団結ひろば 投稿コーナー

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週刊『前進』06頁(2653号06面04)(2014/10/20)


団結ひろば 投稿コーナー

一人でも多く一日も早く『前進』配りたい ふくしま合同労組 M

 9・11郡山工場闘争後の会議で、郡工ビラまきをやりたいという話になりました。「22日なら俺も行ける。そして、その日は『前進』の発行日、『前進』を配りたい」と仲間に提起しました。
 9・11闘争以降、郡工内は分岐が始まり、職場の仲間は今、戸惑いや動揺があるに違いない。何より、橋本さんの仲間たち、郡工の仲間たちの一人でも多く、少しでも早く、9・11闘争の報告をしたかったのです。だから、郡工ビラは『前進』(9・11闘争報道特集号)の発行日の22日朝以外に考えられませんでした。「やろう」と決まり特別に『前進』400部を届けてもらうことにしました。
 平日の急な決行にもかかわらず、6人の仲間が結集。職制を無視し、300部以上の『前進』を配り切りました。もちろんその日も、ふくしま合同労組の腕章を付けました。「仲間です。一緒に戦おう!」というアピールです。多くの郡工の仲間、職制までもが腕章をチラチラと見ていることが分かりました。
 新たな闘いは始まったばかりです。すべての労働者、青年は団結し、ともに闘いましょう!

三里塚裁判を傍聴し勝利の強い確信得た 東京 高村宏信

 10月8日、東京高裁大法廷で開かれた市東孝雄さんの農地裁判控訴審第3回弁論を傍聴した。朝から、ビラまき・情宣活動、裁判所包囲デモ、反対署名提出などがあったが、かつてない勝利感をつかんだ1日だった。
 更新手続きとして、市東さんと弁護団の意見陳述が行われた。市東さんは静かな口調だが堂々と、「私はこの農地で、死ぬまで人に役立つ農業を続けていく。耕作者の同意なく農地を売買できるのか。農業者でもない空港会社がなぜ農地を所有し賃貸できるのか」と鋭く追及した。最後に、容器に入れた自らの畑の土を裁判長に手渡したとき、裁判長は「ありがとう」と言った(⁉)。
 農地法の基本精神を踏みにじっていること、耕作者の同意のない買収、それを15年間も隠したこと、対象地の特定の誤り、一審の千葉地裁・多見谷判決のデタラメを、弁護団が一点のくもりもなく暴露した。法廷からは、圧倒的な拍手、「異議なし、そのとおり」の声が鳴り響いた。
 空港会社・千葉県側は「一審判決の通りです」というだけで、控訴審で一切の論議をする必要がないという態度だ。論議する内容がない、論議に自信がないのだ。ただただ、一審と同じ反動判決を期待し、終始うつむき、暗い顔だ。
 次回の法廷は5カ月後の来年3月だ。この流れを見て、勝利の強い確信を得た。
 昔から、「謀書謀判(ぼうしょぼうはん)」という言葉がある。空港会社のように、公文書の偽造、印鑑の偽造の場合、律令(りつりょう)時代では「遠流(おんる)」、江戸時代では「市中引き廻しの上、獄門(ごくもん)」だった。現在では、何にあたるか? 空港会社は下を向いていないで自覚しろ、と言いたい。

全共闘だった皆さん再び立ち上がろう! 元全共闘 神奈川 S

 今この日本の暴虐(ぼうぎゃく)の風に黙っていることができず! 10月12日、約30年ぶりに三里塚の大地・全国集会に参加した!
 数歩、思い切って気持ちを進めた! 市東さんの畑の土は暖かかった! 三里塚は熱かった!
 ここに闘い方のすべてがあった! ここに安倍を倒せるベクトルがある! 日本を変革する芽がある!
 ここに来るまで、私は誇りを持って子どもに孫に伝えていた! おじいちゃんは全共闘だった! 学園で権力と闘った! ベトナム反戦! 70年安保・沖縄闘争! 社会変革を試みたあの時の私たち! 自分が犠牲(ぎせい)になろうとも体ごと闘った私たち! 全国の数十万人もの先輩たち、仲間たち! 70年安保が戦争につながると危惧(きぐ)していた!
 それが今! 今なんだ! 日本の軍隊が米軍と共に世界へ戦争しに行く! こんな国にさせたくなくて闘ったのではないのか! 安倍政権のような極右政権にしたくないから闘ったんではなかったのか!
 再び立ち上がる時が来た! 団塊(だんかい)の世代が! 私たちには国を変える力がある! 再び闘いの場へ! 豊富な知恵の提供を! 資金の提供を! 私たちには闘う時間と資金がある! 私たちこそ先頭に立とう! 私たちが闘えば安倍を倒せる! 全原発を廃炉にできる! 戦争を止められる! 社会を変えられる! 動労千葉・動労水戸のように闘おう! 三里塚反対同盟のように闘おう!
 今起(た)たねば! 私たちの子が孫が若い人たちが殺される! 世界の人びとを殺すことになる! 今であればまだ間に合う! 阻止できる! そして! 当時、ともに闘った星野文昭さんをなんとしても奪還(だっかん)しよう! 私たちには闘う仲間としての責任がある!
 11月2日に日比谷野音へ集まろう! そこには闘うすべてがあるから! 団結がんばろう!

サムソンを労災告発し闘う家族を映画化 東京 芦野かおる

 今春、自主制作された映画「もうひとつの約束」が韓国で公開された。サムソン電子の半導体工場に就職したファンユミさんは白血病を発症し、07年に22歳で亡くなった。この映画は、娘の労災認定を求めて巨大企業サムソン電子に立ち向かった父・ファンサンギさんの現在進行中の闘いを映画化したものだ。
 韓国トップ企業サムソンの系列工場でがんにかかった労働者は名乗り出ているだけで233人(うち98人死亡)。
 日本特別上映会が、11月14日に愛知(名古屋市教育館講堂)、15日大阪(エル・おおさか南ホール)、16日東京(なかのZERO小ホール)で予定されている。いずれも午後6時開場、6時30分開演。
 サムソンの無労組支配を打ち破った非正規職労組の闘いとともに絶対非妥協の労働者の闘いがここにある。必見!

集団的自衛権反対で弁護士8百人がデモ 東京 N

 10月8日夜、日本弁護士連合会の主催で集団的自衛権行使に反対する集会とデモが行われた。全国の弁護士800人を中心に労働者など3千人が東京・日比谷野音で集会を開き、銀座をデモした(写真)。
 安倍政権が一片の閣議決定で憲法9条を破壊し、戦争の道に踏み出したことへの怒りと危機感は全国の弁護士会に広がっている。全国から弁護士が大挙結集し、労働者学生とともに「戦争反対」のデモをしたことは決定的に重要である。「憲法と人権の日弁連をめざす会」の弁護士もともに闘った。この力を11・2労働者集会へ!

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