法大武田君処分撤回裁判 原発翼賛の姿を暴く 当局側証人を徹底的に追及
法大武田君処分撤回裁判
原発翼賛の姿を暴く
当局側証人を徹底的に追及
11月5日、東京地裁民事第25部(矢尾渉裁判長)において、法大文化連盟委員長・武田雄飛丸君の「無期停学」処分撤回を求める裁判の第7回口頭弁論が行われた。
今回からいよいよ証人尋問に入る。今回の証人は鈴木靖(処分当時の国際文化学部長)、宮崎伸光(前学生センター長)、浅野広人(当時総務部庶務課長)だ。
法大当局はなんと傍聴券配布所に約50人もの教職員を動員した。教員までもが授業や業務を投げ出して駆けつけることはきわめて異例だ。これは、11・2集会を前後する過程で何人もの新たな法大生が闘いに決起したことに対する法大当局の激しい危機感の表れだ。
弁護団による反対尋問は、処分粉砕にむけた新局面を切り開いた。
第一に、処分は学生センターが主導したということを明らかにした。教授会はその意を受けて処分に踏み切った。恣意(しい)的な処分であることは明らかだ。
第二に、学祭実行委員会を焦点にしたことだ。武田君の抗議が学祭実を崩壊寸前まで追い詰める中で、当時の学祭実委員長・宇田川裕史こそ弾圧要請の張本人であったことを明らかにした。
第三に、原発翼賛大学としての法大の姿を暴ききった。放射能影響研究所理事長・大久保利晃の講演に対する武田君の弾劾闘争について、鈴木靖は「大学の名誉を著しく傷つけた」と述べた。また「大久保が全社会的に批判されているのを知っているか」という武田君の尋問に対し、「(大久保)先生は国際的に活躍されている」「内容が妥当かどうかは関係ない」などと言い放った! 絶対に許せない。
公判後の報告集会では、裁判闘争、11・2デモで不当逮捕された3学生の早期奪還、京大公安警察摘発事件の全社会化、そして12・6国会デモを闘いぬき、この11〜12月決戦を来春「戦争・安保国会」粉砕の序章にしようと誓い合った。
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法大武田君弾圧裁判
第4回公判
11月17日(月)午後1時30分 東京地裁
武田君処分撤回裁判
第8回弁論
12月17日(水)午後1時30分 東京地裁
(傍聴券配布のため30分前に裁判所脇に集合)