国際労働運動 11月号 ロサンゼルス統一教組の闘い

週刊『前進』06頁(2653号06面03)(2014/10/20)


国際労働運動 11月号
 ロサンゼルス統一教組の闘い


【特集】
 07年以来、11月集会に参加し動労千葉、労組交流センター教育労働者部会と連帯してきたアメリカの教育労働者が今春、全米第2の巨大教組、UTLA(ロサンゼルス統一教組)の権力を奪取(だっしゅ)した。このUTLAの新副委員長が11月集会に参加する。
 第Ⅰ章は、アメリカ労働運動の中で教職員組合が新自由主義を阻む最大の「岩盤」であり教組破壊をめぐる攻防が階級戦争の焦点であることを明らかにする。
 第Ⅱ章は、米帝の労組破壊を核心とする新自由主義の「教育改革」とそれを推進する帝国主義労働運動との闘いの歴史をたどる。
 第Ⅲ章は、UTLAの闘う勢力が巨大労組権力を奪取するまでの職場・地域での組織化の具体的な姿を描く。08年にロサンゼルスで開催されたアメリカ・カナダ・メキシコ3カ国の教組会議が、闘う活動家を生み出す場となった。参加した活動家がシカゴで35人のフラクションをつくり、2年間で2万7千人のシカゴ教組の権力奪取に成功した。このシカゴの勝利がロサンゼルスでの権力奪取につながった。この両労組の闘いを知ることで、日米連帯はいっそう実り豊かになる。
【ニューズ&レビュー】
▽韓国民主労総の現代自動車非正規職支会が、下請け労働者全員が正規職として認められるべきだという判決をかちとった。
▽1926年の歴史的ゼネスト以来の衝撃を与えたイギリス公共ゼネストを始めとする闘いと争闘戦激化でEUが崩壊的危機に瀕(ひん)している。

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