10・21国際反戦デー イラク・シリア空爆やめろ 320人が渋谷デモ 〝安倍の戦争政治たち切ろう〟
週刊『前進』06頁(2654号05面01)(2014/10/27)
10・21国際反戦デー
イラク・シリア空爆やめろ
320人が渋谷デモ
〝安倍の戦争政治たち切ろう〟
(写真 国会デモを闘いぬいた学生と勤務を終えた労働者が続々と集まり、「安倍政権打倒」を訴えた【10月21日 代々木公園】)
10月21日夕方、全国労組交流センターと全学連が呼びかけた「イラク・シリアへの空爆反対! 安倍の参戦を許すな! 10・21国際反戦デーデモ」に320人の労働者・学生が結集し、渋谷の街を席巻(せっけん)する大デモを行った。
デモに先立ち、代々木公園ケヤキ並木で集会が行われた。全学連の坂野陽平書記長が司会を務め、最初に東北大学の学生が昼の法大デモと国会デモの成功を報告した。
続いて、動労千葉の川崎昌浩執行委員と全学連の斎藤郁真委員長が主催者あいさつに立った。川崎さんは「国鉄解雇撤回10万筆署名は7万3千筆を突破し、全国33カ所の国鉄集会がすべて大成功しています。この力で11・2集会の成功をかちとりましょう。労働運動の復権が今ほど求められている時はありません。きょう参加したすべての仲間が組織者となり、11・2集会に大結集しましょう」と訴えた。
次に斎藤委員長がマイクを握った。「今日は71年前に学徒出陣壮行会が行われた日であり、また48年前にベトナム反戦ゼネストが闘われた日です。今、イラク・シリアへの空爆が行われ、安倍はこれに参戦しようとし、日米安保ガイドライン改定を狙っている。奨学金を返せない学生を自衛隊に入れようとしている。絶対に許せない! 学生自治会を再建し、労働運動とともに戦争を止めるために闘います。今日は戦争反対の声を全世界にとどろかせよう!」
司会の坂野書記長が「天下無敵の労働組合の登場です!」と紹介して、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会を始めとする首都圏広域労働組合連絡会(首広連)の仲間が歓声を受けて登壇した。鈴コン分会の吉本伸幸書記長は「団結して闘えば勝てる!」と迫力のアピールで会場を大いにわかせた。
動労水戸の木村郁夫書記長、自治体労働者、教育労働者がそれぞれ決意を表明した。カンパアピールをはさんで憲法と人権の日弁連をめざす会の鈴木達夫弁護士が発言に立った。鈴木弁護士は「『1%』の資本家の利益のために、私たちは絶対に命を捨ててはならない。そして『自衛の戦争』などという言葉に絶対にだまされない。この二つを肝に銘じよう。安倍の戦争政治を断ち切るために11・2集会の大成功をかちとろう」と呼びかけた。
星野文昭さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の共同代表・星野暁子さんは「希望と未来は私たちの闘いの中にあります。星野文昭を70歳までに奪還しましょう」と訴えた。最後に学生と青年労働者が決意を表明し、いよいよデモへ出発!
「イラク・シリアへの空爆反対!」「11・2で安倍を倒そう!」――沿道の人びとが携帯のカメラをかざして注目する中、渋谷の繁華街から宮下公園の先まで元気に行進。最後に11・2集会1万人結集へ職場・学園・地域から総決起することを誓って締めくくった。