高槻市に抗議行動 園芸協同組合・水平同盟・労組 「植木団地守るぞ!」

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週刊『前進』06頁(2654号06面03)(2014/10/27)


高槻市に抗議行動
 園芸協同組合・水平同盟・労組
 「植木団地守るぞ!」

(写真 抗議・申し入れにおもむいた高槻市庁舎前に赤いのぼりが林立し、入り口で立ちふさがる市当局を圧倒した【10月20日】)


 10月20日、大阪の高槻市富田(とんだ)園芸協同組合、全国水平同盟高槻支部、植木団地労働組合が呼びかけた高槻市に対する抗議・申し入れ行動がぶち抜かれた。
 平日の昼休み、小雨にもかかわらず、植木団地の労働者をはじめ関西各地の労働組合、全国水平同盟西郡支部、婦人民主クラブ全国協議会など共闘の仲間40人が結集した。
 高槻市役所前には、「植木団地 守るぞ!」と書かれたのぼりや各労働組合と婦民の旗、水平同盟の荊冠旗(けいかんき)が林立した。高槻市による植木団地からの退去通告に対する「追い出し絶対反対」の初めての大衆的抗議行動を戦闘的に闘いぬいた。
 高槻市は阻止線を張るかのように玄関前に数十人の職員を整列させ、戦々恐々としている。道行く人びとに吸い込まれるようにビラが渡されていく。植木団地の労働者と共闘の労働者は次々にマイクを握り、職場を奪い生活を破壊し団結を解体する植木団地追い出しを弾劾した。また、市役所で働く労働者にともに立ち上がることを訴えた。
 宣伝行動を終え、代表団が市長に申し入れに向かおうとしたところ、市は「面会の強要だ」といって、代表団が庁舎に入ることを阻止してきた。ふざけるな! 市の対応を弾劾する声であたりは騒然となった。
 植木団地担当の農林課特命チームの職員がいつものように尊大にしゃしゃり出てきたが、「市長への申し入れだ。関係ない。引っ込め」と一喝すると、一言もなく引き下がっていった。
 代表団を阻止できなくなった高槻市は、代表団を庁舎に入れ、抗議申入書を受け取らざるをえなくなった。代表団は高槻市長あての3団体の抗議申入書と、植木団地労働組合の結成通告書と団体交渉申入書を手渡した(写真)。この行動を突破口に、11月30日の植木団地現地闘争に攻めのぼろう!(大阪北部ユニオン・上園耕作)

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植木団地 同和対策事業として高槻市に土地を提供させて高槻市富田園芸協同組合が1975年3月の設立以来39年間、園芸を営んできた場所の名称。面積は約2万6千平方㍍。

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10・31寺尾差別判決40カ年糾弾!
狭山第3次再審闘争に勝利しよう
 10・31狭山集会

広島 10月31日(金)午後6時30分 
 広島市西地域交流センター(いきいきプラザ)
 主催 部落解放広島共闘会議

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