような闘いの前進と勝利の地平に対する、日帝・安倍の恐怖の表れであり、深刻な打撃感の吐露だ。だが、それらは全国の闘う労働者・学生の怒りの炎を一層燃え上がらせ、ますます広範な人びとの決起を生み出すものでしかない。
 この間の衆院解散・総選挙への動きは、政権発足以来最大の危機にあえぐ安倍の必死の延命策であり、日帝支配階級にとって「安倍の後はない」という焦りに駆られた絶望的なあがきである。追い詰められているのは安倍の方だ!
 不当逮捕された3人の学生は、警視庁公安部による連日の取り調べ攻撃に完全黙秘・非転向を貫き、全国の闘う労働者・学生と心を一つにして元気に闘い抜いている。3学生をただちに奪還し、安倍打倒の11〜12月決戦へ突き進もう!
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