さあ日比谷野音大結集だ
さあ日比谷野音大結集だ
関西 3労組共闘の団結固く 国鉄全国運動が正式に発足
10月17日、大阪市の港区民センターで国鉄闘争全国運動関西・準備会主催の集会が開かれ320人が結集した。準備会結成から2年、ついに国鉄闘争全国運動関西の立ち上げが宣言された。
基調を提起した国労近畿地本の富田益行さんは、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部と全国金属機械港合同、動労千葉の3労組共闘が国鉄分割・民営化への危機感を土台にして始まり、国鉄闘争を基軸に発展してきたことを明らかにし、3労組共闘こそ労働運動をよみがえらせる推進軸だと訴えた。また大阪市長の橋下徹を打倒する闘いの勝利に触れ、「国鉄決戦基軸で闘い階級的労働運動を全国的に台頭させよう」と呼びかけた。
国鉄労働者全員が登壇し、動労西日本の大江照己委員長が「『動労総連合を全国に』は青年が待ち望む方針だ」と断言。
動労千葉の田中康宏委員長は「1047名解雇撤回ですべてをひっくり返そう。労働組合をよみがえらせれば時代は動き出す。11・2へ結集しよう」と力説した。
関西地区生コン支部の西山直洋執行委員は、「安倍政権と資本家の攻撃を見抜き、本気で闘う。定期大会でスト方針を決める。安倍政権打倒の闘いを全国に広げる」と決意を述べた。
関西合同労組の黒瀬博匡委員長が鈴木コンクリート工業分会の勝利を報告し、八尾北医療センター労組の灰垣美佐子書記長は結成されたばかりの高槻富田の植木団地労組が集会に結集していると紹介した。会場全体がこれに拍手で応えた。
高槻医療福祉労組の村山裕子委員長は「高槻医療福祉労組は国鉄闘争全国運動関西への参加を決定した。労組に恐怖する経営に対しスト権を確立した」と報告した。
日教組奈良市の増田順計書記長は「組合でストライキを闘おうと呼びかけ討議してきた。必ずストをやり抜き、強大な労組をつくる」と語った。
全学連の学生は10・21国際反戦デー闘争への決意を述べた。橋下打倒の闘いを代表して大阪市職の赤田由行さんが仲間と一緒に登壇し「橋下打倒から500万自治体労働者の闘いをつくり出す」と確信も固く訴えた。
港合同の中崎典和副委員長は「団結権を認めない中曽根の国鉄分割・民営化や橋下と断固として闘う。官民連帯で闘い抜く」と宣言した。ス労自主の上村敏行副委員長が集会をまとめた。
国鉄解雇当該が先頭に立ち 福岡、秋田で集会
●福岡の集会は10月19日、国鉄闘争全国運動・九州の主催で行われ、45人が集まった。竹内良夫代表のあいさつ、最高裁で勝利判決をかちとった虹ケ丘学園労組の野下英二委員長の発言の後、国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんが基調を提起し、「国労再生へ必死で努力してきたが、今の国労に未来はない。今こそ全国に動労総連合を」「11・2集会から安倍打倒の新たな闘いを」と訴えた。被曝労働を告発して闘う梅田隆亮さん、NAZENナガサキ、NAZEN福岡の発言が続き、川内原発再稼働阻止の決意を固めた。合同労組レイバーユニオン福岡の吉田理委員長が雇い止めを粉砕した福岡産業開発の仲間とともに勝利を報告。手嶋浩一代表が「闘う労組をつくる実践を」と集会をまとめた。
●秋田では10月19日、宣伝行動と総決起集会、デモが打ち抜かれた。秋田駅前の宣伝行動では1時間で112筆の国鉄解雇撤回署名が集まった。集会では国労秋田闘争団の小玉忠憲さんが基調を提起し、「動労総連合を全国に建設する闘いが一切の核心。11・2に総結集を」と訴えた。国労郡山工場支部の橋本光一さんが講演し、外注化後の職場での格闘などを明らかにした。集会後、JR秋田支社前で「小玉さんの解雇を撤回しろ! 外注化をやめろ!」とシュプレヒコールをあげ、駅前を一周するデモに出た。
郡山と青森で
●郡山の集会は10月16日、36人が結集した。国労郡山工場支部の橋本光一さんが10・1外注化強行後の職場の状況などを語り、団結破壊の攻撃に対し動労千葉や動労水戸の闘いの質を貫くと述べた。動労千葉争議団の中村仁さん、国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが10万筆署名の貫徹と11・2集会への参加を訴えた。青年労働者や介護労働者、双葉郡から避難中の元国鉄労働者が発言。国鉄署名の街頭宣伝で出会った民間労組の役員も集会に参加した。
●青森の三八労働者集会は10月17日、八戸市で開かれ101人が集まった。南部バス労組の間山正茂委員長とNAZEN青森の岩田雅一共同代表があいさつし、「希望の牧場」代表の吉沢正己さんが「原発時代を終わらせる」と訴えた。動労水戸の国分勝之副委員長が常磐線竜田延伸阻止の闘いを報告して11・2集会への結集を呼びかけ、百万人署名運動青森県連絡会の中道雅史代表が集会をまとめた。集会に先立ち、地区の仲間はJR職場へのビラまきに決起し、「動労総連合を全国に」の実践に着手した。